「凡そ兵戦の場は屍を止むるの地 死を必すれば即ち生き、生を幸いとすれば即ち死す」 | 軍師 官兵衛 (地元兵庫県民)のブログ

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2014年NHK大河ドラマ「軍師 官兵衛」を地元兵庫県からお贈りします。

こんにちは、兵庫県民です。
今日はドラマ中のセリフより。






「凡そ兵戦の場は屍を止むるの地
 死を必すれば即ち生き、生を幸いとすれば即ち死す」

『呉子・治兵第三』


訳:呉子はいわれた。

戦場とは屍(しかばね)をさらすところだ。
死を覚悟すれば、生きのびることもできるが、
生きながらえようと望んでいると、逆に死をまねくことになる。

良き指揮官は、穴のあいた船に乗り、
燃えている家の中で寝ているように、必死の心構えでいるものだ。

そうなればたとえどんな智者がはかりごとをめぐらそうと、
勇者がたけりくるってかかってこようと、
どんな敵をも相手にすることができるのだ。

だからこそ軍隊を動かすにあたって、
『優柔不断を避けるべきであり、全軍の禍いは、懐疑と逡巡から生まれる』と
いわれるのだ」