① 私のイギリスのおじいさん。 | はっぴー。なブログ☆ありがとう羽生結弦さん

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羽生結弦さんを応援しています。ファンが幸せなら、明るく元気な応援パワーをあげられるんじゃないかと思って書いています。友達に手紙を書くように書いているお手紙ブログです。ありがとうございます。はっぴー。です

今日は羽生君とは全く関係ない私の話をします。

この記事は、ある理由があって、ほぼ自分のために書き上げたい、書こうと思いました。

 

 

一人の日記でない理由は

ブログに書く方がだだの日記よりモチベあがるんですよね。この様な場がある事に感謝です。

 

 

 

 

 

とても長い話になります。

 

私の過去の

ずいぶん前の話です。

 

 

 

私は昔からとても旅行が好きでした。

大学時代は大きなバイクに乗り、全国すべての都道府県に足を踏み入れるのを目標に日本一周をしました。

 

日本一周を果たした後、次は海外に目が向きました。

 

最初に行こうと思ったのがイギリスでした。

 

 

 

1回目にイギリスに行ったのは就職して2年目の夏。

 

とてもとてもイギリスの旅が気に入り、次の年の夏に再びイギリスに行くことにしました。

 

1度目は留学中の友人の家に泊めてもらうのがメインでしたが

 

2回目は、イギリスの鉄道が好きで、とにかく電車に乗りたい。

 

 

一人でぶらぶらするのが目的でした。

 

2週間くらい休みをもらえました。

 

このころ私はまったく英語が話せませんでした。

 

 

空港のカウンターで何か聞かれても、何を聞かれているのかわからないくらいでした。

 

 

 

 

なのになぜか一人旅。

 

 

 

 

 

不安はあったけど、わくわく感の方が強く、

 

そして当時、とても閉塞感を抱えていたのか、

一人で海外でぶらぶらできることの方が魅惑的で、気楽で

いまでもそのわくわくを思い出すことができるほどです。

 

 

 

誰かと一緒より

普段は知り合えないような

面白い人と出会える、

 

ユニークな体験が多いということを

私は感じていました。

 

様々な新しい体験、開放感、イギリスの自然、サンドイッチ、紅茶、ガーデニング、知っている英語をなんとか伝えること、駅の窓口で時間を聞き、切符を買って電車に乗る事、

 

すべてが楽しく、

 

当時実家暮らしでもあったせいか

 

一人旅の

ちょっとした寂しさも楽しんでいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旅も終盤になり、あと3日でロンドンから日本へ帰国するという日の事。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日はイギリスの西の果てに行ってみようと思い立ちました。

 

 

 

 

 

 

 

 

バースという町から

ペンザンスという西の果てに「でん!」とタッチして戻ってくるぞと列車に乗りました。

 

 

 

 

 

乗り換えも必要で

 

さほど大きくもない

人気もまばらな乗換駅のプラットホームおりました。

 

トーントンというかわいい名前の駅です。

 

 

 

空は曇り空

 

イギリスの晩夏らしい

少し肌寒い感じで、

 

Gジャンを着ていました。

 

 

目的地へ行くための次の電車を待つため

一人で立っていると・・・・

 

 

私に話しかけてくるおじいさんがいました。

 

おじいさんは「日本人?」と聞いてきて、私がそうだと答えると、なんだかとてもうれしそうでした。

 

「私は日本人の女の子をホームステイさせていたことがあるんだ。日本人の子はとてもいい子だよ。ここで話ができてうれしいなあ。」と。

 

旅先で話しかけられることはよくあることだし、

 

 

日本人好きなんだな

その場限りの会話かなと思っていました。

 

 

ところが電車がプラットホームに入ってきて

 

私が電車に乗ると、

おじいさんも後ろから乗り込んできます。

 

 

 

 

 

 

 

そしてほかに座席がたくさんあるのに

私の隣に座るのです・・・・・・!

 

 

 

 

普通こういうことがあっても、その場限りが多く、それ以上近寄られることは少ないので

 

 

げっ…

 

・・・まずい、

 

ちょっと怖いな・・・と思いました。

 

 

 

 

 

 

私は旅慣れてはいましたが

結構こういう警戒心は強い方でした。

 

 

最初はちょっと煩わしいなあ・・・と思っていたのですが

 

 

 

おじいさんは車内販売のミルクティーを私に御馳走してくれると・・・・

 

 

 

 

私が英語が分かっていないことも

構わず、いろいろと話しかけてきます。

 

 

日本のどこから来たのか?

