【向精神薬と麻薬・覚せい剤の違い】
*向精神薬
抗うつ薬はセロトニンの取り込みを阻害する=セロトニンを増やす。
抗精神病薬はドーパミンの活動を抑える。セロトニンにも作用する。
抗パーキンソン病薬はドーパミンを増やしたり刺激する。
抗不安薬はベンゾ結合部に作用し、ノルアドレナリンやドーパミンを抑制する。
*麻薬・覚醒剤
MDMAはセロトニンの再取り込みを阻害する。細胞内セロトニンを高める。
LSDは脳内のセロトニンシステムに働きかける。
シャブはドーパミンを放出し取り込みを阻害する。
コカインはセロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリントランスポーターを阻害する。
ヘロインはモルヒネの親戚で、セロトニンやGABAを増やすとされる。
ヘロインはバイエル社が1898年に開発。
LSDはノバルティス社の研究員が合成。
MDMAはメルク社(メルクマニュアルのメルク)が合成。
コカインはドイツの化学者が精製を編み出したそうだがちょっと不明?
実は三共製薬が1920年代にコカインを精製し闇市場に売りさばいていたという論文がある。
シャブは日本人とドイツ人が精製したそうだが、武田薬品が戦前に商品化している。
ちなみに実はバルビタールもバイエル社が発売したそうである。