お山の樂校のスタッフミーティングの
時間は、私にとって特別な時間の一つ。
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お山の樂校の子どもと両親、スタッフを
合わせると55人。
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55人の異なる‘個’で、お山の樂校という
環境ができている
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55人いれば、55人分の想いや意見がある。
55人以外にも、外部からの提案や助言もあったりして、
それが同じ方向性の意見の時もあれば、
異なる意見の時もある。
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自分都合だけで言えば、
自分と同じ意見だったら違和感は感じないけど、
自分と異なる意見だと違和感を感じて、
「どうしたもんか」と悩む事になる
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まず私の第一反応として、
相手の考えをもっと知りたいと思う。
相手にできるだけ寄り添いたいと思う。
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こう書くと聞こえがいいけど、
私のその氣もちの裏側には、
「相手に不快に思われたくないな」
「私の意見に反論されたくないな」
という、自己防御が働いてるとも思う。
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自分に対して「それは間違ってる」って
言われたくないから
自分が嫌な想いを感じたくないから
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できるだけ相手の意見に対して
「いい意見」を返そうとする
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そうすると、解決できたように見えて
解決できていないモヤモヤが
自分の中に残ることがある
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それは、一番大切なものを
自分でちゃんと見ていないから
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相手の氣もちに寄り添う前にまずやることがある
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それは、自分の氣もちに寄り添うこと
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相手にどう思われるかの前に
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相手とのいい着地点を見つける前に
自分が何を感じているのか
どう思っているのか
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そこを自分の中で汲み取ること
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相手との対話の前に
自分との対話が最優先
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そこには相手のことなんかお構いなしの
自分都合だけの感情があるかもしれない
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そんなことを思う自分なんてっと思って
見ないふりをしたいかもしれない
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だけども、どんな感情だって
湧いてくるものは自分の本当の氣もち
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キレイな感情も
汚い感情も
全部自分の中にあるもの
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そんなこと思っちゃだめ
そんなこと言ったらだめ
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そんなふうに自分に自分で蓋をする
自分で自分のことを否定する
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そうすることで
偽った自分と相手との調和が生まれる
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調和は生まれるけども
偽った自分とのものだから
それはじわじわと自分の中で
不協和音になって苦しくなっていく
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まずは自分の本音に耳を傾けること
どんな感情にもオッケーを出すこと
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そうすることで
自分は自分でいいんだって思える
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こんな自分もいていいって認めることで
自分への信頼も深くなる
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それが「自分を大好きと言える心」に
繋がる
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お山スタッフは、みんながそうありたいと
思って、そう在れることを目指す仲間たち
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だからこそ、ミーティングではそれぞれが
自分の本音を見つめ合って、その本音を
言葉にしあうことで、それぞれの本当の音を
響き合わせることができる
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だから一緒にいてとっても心地がいい
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そんな心地よさをお山っこたちとも
創っていっているのがこの場所
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そしてそこに集うおとなたちとも
それを創っていきたいのがこの場所
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本当の音を響かせ合うのは
「ありのままでいいんだよ」って言葉から
感じられるような優しいだけのものでは
なかったりもするけど、そこにチャレンジして
いきたいのが、この場所
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それが私の大好きなお山の樂校
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いつも共にいてくれるスタッフに
心から感謝
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ありがとう