今日はどこへ行くのか?

イギリスの何が好きなのか?

いつからいるのか?

私がホームステイさせていた子は四国の子だったよ。

 

自分の家族の話、孫の話などなど・・・。

 

おじいさんの方言は強いなまりがあり、余計にわかりません。

 

私はいつも旅先でノートを持ち歩いていたのですが

ノートに英語の筆談を交えつつ、おじいさんの柔らかな温かな雰囲気に心がほぐれていきました。

 

 

 

 

 

 

 

そして

 

一人で旅をしていて大丈夫なのか?というようなことを聞かれました。

 

 

私は日本語で言うならば

 

「一人旅は好きだし、開放感があるし、いろんな人に出会えるし、たまには寂しいって思うこともなくはないけど、とっても楽しいよ!」って答えたかったのですが

 

 

 

 

なにぶん、当時はそんな曖昧なニュアンスを含んだ英語はしゃべることができず

 

寂しいという単語も適切な単語を知らず,

寂しいこともあるけど大丈夫だよって答えました。

 

「lonely」ロンリーという単語を使いました。

 

おじいさんはそのロンリーという言葉を聞くと、

 

 

 

ええっ?と驚いたような、そしてとても心配そうな顔になりました。

 

 

そして、うちに泊まりに来なさいと言うのです。

 

 

今日は親戚のうちに行くために遠いウェールズ地方から数時間かけてイングランドの西にやってきた。

でも明日にはウェールズに帰るからぜひうちに来いと。しきりに誘ってきます。

 

 

 

後でわかったことですが、イギリス人にとってロンリーという言葉は、「孤独」「ひとりぼっち」という意味が強いらしいです。

 

 

日本人が「まあ、寂しいけどね~~!」みたいに言う、軽いニュアンスとは違うと聞きました。

 

 

寂しいという言葉に強く反応したおじいさん。

 

 

 

 

 

優しげだけど

当然、私はそんな電車で知り合っただけの人

 

知らない人の家に

ふらふらと泊まったりできるわけがありません。

 

 

 

 

 

角が立たないように

 

3日後にはロンドンから旅立つから、ウェールズまで行って泊まるのは難しいからと断りました。

 

するとさらに

ヒースローのどこのターミナルだ?便名は?時間は?とまで聞いてくるではありませんか!

 

 

まあどうせ

もう、会わない人だしなあと

3日後の飛行機のだいたいの出発時間を答えました。

 

 

 

 

おじいさんはそれを聞いて

一人で旅している君を見送ってあげたいなあ~なんて言っていました。

 

 

 

 

おじいさんがもうすぐ降りる駅だという時になると

 

筆談ノートに自分の住所と電話番号を書き

 

 

 

 

 

big welcome!

(大歓迎!)

 

と大きな字で書き、

 

いつでも気が変わったら来なさい

元気でね。安全な旅を!と言ってさようならしました。

 

最初にプラットホームで話しかけられた時に怪しいと思って警戒したけど

 

話をするうちに

悪い人ではなさそうだなと思い

 

最後には

いい人に出会えたなあ~という、

 

一人旅の醍醐味を感じて

 

ほっこりとした気持ちで

私はそのまま電車に乗って目的地まで行きました。

 

 

 

さて・・・。

 

それから3日後のロンドンヒースロー空港。

 

私はドキドキしていました。

当時、飛行機の国際線は、電話での予約確認が必須だったのですが

 

実は前の年、イギリスに来た時に、うっかり飛行機の予約確認をするのを忘れ、予定していた飛行機に乗れないという事態に陥ったことがありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年は慣れない英語での電話でちゃんと飛行機の予約確認をしました。

 

 

 

絶対大丈夫だと思いながら

カウンターへ行くと、

スムーズに搭乗券ももらえ、税関もとおり、出国できました。

 

ほっとして免税店でうろうろしていると

 

空港内アナウンスで、

 

 

私の名前が呼ばれているじゃありませんか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えええええええええ!

