ぼくゴマちゃん
夜な夜な抜け出して
悪さしてた
ヤンキー時代を
ご卒業したぼく
ママから
こっぴどく怒られて
ヤンキーご卒業した
ぼくちゃん
ぼくは一つ
心残りがあるんだ
お田んぼに隠したまんまの
ぼく達の旗だよ
(詳しくはヤンキー時代を)
その後どおなったのか
気になって仕方ない
夜に抜け出すのがダメなら
ママのお仕事中に
抜け出せば
良いのではないかっ
けどやっぱり
ママ怖い
その時ゆずが言ったんだ
「ゆずが見張ってるわっ
だから
ゴマさん、
行ってきてよ!」
って
ぼくは悩んだよ
稲刈り時期だし
今回だけ
一度だけ
出かける事にしたんだ
お田んぼに着くと
稲刈りしていた
旗を探したら
なんと
コンバインに旗が
おい、おっちゃん
それはぼくのだぞ
おっちゃんは
聞こえないフリして
行ってしまったんだっ
「おーい
おっちゃ~ん!」
あ~ダメだ
こんな時
バイクがあれば
ぼくは帰宅して
ションボリしていたら
ゆずが
『ゴマさん、日中
出かけたのよ』って
うっ鳥しながら
ママに告げ口~
女子ってほんと
おちゃべり好きだよね