花リハ スタッフ 紹介④青山拓史 後編☆ | hanareha-hokkaidoのブログ

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こんばんは。

昨日のインタビューはご覧いただけましたか?

ヒロさんの熱いお話は文面からも伝わってきますね♪



では続きはこちらから↓

○整体院開業と変化

山下:昨日のお話までは青山さんのオステオパシーに対する想いがすごく伝わってきました。
オステオパシーを学びながら、なぜ病院に勤めるのではなく、整体院として起業されたのですか?

青山:理由は大きく3つあります。1つは、オステオパシーとアロパシー医学の考えの違いです。病院は医療機関なので、既に何らかの症状をもって受診された方に、診断をし、アロパシー医学的処置を行う所です。具体的に、手術や投薬、注射、物理療法、リハビリテーションですね。しかし、それらの大部分は対症療法の側面が強くあります。痛い所には痛み止めの注射や薬。熱が出たら解熱剤や抗生剤。筋肉や関節が固くなってたら暖める・動かす。もちろん必要な医学的処置もあります。患者さんの状態によっては必要な薬もあるし、手術もあります。しかし、病院に来た、全ての患者に対して、対症療法を中心としたアロパシー医学を行うのは、オステオパシーを学んでいる僕の考えとはズレ生じてました。自分の良いと思う方針も、ドクターの方針とズレていれば行えないし、「良くないのに、、、」と思浮ことに対しても患者さんの治療に関わらなければ行けない事がストレスであり苦痛でした。それは、オステオパシーを学べば学ぶ程強くなってきました。
 2つめは、対象患者さんです。病院には既に症状を発症している、高齢者を中心とした、働いていない方々が中心に来院されます。(外来リハビリテーションなどには)しかし、現在働いて社会に貢献している方々。子育てをしている方々。これからの社会を作って行く子供達。これらの人々は、平日9時〜17時までの病院外来には、来にくいのです。1度の受診などでは来ますが、身体を本当に良くしようと思うと3ヶ月や半年かかります。その期間、平日の昼間に来続けてもらう事はかなりハードルが高くなります。夜間や休日にみれる体制でなければ、その人たちを救う事は出来ません。そして、こうやって整体師としてやっているとよく出会う患者さんが「病因嫌いだから」というか方々です。理由は様々でしょうが、病院が嫌いで、症状があってもマッサージ店や整体に通ってケアをしているという方が沢山います。さらに僕の中での理想的な、セラピストの介入の形は、症状発現の前の介入です。一般的な感覚では、病院に行くのは症状が出てからです。その点でも、病院を抜けて自分の介入している層が本当に介入したい層になっているのは満足している点です。
 最後は、お金の問題です。病院勤務は雇われなので、いくら優れたセラピストになろうと給料は大きくは変わりません。しかし、僕はオステオパシーを人生をかけて学ぶにはお金が必要になるのです。参考書の購入、資料の翻訳、セミナー参加、海外へのセミナーなど。病院時代にも、カツカツの生活で150万円程は投資してました。でも、深く学べば学ぶ程、もっと深い所や色んな世界を見たくなるのです。そして、それには今よりももっとお金が必要でした。「お金を稼ぐために整体師になった」とだけ聞くと、「金に目がくらんだ」とか「金稼ぎしてる」と思われる事もあると思います。実際に、何人かにはそういう風に陰で言われている事も知ってます。ただ、僕にとって、そのお金はセラピストとしてやりたい事をやるための材料として必要なのです。長くなりましたが、以上の3点が主な理由ですね。他にもありますが、、、

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山下:自分のやりたい事のために踏み出したその行動力はさすがですね!
すべては患者さんのためにというのが伝わります。
起業されて初めの方は特に苦労する事が多かったと前にお聞きしたことがありましたが、どのような苦労があり、どのように改善していきましたか??

青山:苦労はやる事ほぼ全てでした。開店準備(内装・パンフ・H.P作成など)、お金の運用、マーケティング、経営、経理などなど。やる事ほぼすべてが、病院勤務では経験する事のない事なので。プラス一人で働いているので、自分のやっている事が良いのか・悪いのか。何が不足していて、どうしたら良いのかという第三者の意見やアドバイスが貰えないので、全て自分感覚になってしまい、「出来ている」「やっている」感覚に陥ってしまうんです。漠然と大丈夫だろうという感覚のもと働いている時期がありました。結果、数字は現実を表していましたが、、、。そんな時に、仲間であり自費で勝負している京都の針灸師の方が電話をくれ、僕の声を聞いた時に「ヤバい」と感じてくれ、様々なアドバイスをくれました。第三者の目ですね。ここから本当に色んな事が好転して行き、経営セミナーなどで学んだ事も社会的感覚で実践出来るようになって行きました。そこからは、臨床も上手く行くし、売り上げも好調を維持しています。

