さて奈良3日目です

泊まった土地になるべくお金を落としたいので、ホテルの朝食サービスではなく近くの喫茶店でモーニングを頼みました

もうね、私の人生こういうことだけやってたい

旅行して、現地の喫茶店でモーニング食べる人生


ちなみに脚のガクガクはこの日がいちばん酷かった


そしてこの旅の本来のメインイベント

母校の学祭にきました

校舎は相変わらずピンク色でした


うちの部活の展示も見させてもらいましたよ〜

懐かしいねジオラマ

これ、一人の子が作ったらしいけどすごくない?


今はレーザーの時代なのよ

私たちの時はメジャーとコンパスだけで測ってたけど

文明の発達を感じる


今回のメインテーマ、兵庫県の朝倉城縄張り図

堀切がたくさんあって嬉しくなっちゃいますね!

現地で実際に見た地形から、縄張りの意図を推察してて大変素晴らしい

私たちの頃よりずっとしっかりしてる


機関紙もいただきました

ゆっくり読ませていただきます!


写真撮り忘れちゃったんですけど、この教室での展示だけでなく、ラウンジでも展示を行っていました

お城初心者向けの簡単な用語の説明や、お城で撮影した写真などが見られました

すごくない?がんばってる

えらいよ

おばちゃんはもう孫を見る目で現役の子達を見てたよ


あと、女子の部員もちゃんといるよ!

嬉しいね!!


昔みたいにOBと現役の子の交流会ってあんまりやってないかもだけど、またできたら楽しいだろうなあ

疫病もまだおさまってないから難しいか…

来年も行けたらいいなあ…


というわけで、後輩の元気そうな姿が見られたので満足!

更に移動して京都へ

お昼ご飯は伊勢丹で、但馬牛が乗っかってるオムライスを食べましたよ

美味しかったよ


ここでうちの妹様&姪っ子ちゃんと合流!

なかなか会えない姪っ子ちゃんに顔覚えてもらいたい

「ねーね」って呼んでほしい


そのあと京都ヨドバシさんで、仮面ライダーゼロワンに出てくる不破さんというキャラクターをずっと追い続けているコーナーを生で見れて感激

ちなみに仮面ライダーゼロワンは数年前に放送が終わってるのですが、主人公ですらない不破さんを一心に追い続けていて本当にその狂k情熱がヤバいなと思いました

どうかこれからも不破さんを追い続けてほしい…

私も応援するしまた公式で不破さん出てきてほしい

私も不破さん好きだから…



そんな感じで奈良京都大暴れの旅は無事終了いたしました!

楽しかった…脚まだガクガクだけど本当に楽しかった…

やはり奈良は私の心のオアシス…

疲れた時はまた遊びに行こっと…

朝日に照らされるゆるふわ蔵王権現さま



さて2日目の後半です

近鉄吉野線で橿原神宮前駅へ、そして近鉄京都線に乗り換えて、八木西口駅で下車


今井町にある うのまち珈琲店 さんです!

フォトジェニックなパフェが有名なお店で、一度食べてみたかったんですよ〜!!

今回はクレームブリュレのパフェとアイスコーヒー

噂通りかわいいし、美味しかったです!


暖簾もかわいい

今井町は古い街並みが現存していて、その建物を活かしたオシャレなカフェがあちこちにありました!


ほら…道幅が狭く、入り組んでいる…

大軍が一気に攻め込まないために…守りを堅める必要があったから…

どういうことかと言うと


なんと!今井町、かつては環濠集落だったのですね〜!!

戦の続いた時代、自衛のために防御力を高めた町がつくられるようになりました。今井町もそのひとつ


今はもう、濠は一部分しか残っていません


今井町には「今井御坊」と呼ばれた浄土真宗本願寺派の称念寺があります

今井町は称念寺の寺内町(じないちょう)※として形成されたのです!

その成立は天文10年(1541年)ごろからとのこと。


※寺内町
戦国期、寺や御坊(道場)を中心に形成された自治的な集落のこと。堀と土塁で囲んでいる防御力つよつよタウン

先日も地中から大量の古銭が発見されたニュースがありましたね
この時代、住んでいる地域が戦に巻き込まれそうになると、人々は家財やお金を隠し、戦が終わると手元に戻すようになります
これを「隠物(かくしもの)」といい、足利義輝殺害後の松永久秀と三好義継の抗争の際に、興福寺多聞院から今井町の土倉へ荷物が預けられた記述が残っています

参考資料『城と隠物の戦国誌』藤木久志

いやーこれが見たかったんですよ。最高。



さてまた電車に乗りまして、八木西口駅から石見駅へ


唐古・鍵遺跡です

この建物から飛び出してるアホ毛かわいいですよね


なんと!ここも!環濠集落だったのです!!

しかも濠は5条もありました!!

濠5条やばくない?縦深防御ど真ん中な構造してんじゃん

あれかな

平坦な地形だから地形の防御力に頼れないので濠と土塁で囲んだ感じかな

稜堡式城郭と思想が同じだね

じゃあなんでこの地形を選んだのかな

稲作のためかな

当時の周辺の土壌はどんな感じだったのかな

沼沢地?

教えて詳しい人


ウワーーーーーーーーぜんぜんわからん

(濠が写ってます)


というわけで動画

いつの間にか動画も貼れるようになったのねアメブロくん

動画では濠4条しか映ってないけどほんとは5条あります


唐古・鍵遺跡まで、行きは石見駅から歩いたけど、さすがにしんどくて帰りは近くの道の駅までタクシー来てもらって駅に戻りました

タクシー使います大人なので




さらに石見駅から近鉄郡山駅へ
ここでレンタサイクルを利用
近鉄郡山駅から少し歩いたところにあるカルチャーセンター箱本館「紺屋」さんで借りられます!
希望者にはヘルメットも貸し出してくれます!

