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私たちが直面した問題とは、「ママたちはもっとコミュニケーションの場が必要」だということ。

イベントを主軸に活動を広げていった背景には、小さな託児付のカルチャー講座は、事業とするには採算が合わず、企業協賛をたくさん取らなくては、継続ができないという事実に直面した過去がありました。

クリスマスパーティcooking教室♪
2006年12月のお料理教後に実施した企業のPRタイム スタッフの旦那さんがPRしてます。

1年半の活動で、2000人以上のリアルネットワークがひろがったエコマムでしたが、私が営業活動を頑張れば頑張るほど、現場に足を運ぶ機会が少なくなり、いろんな問題がどんどん出てきました。でも、私はママの居場所づくりの活動を永続的に続ける仕組みを作るためには、まずはその活動を支えるビジネスモデルを作る必要があったのです。

そこで、九州中に広まりつつあったエコマムの活動を高宮アミカスで開催しているイベントだけを残し、他の支部は解散。
会社を設立して、営業活動に専念することになりました。


設立当時のスタッフ 私も若いですね(笑) つい最近のことのようです。ロゴも変更しました。

でも、この小さなカルチャー講座こそが、たくさんのママたちの居場所をつくる大きな活動でもあったので、いつかこの活動を再開させたいと私はずっと頑張ってきました。

アイディア満載でやりたいことを次々と実現しているようにママたちから見られている私ですが、実は今までしてきたことのほとんどが、私がやりたいことではなかったりします。
これ、本当に意外だと思うのですが、振り返ってみると、実際は、その時にいる目の前のコミュニティやそこにいる人たちの「やりたい事」というのをヒアリングしていくうちに、「それ、できるからやろうよ!」ということで、弊社で事業化してきたにすぎません。
「グレイスクリエ&エコマムはなんでいつも人が集まるの?」と良く聞かれますが、答えは「コミュニティが必要だと思っていること、欲しいと思うものを提供している」ただそれだけです。

コミュニティの求めている本質を抽出すること、コミュニティを育てていくこと、そのコミュニティでうまくいくビジネスモデルをつくること。
たぶん、私が得意なことはこの三つだと思います。
これは、私がもともと子育て支援を活動のテーマにしているから。
未来の子ども達を育てるママたちの笑顔が増えることだけを目的としているから。
ボランティアは、究極のサービス業。
自己満足や、プロダクトアウト型では、真のボランティアとは言えず、支援をしたい人たちが本当に必要としていて、みんなが喜ぶことだけを提供していかなくてはいけません。
この基盤が、私たちのリアルコミュニティマーケティングの基本理念なのです。 

常にマーケットインの発想で事業を展開しているから、人が集まり続けるのです。

その③につづく…