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○講師としての想い

山下:病院時代には味わうことができない苦労をたくさんされている反面、とてもやりがいがありそうで、青山さんのイキイキとした表情が想像出来ますね♪
現在は講師活動も行われていますが、花リハで伝えたいことや想いなどを教えてください。

青山:世の中には本当に多くの治療手技や概念があります。
それぞれの特徴があり、1つの手技療法で全ての人がよくなるような、万能なものがないというのは皆さんご存知だと思います。
それ故に、みんな試行錯誤しながら様々なセミナーや学びを行ってると思います。
僕は理学療法士以外のセラピストの知り合いだったり関わりが多くあります。
そんな中で、理学療法士よりも医学的知識や医学的技術がないセラピストは、日本に本当に多くいます。
しかし、それらのセラピストの方が確かな効果を出していたり、社会に貢献している事も多いのです。
医療者である理学療法士や作業療法士は医学的知識や医学的技術は確かに必要です。
しかし、それだけではセラピストとして非常に枠が狭くなってしまいます。
医学的知識や医学的技術以外にも、体の使い方、コミュニケーション、社会認識、価値の認識、自然法則などなど、挙げればきりがないくらいに、様々な事がセラピストとしての成長には必要になります。
繰り返しますが医学的知識や医学的技術だけではダメなんです。
知識や技術はセミナーで教えてる人はたくさんいます。体の使い方をセミナーで行ってる人もたくさんいます。
僕は自分の経験の中で、必要だと感じた、他では聞けない・聞いた事がないであろう内容をお伝えしたいと思っています。

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山下:病院を飛び出したセラピストだからこそ感じる事なんですね。
最後に花リハに参加してくださる方や今後参加を検討している方へメッセージをお願い致します。

青山:僕の行う内容に関しては他ではやっていない内容です。
それは起業して失敗や試行錯誤をしてきた経験から重要だと感じたものだからオリジナルです。
そして、過信などではなく僕の提供するものは間違いなく皆さんのプラスになる内容です。
2日間の技術セミナーに出るよりも、2時間の僕のセミナーを受けていただいた方が臨床は向上するとも思ってます。
自信過剰だと思われるかもしれませんが、本気でそう思ってます。
是非、セラピストとしての枠を広げたいと思っている方は一度でもいいので僕の話を聞きに来てもらえたらと思います。

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山下:青山さん、ありがとうございました。

○代表からの一言
とにかく臨床に熱く向き合うセラピストという印象の青山さん。実際に施術を行っていただきましたが、問診などの評価から治療まで実に丁寧で心地良いものでした。病院から飛び出したことにより、結果に対してよりシビアとなり、様々な困難を乗り越えてきた彼だからこそ伝えられるものは多いのではないでしょうか?今後は札幌で中心に講師活動を展開していただきますので、是非話を聞きに来てみてくださいね♪

そんな青山さんの札幌でのセミナーは9/21を予定しております。
内容はセラピストが必ず行う問診です。
治療する前に決まる事があると思いますが、それも問診力の見せ所ではないでしょうか?
皆さんは問診について考えたことはありますか?
是非、皆さんに受けていただきたい内容となっております。
申し込みは明日からになりますので、楽しみにお待ちください♪

最後までお読みいただきありがとうございました。

花畑リハビリテーション研究会
代表 山下 翔平

-MAIL-
hanareha.hokkaido@gmail.com
-HP-
http://www.hanareha.net


~今後のセミナー予定~

8/24 札幌支部(中村担当)
『触れる×感じる×動かす 適刺激を探求する』

8/25 苫小牧支部
『セラピストにとって必要な拘縮に関する知識と技術』

8/28 外部講師特別セミナー 
BiNI Approach Center 代表取締役 
舟波 真一 先生
『臨床で結果を出すセラピストになるために』
舟波真一先生についてはこちら♪

8/29 札幌支部(中村担当)
『臨床推論×臨床的意思決定 足部編』

9/4 外部講師特別セミナー  
盛岡整体 かたこりや 院長
岩手セラピー研究会 理事 
吉田 一樹 先生
『ストレイン理論に基づく動作分析とその治療法』
吉田一生についてはこちら♪

9/7 札幌支部(山下担当)

9/15 旭川支部
『MatPilates 自身の変化と臨床展開』

10/16 外部講師特別セミナー
リハビリメディアサイト POST編集長 
Rhythm Ambassador
今井 俊太 先生
内容『未定』
今井俊太先生の執筆記事はこちら♪


11/13 外部講師特別セミナー 
町田 志樹 先生
『いまさら聞けない解剖学 下肢編』
町田先生のインタビューやプロフィールはこちら♪


12/4 外部講師特別セミナー
Lieto代表 メンタルトレーナー 
石津 貴代 先生
内容『未定』
石津貴代先生についてはこちら♪