◆ハートの流れにまかせる
いったん書き始めたら、手を止めずに時間まで書き続けます。
すこしぐらい文字が乱雑だって、ワケのわからない文章になったってオッケー。
大事なのは、感じていることをどれだけ紙の上にさらけだせるかってこと。
にんげんフシギなもので、自分のほかにはだれも読まないノートだとわかっていても、ついかっこつけちゃったりしてね(わたしだけ??)。
でもそれだと、書いても書いても自分のほんとうにはたどり着かない。
海の底に宝物があるとわかっていながら海上ばかりをぐるぐる探している、まいごの船みたいになってしまいます。
ここはひとつ「きれいに書こう」という野望をサッパリすてさって、いさぎよくもぐってみようではありませんか。
荒々しい炎のようにどうしようもなく、あるいはいずみのようにしずかにわいてくる思いに身をまかせ、ひたすらペンを動かし続けます。
ハートからうまれたものが腕から手、手からゆびさきを通ってペンに伝わり、言葉となって紙にうつしとられていきます。
読み返したり、じっと考え込んで書き直したりしたくなりますが、そこはじっとがまん。
頭で考えはじめると、せっかくのハートからの流れをとめてしまいます。
書いた言葉が「これじゃなかった!」というときには、線で消してかわりの言葉をさっと書いてくださいね。
そのまま気にせず続けます。
あれこれとっちらかって収拾がつかなくて、こぎれいになんてまとまらない(まとまってたまるかっての!)のは、わたしたちが生きてるっていう何よりの証拠。
とっちらかったまま書き進もう。
そうやって気持ちのまま流れのままに書いていくと、自分のなかにちょっとすきまができてきます。
ふーっと空気がはいってきます。
そうするとだんだん見えてくる。聞こえてくる。
怒りを感じたその奥にかくれていた気持ちが。
このいたみが伝えてくれるものが。
寝ても起きても心にはりついているあの夢があれこれにぎやかにしゃべり出す声が。
最初からうまくいかなくても大丈夫。
ちょっとだけでも心のままに書けたら、おめでとう!
しっかり喜んでくださいね。
書くことはいつもそばにいる友だち。
わたしたちからほんとうの言葉がでてくるのを、じっと待っていてくれます。
Enjoy writing!
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いかがでしたか?
書きたくてムズムズしてきた人は、気持ちがアツいうちに書いてみてくださいね。
チラシのウラでもあまったノートでもなんでもOK。パッションを書きとめて!
どんどん書いて未知の自分に会いにいこう
*あと2名 → 1名 →満席