 

 

さーっと血の気が引くのがわかりました。

 

 

焦りました。

 

ああ・・・なんかやらかしたか。

またわたし、飛行機に乗れないのか?

 

 

 

一体今年は何をやらかしたの?

 

 

泣きそうになりました。

 

 

心臓がバクバクしています。

 

パニくる・・・。

 

 

インフォメーションカウンターまで行き

 

 

「私今名前をアナウンスされたんだけど・・・・私、飛行機乗れるの?なんで?なんで名前呼ばれたの?(泣)」というと

 

ちょっとまって・・・とお姉さんが調べてくれて

 

あなたに電話よ、と電話の受話器を渡します。どうも誰かから電話が繋がれているらしい。

 

 

 

は?と思いながら電話に出ると英語で男性の声。

 

状況も英語も全く理解できません。

 

よくよく聞いてみると・・・・

 

 

ああっ!!

 

 

 

 

 

おじいさんだ。

 

あのおじいさんだ!

 

 

「君を見送ってあげたいなあ~」と言っていたウェールズのおじいさんだ!

 

 

心臓がドキドキします。

 

一体なんだろう

 

なんで空港まで電話してくるの?

 

 

 

よーくきいてみると

どうやら

 

今ヒースロー空港駅まで来てるんだよと言っているようです!

 

 

ええっ?

 

ほんとう?

 

 

わたし、チェックインしちゃいました。もう外に出られないです。とビックリして答えると

 

 

 

 

 

 

それはわかってるよ。

 

朝起きたときに、君が出発する日だということに、はっと気が付いたんだ。

 

 

うちから何時間もかかるし

多分間に合わないだろうと思ったけど、寂しいと言っていた君を見送ってあげたいと思ったんだよ。

だから来たんだ。

 

来年はまたイギリスに来なさい。

うちに泊まりなさい!

ビッグウェルカム!

 

safe journey!

良い旅を!

 

君の飛行機が飛んでいくのを見送るよ。

 

と言ってくれました。

 

私は、英語で電話なうえ、

驚きのあまり、使えない英語が、ますます使えません。

 

でも

 

とてもうれしいということ、アイムハッピー。

幸せです。ほんとうにありがとうということは伝えられたし、きっと伝わったと思う。

 

 

 

 

 

 

電話を切ると

 

カウンターのお姉さんが、にこにこしながら

「友達?」と聞いてきました。

 

「うん、友達・・・・。」とだけ答え放心状態。

 

驚きのあまり、もはや免税店をまわるなんて気分にならず、搭乗口まで行き呆然として座りました。

 

頭の中はぐるぐるとしていました。

 

 

おじいさんのうちから空港までは特急に乗っても3時間くらいかかります。

 

当然、高いお金だってかかります。

特急で東北地方から東京に行くくらいの感じです。

 

 

本当なんだろうか?

おじいさんは本当にヒースローまで来たんだろうか?

 

うそじゃないの?

 

一度しか会ったことない

それも見ず知らず

駅のプラットホームと電車の中で会話をしただけの日本人の女の子。

 

一度会った通りすがりの旅人が

ロンリーと言っただけで、見送りに来るような

 

そんな親切な人、世の中にいるんだろうか?

 

 

 

もしかしたら、うそかもしれない。

 

 

本当に空港で会えていたなら

信じられたのにと

もう少し外でゆっくりすればよかったと、悔やまれます。

 

 

 

 

 

でもだんだんと

 

おじいさんが空港まで来たかどうかは

あまり問題じゃないなと思えてきました。

 

わざわざだますために、電話をかけるなんてことはないだろうと

そう思えました。

 

私のフライト時間を覚えていて

わざわざ空港に電話をくれたこと

とても温かな言葉をかけてくれたこと。

 

それが全てだなと思いました。

 

 

 

そんなことを思いながらロンドンのヒースロー空港を飛び立ち

無事に日本へ帰りました。

 

きっとおじいさんはこの飛行機を見てくれているんだろうなと、、、。

 

 

 

 

 

日本へ帰ると私はおじいさんが書いてくれた住所へ手紙を送ってみました。

 

ほどなくして、返事が来て

 

