ふぃーーーっ!一気に冬将軍が歩を進めてきましたねぇ!
皆様、お風邪など召されないよう、お気を付けあそばせー。
世間はハロウィーンも終わり、一気に赤、赤、赤いクリスマスに早変わり。
ハロウィンの渋谷、土日月と3日間に渡って準備万端な警備をしていましたね。
ちょうど出張帰りに乗り換えで渋谷におりましたが、まず、新潟からの新幹線に、仮装したギャル2名が乗車、渋谷駅に降り立つといつもの乗換口が封鎖されていましたが、特に大混雑でもなく、チラホラといる仮装ピーポーをすり抜けて電車に乗ったら、いつもよりすいていました。
何でも祭りにする日本人、遊びにパワフルなのは良いことです。
文化の日の祝日、息子は私の卒業した大学の文化祭にお友達と行ったとかで、洗礼を受けた教会もありますのでご挨拶しておいでーと送り出しました。どうも、ミスコンなど見ていたらしいですが。
そこで、マック赤坂さんと出会ったらしく、めっちゃ明るく話し掛けて下さったらしく、ツーショットを撮って喜んで送ってきました。
さすがスマイルセラピー、スマイル党党首。この方、キワモノに思われていますが、伊藤忠商事に勤めている時に「これからはレアアースが来る!!」と言ったのに、相手にされず独立してレアアース扱う会社を起業したという、ただの仮装好きの
変なおじさん、ではないです。画像からもパワーを感じます。息子は気圧され気味です。
世間では飛び石でしたが、出張の代休をあてて4連休。ここのところ、ガッツリ遊んであげていなかったユーリカと、朝からボール投げしたり、イチャつきつつ過ごしました。
そして、このお休みにかねてから抱えていた大仕事を1つ片付けました。
それは
クリスマスプディング作り。
以前も書きましたが、アートスクール時代のパリの友人が毎年毎年10個くらい作っていて、去年来日した際にはわざわざ密輸してくれて、集まった時に皆でついばんだのです。
さらに昔、イギリスの大学の寮のクリスマスパーティではハリーポッターさながらのイギリスの学校の古めかしく重々しいダイニングで、いわゆる伝統的なクリスマスプディングに火を灯し青い炎が燃える様は、とても感動的でした。
そのクリスマスプディング、フランスの友人のレシピとアドバイスに従い、何人か友人が作りました。レシピの基本に従いつつ、中に仕込むドライフルーツやナッツは、思い思いそれぞれ選んだりして。そして、クリスマスまでブランデーを塗りながら丹念に育てている最中です。
皆、どんなドライフルーツを買ったか、あそこに珍しいドライフルーツ専門店があった!とか、焼きあがった画像をチャットにUPし、その画像を加工してアルバムにしたり。そして、焼きあがったケーキを我が子のようだと焼きあがる事を「出産」、ケーキには名前をつけて、ブランデーをぬることを「授乳」と呼んでいます。
ケーキを作るという些細な出来事を、
これでもか!と楽しんでいる私達です。
そんな彼女達を後から追う形で、私も作ってみました。先輩がたくさんいたので、けっこう、サクサクと作業できました。
FBの方にリクエストがありましたので、レシピをUPしますネ。
当日はキッチンを断捨離、お掃除。
ケーキ作りはまず準備が重要、普段のオカズなんかは出来る限り場所を取らないよう、時間を取らないよう、どれだけ効率的に出来るかを念頭におきますが、ケーキは分量と時間はキッチリしないと、どんなアクシデントが起きるかわかりませんからね。なので、材料を測ってきちんと並べて
順番こに丁寧に作業したいところ。
それには場所がある程度広くないと。。。
(ケーキを作る時、真ん中にアイランドがある広いキッチンへの欲望が高まります)
連休中に友人と仕事半分で会った時に、
「今度クリスマスプディング作るんだー。これ、ドライフルーツ」と画像を見せたところ、「こっこんなドライフルーツだけ見せられて、俺のいきり立った欲望を
(女性です)どうしてくれるんだ??」と言うので、プレクリスマスディナーをウチですることになったので、レシピの1.5倍の量で作りました。
新潟出張でミニ市場を訪れた時に、偶然にもドライフルーツの出店に出くわして色々なドライフルーツを買うことができました。
手前からグリーンレーズン、ミカン、金柑、黒イチジク、イチゴ、ジンジャーチャンク、ブルーベリー。これを一晩ラム酒に漬けこみましたが、それだけでも美味しい!
クリスマスの何か月も前に作るなんて、どんなケーキなんじゃい??
腐ったらどうするんじゃい??
