前回までの記事 その① その② その③ その④ その⑤ その⑥ その⑦

売り上げが低迷していた、人気のない車をBtoBで販売してきた私でしたので、売れないものを売るテクニックを身につけていたのかもしれません。
いろんな物と比較して、大局では敵わない商品だったとしても、それにしかない「いいところ」は必ずあります。他がイマイチだからこそ、そのポイントが思いっきり秀でて見えることもあります。

例の建売住宅がなぜ完売したのかという理由のもうひとつは、ママたちの会話の中にありました。
グレイスクリエ大名サロンでの座談会の様子。弊社にはミニセミナーもできるサロンもあります。

数年前にベストセラーとなったこちらの本。
話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く/アラン ピーズ

¥700
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男性と女性は脳の仕組みが違うと言われますが、男性が見るポイントと、女性が見るポイントが違うことが良くあります。
住宅購入における女性の決定権が年々上がってきている時代にも、住宅メーカーはじめ工務店さんなどもすべて働いているのは男性。
どれだけ考えても、主婦の気持ちにはなれません。
チラシもパンフレットも、営業トークも、すべて空回りしていることも多々あります。

実は、集客プラットフォームにと集まってもらった「おうち起業」ママさんたちに、建売住宅でイベント集客をしてもらおうと物件の下見に行ったのですが、そこで、次から次にそのおうちのいいところを見つけることができたのです。
「あそこがいい!」「ここが素敵♪」「こんなところも凄い!!」

今までなかなか売れなくって自信をなくしていた営業の方には、目からうろこの出来事だったと思います。でも、そこから、「自分の扱っている住宅は素晴らしかったんだ!」と自信を持たれたと思います。
また、その間の会話の中から、クロージングのポイントをこっそりお伝えしました。
BtoBの営業で、業者さんの代わりにエンドユーザーさんにセールスをしていたことも経験としてしっかりと役にたっていたと思います。


トラック協会の記事広告で、ローソンの新浪社長と対談しました。はじめてコミュニティーマーケティイグをビジネスモデルにしてプレゼンしたドリームゲートでの1枚。


私が本当にいいと思ったものは、今までも必ず販売実績をあげてきました。
企業の収益は、お客様が喜んだ数であると思っているから。

普段営業さんとお客様は距離を縮めるまでにすごい時間と労力を要すると思います。
でも、私たちが間で繋ぐことで、瞬時のうちに信頼関係を築くことができます。
もちろん、そのためには、事前に私たちがしっかりとコミュニケーションをとり、クライアント様と、しっかりと仲良くなっておく必要があります。
そして、私たち自身が、その企業の大ファンになっていることこそが成功の秘訣です。

その⑨につづく…