思わせぶりな因果 | 仕舞屋の蔵

仕舞屋の蔵

ブログの説明を入力します。

{5F9ECB6C-A360-40D2-B90A-1DDDD5F9715E}


<思わせぶりな因果>


今年も残すところ100日を切りました。

秋色の深まりとともに陽の傾きは早くなり
それと歩調を合わせるように
年が急ぎ足で暮れていく気がします。


ただ、この時期はそんな物悲しさを
誘うばかりではありません。
果物や穀物などの実が色づく
喜びの季節でもあります。

そう、実りの秋です。

****

植物が美味しい実をつけるのは
動物にそれを食べさせて
種を遠くに運んでもらうためだ。

****

植物の生存戦略について
こんな説明を聞いたことはありますか?

自然淘汰という仕組みを考えると
このレトリックは「原因」と「結果」を
逆に語っているような気がして
ひっかかりを禁じ得ません。


自然淘汰とは
環境により適合したものが
よりよく生き延びるという仮説です。

その観点からすると

《種を運んでもらう》という
「意図」を「原因」として
《美味しい実をつける》という
「結果」を招いたのではなく

《美味しい実をつけた》という
「偶然」を「原因」として
《種が運ばれる》という
「結果」に至った

こう考える方が適当ではないかと
思うのですが、どうでしょうか…

要するにこういうことです。

****

ある植物は美味しい実をつけたことにより
動物に種を運んでもらうという幸運に出会い
今日まで生存するに至った。

****



さて、ややこしい話はここまで。
皆さん、お久しぶりです。

うかうかしているうちに
月日はわたしたちを置き去りにします。
とりわけ僕はもうすっかりそれです。

ご機嫌いかがですか。


僕はといえば、これまでどおり週末には
炊事を続けておりますが、
それらを紹介する機会をとんと得ません。

今回は園芸方面の写真で失礼します。

右側の写真は
うちの庭のオリーブの実です。

左側の写真は
先週末に作った寄せ植えです。




#ファインダー越しの私の世界
#写真
#iPhone
#花
#クイーンローズ
#宿根アスター
#ガーデンシクラメン