いや、驚いた。小池、猪瀬、若狭の3人組が天下を引っ繰り返しそうだ | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

下村さんも遠藤さんも早めに手を引いていてよかったんじゃないかな、という気がしてきた。
まだほんの一部が見えてきただけだが、報道に現れ始めたところから推測すると、相当根が深い。

これじゃあ、何が何でも小池さんを潰そうとしたのは当然だったかな、と半ば合点がいくようなところがある。

これで週刊誌や夕刊紙、スポーツ紙が追いかけるようになるとどこまで問題が拡がるか分からないような深刻かつ重大な問題に発展して行く可能性がある。
これまで光が当たらなかったところに光を当てるだけの簡単な作業なのだが、ちょっと光を当てるだけでその醜悪さ、異常さが見えてくるのだから、こういうことの調査や捜索に慣れている方々からすると問題の全容を掴むのは早いかも知れない。

火を点けたのは、猪瀬氏と若狭氏の二人である。

今日目に付いたのは、若狭氏のオリンピック・パラリンピック組織委員会の事務所の高額賃料を指摘する一文だった。

え、こんなこと自民党の国会議員である若狭さんが指摘して大丈夫なの、と一瞬思ったが、案の定世間の反応は早い。
あっという間に、大勢の人がコメントを寄せられるようになっている。
ああ、この問題は、もう闇から闇に葬られるようなことはないな。
若狭さんもこれでこの問題から手を引くことは出来なくなったな。
そう、思っている。

若狭さんの出番は、まさにこれからのようである。

小池さんがこれから若狭さんをどのように使うのか分からないが、若狭さんはもうこの問題から逃げることが出来ない。
大変だろうが、しっかりやっていただきたいものだ。

一方、猪瀬氏も動き出した。

猪瀬氏の一文がニュース・ピックスに掲載されていたが、そこで猪瀬氏が紹介したエコノミストの「新国立8万人のウソから始まった五輪と神宮外苑再開発の複合利権」という記事が凄い。
調査報道の見本のような記事であるが、この記事を読んでしまうと、森さんがこれから何を言おうと簡単には信じられなくなる。

胡散臭さで鼻をつまみたくなるような話が満載である。

まもなくリオ・オリンピックは閉会式を迎える。
丁度その頃、2020年東京オリンピック招請活動やオリンピック関連各種事業に関わる闇の解明作業が始まるのではないかしら。

真面目な下村さんや遠藤さん、馳さんなどはこういうことには一切関わっていなかっただろうから、これからどんなことが明るみに出ても驚くことも、傷付くこともない。
外れてよかったですね、と言ってあげたいところだ。

実は、私は大分以前に山口敏夫氏から森さんの退任を求めるいわゆる糾弾文書を見せられたことがある。
内容はよく覚えていないが、うーん、これは問題になりそうだな、と当時思った記憶がある。
ひょっとしたら一連の事業の裏の事情やオリンピック関連事業の闇について詳しいのは、山口敏夫氏かも知れないな。
そう、思い始めたところである。

山口氏は、森さんの退任を求めるという一念で過日の都知事選挙に立候補した人だから、そう簡単に消せるような火ではない。

さて、小池さんが猪瀬さんや若狭さんの力を借りるかどうか。
猪瀬さんや若狭さんの力を借りて、いつ、何を、どうしようとするか。

小池さんの動きからいよいよ目が離せなくなる。

多分、マスコミの皆さんもそうだろう。