歩き回って汗だくだし化粧剥がれてるけど目的達成のためにはなりふり構っていられません
本日のメインディッシュ

稗田町環濠集落!!!

ここはなんと、完璧な形で環濠が残っているのです!!

移動するだけならタクシーでもいいけど、ゆっくりぐるっと回るにはチャリの方が小回りが効くぜ!

チャリ久々に乗ったよ怖かったよ


ここの


角の屏風折になってるとこヤバい(セクシー)


ちなみに「稗田」という地名から分かるように、古事記の編纂で知られる稗田阿礼の出身地とされています

敷地内にある賣太(めた)神社では稗田阿礼を祭神として祀っているのですよ!


この時間になるとレンタサイクルの利用時間ギリギリだったんでゆっくり見れなかったのが悲しい


いや〜……

濠(堀)と土塁、いいですね…

古今東西世界共通の防御の構え…

濠(堀)と土塁は世界を繋ぐ…

今夜はいい酒が飲めそうだぜ…



ということで、近鉄郡山駅から大和西大寺駅乗り換えで新大宮駅へ

今日のお宿はいつもお世話になってる東横イン新大宮店さんです

そこから我々が学生時代に散々お世話になった飲み屋へ

ホラッ!懐かしい!!


も〜美味しいのよ

お酒は奈良のお酒「春鹿」


しみしみのだいこん…

こっちのお酒はゆず酒


家の近くにあればいいのにな〜このお店


この日も一日中動き回って夜はグッスリでした!

次回、最終日!







2日目

朝ごはんは、チェックイン時にお願いしていたおにぎり弁当

できたてホカホカで美味しかった!


さて、前回お話ししていた

・なぜ桜の季節や週末ではないのにロープウェイが動いていたのか?

・吉野と山伏の関係は?


こちらのお寺に答えがあります

金峯山(きんぷせん)寺

前回の記事で書いた修験道の祖・役行者(えんのぎょうじゃ)

彼がここ吉野の金峯山にて修行中、「蔵王権現(ざおうごんげん)」という仏が現れたと伝えられています。

蔵王権現は仏や菩薩、あらゆる神の力を包括したバチクソに強い仏様なのだそうです

吉野は修験道に所縁の深い場所なのですね〜!


そしてなぜロープウェイが動いていたかというと、

この季節

金峯山寺の蔵王堂御本尊、金剛蔵王大権現3体の特別ご開帳が行われているからなのです!

普段は見られない秘仏が、この季節だけ見れるのです!!なんというナイスタイミング!


更に、朝の勤行に参加できるオプション付き!(別途料金かかります)

秘仏が見れて、修験道の勤行にも参加できるなんて中々ない機会なので、行ってきました!!


勤行の感想、一言で言うと、シンフォニックだった。

うちはフツーの鎌倉仏教なんですが、うちでは読経の際に、あんなに太鼓ドンドコ鳴らしてるの見たことない。

太鼓がリズム楽器としての役割を果たしていて、そこに大きな「りん(お鉢みたいな形の打楽器)」がアクセントをつける。

修験道だから法螺貝も吹く。そこに読経の合唱が合わさって、交響楽みたいだった。

それがお堂に響いて、倍音も聞こえた。


先述の「仮面ライダー響鬼」は武器が楽器モチーフで、「音撃」と呼ばれる音による攻撃を行う。

音撃を食らってる魔化魍(敵の妖怪みたいなやつ)の気持ちが分かるというか、なんかすごく血行が良くなった気がした。


本堂での撮影などは禁止なのでお見せできないのが残念ですが、これは一度体験していただきたい。


秘仏も、日本最大の秘仏と言われるだけあって、大きくて威圧感がすごかった。

蔵王権現は主に右手を振り上げ、右足を宙に浮かせたユニークなポーズで造形されるのですが、躍動感がすごい。今にも飛びかかってきそう。見れて良かった。


これ撮りたかったな〜


勤行が終わってから一旦宿に戻り、チェックアウト。

KAM INNさんお世話になりました!また来ます!


もう一つ、行きたい神社があったので

荷物を背負って急な階段を延々と降ります

めちゃめちゃしんどい

450段くらいあるらしい


安土城の大手道も急な階段が続いてますが、体感的はあれよりひどかった

歳とったからかな…


ここです

脳天大神(のうてんおおかみ)

名前が最高でしょ?


脳天をカチ割られた蛇をお祀りしていて、首から上の困りごとにご利益があるそうです


蛇をお祀りしている関係で、お供え物に生卵があります

境内で販売している生卵を購入して供える、という形をとっていて、そのお下がりがいただけるのです!

祖母のためにボケ封じのお守りを買ったら、お下がりのゆでたまごをいただきました!

隣接した休憩所で食べられて、あったかいお茶とお塩も完備しています!すごい!


お坊さんたちが作業とかしてる部屋のすぐ隣でのんびりゆでたまご食べてお茶飲んでるの、なんだか不思議な体験でした…

お皿洗うところ、たぶんお坊さんがいつも使ってる洗い場だったし…

聖と俗の境が曖昧というか、そういう緩さが奈良だなあと思いました


帰りはもちろんあの450段くらいある階段を上りました。

脚ガックガクでした。これ書いてる今もふくらはぎがパンパンです。山岳信仰ナメてました。


まだ午前中ですが、吉野を離れます

帰りに、ロープウェイ吉野山駅近くの売店で元気な奥様が鮎を焼いてたのでいただきました


子持ち鮎

塩味も焼き加減もバッチリでした


書くこといっぱいありすぎるので、2日目は前後半に分けますね