と思われるかもしれませんが、焼いて、冷暗所に保管して毎日ブランデーをヌリヌリすると、長持ちするんですヨ。どころか、中に入れたドライフルーツなどからのエキスがでるわ、そしてスパイスからも、そこにブランデーが相俟って熟成されるんですよ。人によってドライフルーツやナッツの種類や量が違うし、漬けるお酒の銘柄もこだわったり、焼き具合も違うし、焼きあがりの色もマチマチ。
なので、焼き上がりは昨日ですが、これから育児期間にどれほど熟成できるかどうかで、クリスマスの味が決まるのです。
ではレシピです。
<材料>直径16cmの輪型
■干しブドウ:300g(目分量)
■オレンジピール、レモンピール、アンゼリカ、好みのドライフルーツ:適宜
■アーモンドまたはクルミ:50g粗く砕く
■バターポマード:130g(室温で柔らかくしたバターのこと)
■砂糖(カソナード=赤砂糖)→バニラやハチミツの香りがするベギャンセカソナードを使用しました。
■全卵2個
■小麦粉200g
■ベーキングパウダー小1/2
■塩 小1/4
■シナモン 小1/2
■ナツメグ 小1/6
■オールスパイス 小1/6
■クローブ 小1/8
■レモン汁 大2
■キャラメルソース カップ1/2
1.前日に、ドライフルーツをラム酒につけておく。
2.型にオーブンペーパーを貼りつける。
3.オーブンを125度に予熱しておく。
4.当日、ラム酒を少しを切り、分量分から抜き取った粉をかけておく。
(そのままだとフルーツ類が沈んだり混ざらない)
5.小麦粉、ベーキングパウダー、スパイスをあわせてふるっておく。
6.バターポマードに塩、砂糖を入れて、ヘラで混ぜる。
7.卵を入れてよく混ぜる。
8.キャラメルソースを入れて、よく混ぜる。
9.粉をかけたフルーツ、ナッツ、すべての粉を入れて、よく混ぜる。
10.型に流し込む。
11.型に均等にケーキ種が行き渡るように、10cm上からストンと落とす。
12.125度に予熱したオーブンで3時間、じっくり焼く。
13.焼きあがったら竹串を刺して、何もついてこなければ出来上がり。
14.粗熱がとれたら、ブランデーを刷毛で塗る。
15.オーブンペーパー、そしてホイルで包み、大きなタッパーなどの容器に入れて、冷暗所で保管。1-3日おきに表面に刷毛でブランデーを塗る。
※私の工夫1:ドライフルーツをミカン、金柑、黒イチジク、イチゴ、ジンジャーチャンク、ブルーベリーに。
2:栗の甘露煮を入れる(歯ごたえがある方がいいので大き目に切った)
3.スパイスは多めに。
4.しっとりな仕上がりを目指して、温度を低めにした(110度)
焼く前はこんな感じです。
焼き上がりはこんな感じ。
3つ子を出産しました。
名前もちゃんとつけました。
ブランデーを塗るとこんな感じです。
保管場所は、息子の部屋。
息子がプラモ作りの時に買ったディッシュドライヤーがあったので、これにしまって保管します。フタに穴があるので、ブランデーは毎日塗ろうかな。
フランス人、日本人、色々な国の色々な年代の色々な職業(主にアーティスト)と
親交しているパリの友人、毎日のように誰かが訪ねてきたり、訪ねたり。素敵な食卓を囲んだり、また様々なイベントにも参加しています。古い駅舎を購入したご夫婦、ナショナルキュレーターに案内して頂く
セーヴル焼き工房(友人は陶器の絵付けアーティストです)、田舎のドメーヌを素敵なオーベルジュへ変身させる企画、キルト界のクィーン、カメラマンなどなど、各界で活躍する方々が、まるで彼女が花芯で、花びらのように周りに取り巻いて、艶やかな大輪の花をパリで咲かせています。
彼女自身がクリスマスプディングならば、かなりの熟成具合、その熟成プディングを味わう私、そんな関係です。
きっと彼女は色々なところにクリスマスプディングを持っていくのかと。なので、10個くらい作っているのかしら。私もそうありたいです。
国際結婚って、ある意味、2つの国の人達が結婚するわけですから文化的に広がるパターンも大いにあるとは思うのですが、
彼女の結婚は、まさに広がって広がって、独自な世界がくり広がっています。
まさに私の国際結婚のイメージや楽しさにピッタリ。仕事もプライベートも超アクティブで充実、聞いているだけで面白いし、そして刺激的。
そんな彼女から流れてくるカルチャーは、
ただ素敵ね!美味しい!楽しい!面白い!だけじゃなくて、私達外野も長きに渡って楽しめる要素ばかり。
このプディングも、次はどんなフルーツ入れようか、バレンタイン向けにチョコバージョン作ってみようか、などバリエーション広がりそうです。
さてさて、我が3つ子、クリスマスにはどんな熟成っぷりが見られるのでしょうか。
楽しみです。