ちゃんと君の飛行機を見送ったよと書いてあり

 

それからおじいさんとの文通が始まりました。

 

おじいさんの名前はシリル。

 

家族の事、日常の事、日本人の気質がとても好きであることなど

近年、妻を亡くしたことなど

癖のある筆記体で書かれていました。

 

私も自分の仕事の事、家族の事、

将来海外で働きたい夢を持っていることなど・・・

 

日々のことを英語で綴って、何度もやり取りしました。

 

クリスマスにはグレーのかわいいポンポンが付いたマフラーを送ってきてくれて感激しました。

 

 

そんなこんなで細々と文通する中

 

数年後、私は夢を叶え

海外勤務をすることになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赴任先は中東のとある国です。

 

 

街の中で英語はある程度通じる国だったので、英語も徐々にうまくなりました。

 

勤務始まって1年目の夏休み。

1か月近い、長い休暇をもらうことができました。

 

 

 

 

 

 

おじいさんとの文通はちゃんと続いていました。

日本に比べたら近い国、いつでも来なさいと手紙に書いてきてくれています。

 

 

 

 

 

何度もやりとりした手紙の内容から

 

シリルが本当に心から優しい人に違いないと思うけど

本当に遊びに行って大丈夫なのかという不安も生まれます。

 

 

もし時間があれば、あなたのところに遊びに行きますねと手紙を書いてみたものの

 

 

 

さて・・・ここ数年文通を続けているけど

 

シリルと私は点と点で繋がれただけの文通相手。

 

 

 

 

 

それも知り合ったのは駅のプラットホーム。

 

 

 

本当に信用していいのだろうか?

 

ずっとずっとシリルが嘘をついていたとしたら・・・?

 

 

 

 

 

 

 

いい人であろうとは思うけど

 

下心があったら・・・?万が一襲われたら・・・?

犯罪に巻き込まれたら?

 

いろいろと不安が頭をもたげてきます。

 

 

そうすると、見透かしたように

シリルは再びこんな返事を送ってきました。

 

 

 

「ちょうど君が来る時期に、かつてホームステイしていた女の子「ゆう」が、遊びに来るんだよ。日本人同士できっと楽しい滞在になると思うよ。」

 

と返事がありました。

 

 

その返事を見て、私は決めました。

 

 

 

 

 

行ってみよう。

訪れてみよう。

 

 

もしシリルの家に行って、ゆうという日本人の女の子が出てこなかったら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絶対その場で走って逃げよう・・・・!

 

 

そう決めて

万が一を考えて

わざわざ日本の実家にも電話をしてその旨を伝えました。

 

わたしの母は

 

「あのおじいさんね。わかった。きっと大丈夫じゃないかな?ついたらすぐに電話頂戴ね。」と言ってくれました。

 

 

 

 

そして

 

私の住む国から数時間のフライトを経て

 

ロンドンから特急に乗り

 

シリルの住むウェールズ地方のカーディフ駅につきました。

 

シリルは駅で私を出迎えると

ビッグウェルカム!大歓迎と言ってくれました。

 

 

 

 

 

しかし私の猜疑心は実はまだ消えていません。

 

 

 

家に行くまでわからないと・・・・

 

 

 

 

車に乗り

シリルの家につきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ドアを開けると・・・・・

 

 

「こんにちはーー!」と日本語で

 

同世代の日本人の女の子がドアから出てきました。

 

 

 

 

 

 

お辞儀をして挨拶をしながら・・・・

 

ああああ・・・・・・本当だった

 

 

 

うそじゃなかった・・・・

 

 

信じてよかった・・・・・・

 

 

 

肩から力が抜けていきます。

 

 

 

 

 

 

ゆうちゃんは留学していただけあって英語も堪能な上に元ホームステイファミリーですから

シリルのなまり、方言も理解します。

 

シリルの言っていることが分からない時は、通訳もしてくれました。

 

ゆうちゃんと私はすぐに仲良くなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしとシリルとの出会い

何年か文通したこと

 

ゆうちゃんがくると書いてあったら、そこを信用して

でも不安な気持ちを抱えながら

シリルの所を思い切って訪ねたことを打ち明けました。

 

 

ゆうちゃんは

 

「シリルの家に当時奥さんが生きていた頃にホームステイしていたの。

 

シリルのファミリーは本当に

いまだかつて出会ったことがないというくらい

親切ないい人たちなんだよ。

 

だから駅で声をかけてから

文通を続けてっていうのもすごくわかる。

 

理解できるよ。

 

でもそのシチュエーションでの関係だったら、疑って不安になって当然だよね。

 

ハッピーちゃん、思い切って来たよね~~!!」

 

そう言ってくれ

 

二人で声を上げて笑いました。

 

 

 

その滞在中

シリルの娘さん、スーザンが家に尋ねてきました。

 

 

年は私より10歳ほど上かと思われました。

結婚して家を出て小学生の娘もいるとのことでした。

 

一人身になった父親の所を定期的に尋ねに来ているらしく

 

明るく元気に私に話しかけ、用事を済ますと

その日は忙しそうに帰って行きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

2~3泊したでしょうか。

 

 

その間

 

毎日

シリルがご飯を作ってくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

シリルのご飯はおいしかった。

 

私がウェールズのご飯が食べたいと言うと

郷土料理のパイをパブで買ってきてくれたり、シチューも作ってくれました。

 

 

 

 


 

そんなこんなで

 

数日楽しく滞在し

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

お城や

 

ウェールズらしい荒涼とした景色の海岸

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

ご近所のガーデニングで賞をとったお宅などなど・・・

 

 

 

 

 

 

あちこちへ連れて行ってもらい楽しい滞在でした。

 

 

お別れする前日の夜

 

心のこもったディナーと共に

 

わたしとゆうちゃんにシリルはいろいろ話をしてくれました。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

実は自分が癌を患っていたこと。

でも退院できて、今は元気になったこと。

 

 

そして

 

Life is short.

 

Time flies.

 

人生は短い、光陰影矢の如しということを何度も言い、好きなことをするといいよと言っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お別れの時が来ました。

 

 

カーディフの駅で

 

またおいでと、強くハグしてくれました。

 

私もまた来年来るよと言って、強くハグを返しました。

 

 

 

楽しい幸せな思い出でいっぱいになりながら

 

長い休暇を終え

 

私は勤務国の自宅に戻ると

 

お礼の手紙を書き

 

返事もすぐに戻ってきました。

 

 

 

 

 

 

同じように

 

Life is short.

 

Time flies.

 

とシリルがお家で言っていた言葉と、彼の人生観が長い文章でつづられていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

その数か月後には、恒例のクリスマスカードを送りました。

 

 

 

 

 

年が明けたころ

 

1通の手紙が私の家に届きました。

 

 

 

シリルの娘さん、スーザンからでした。

 

 

 

 

 

 

 

一読しただけでは

 

 

 

 

 

 

私は自体を呑み込めませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

シリルの訃報でした。

 

 

 

 

 

 

 

私たちが帰った後、すぐに

 

様態が悪くなっていき

 

 

それ以降良くなることはなく

 

 

 

 

 

 

 

 

12月19日に亡くなったと・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その夏

 

イギリスまで遊びに来てくれた後も

 

あなたたちの話をしていたと。

 

 

 

 

 

 

 

彼へ幸せな思い出ハッピーメモリーズをありがとうと。

 

とても丁寧な手紙でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何ということ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プラットフォームの出会いから

 

big welcome 大歓迎するよ、の言葉をもらい

 

数年の文通

 

半信半疑で

 

バンジーするような気持ちで思い切って訪ねてみたこと

 

 

 

 

 

人を信じるということ

 

 

 

言葉がうまく通じなくても心が通じ合えるんだということ

 

 

 

 

人生も、時間もあっという間だよ

好きなことをしなさいという言葉。

 

 

 

 

 

 

 

たくさんのことを

 

シリルは教えてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ウィンクしてるね。シリル。

 

 

 

 

 

 

 

実はまだこの話は続くんです。

 

ほぼ自分のために書いていこうという気持ちなのですが・・・

 

 

長い文章を読んでくださりありがとうございます。

 

 

 

 

写真はgettyimegesと自分の古いアルバムをスマホで撮影したものを載せました。

 

 

 

ありがとう

 

はっぴー。