『マイマイ・Myマインド』 | 日比野真琴のブログ

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ブログというよりコラムに近いです

日々の生活で感じることや

自分自身に言い聞かせたいことを綴ります


賛否両論あるだろうと思いますが

あなたの心に

何か残せたり感じさせることを書ければいいなと思っています

『マイマイ・Myマインド』





6月は梅雨の季節であり

6月は結婚式の季節でもあります





紫陽花に止まるカタツムリ




カタツムリには

色んな呼び名が流通しているよう




でんでんむし

マイマイ

蝸牛(かぎゅう)

スネイル

エスカルゴ



梅雨の季節は

カタツムリにとって心躍る季節




梅雨があるせいでしょうか




日本の降水量は

インドネシア・フィリピンに次いで

世界の第3位だそうです





そんな雨の多い日本




僕たちは

雨のことを嫌ってしまいがち




そもそも濡れたくないし

湿気でジメジメとして蒸し暑いし

髪型だって上手くキマらないし

お気に入りの服や靴も汚れるし

なんとなく気分もドンヨリしてしまうし

人によっては頭まで痛くなってくる




そんな

嫌われものの雨




そんな雨を

どうすれば 少しでも好きになれるだろうか

と 考えてみる




かわいい傘を買ってみたり

おしゃれなレインブーツを履いてみたり

少しの雨だったら

子供のように あえて濡れて帰ってみたり




憂鬱に感じてしまう雨を

どうやって楽しんでやろうかと試みる




それでも

嫌われものの雨




やっぱり大切な日には

降ってほしくなかったりするもんです




入学式の日   受験の日   卒業式の日

旅行の日   生まれてきた日   記念の日

初デートの日   プロポーズの日   結婚式の日 




晴れていれば

物事はスムーズに進むだろう




雨が降るとトラブルが起きやすくて

想定通りにいかずに

困難が待ち構えているのかもしれません




でも だからこそ 

人の記憶に残りやすい気がするんです





例えば

初デートの日や 結婚式の日に

雨が降ったとする




初デートで着飾った服や

結婚式の純白のウエディングドレスが

もしかしたら

雨泥で汚れてしまうかもしれません




でも10年後には

その記憶は 晴れていたときよりも

もっともっと素敵な

記憶になっているような気がするんです




いつか子供に話すときにも




パパとママの

初デートの日にも 結婚式の日にも

今日みたいな雨が降っていてね


初デートの日には

2人で雨宿りをしたから仲良くなれたし


結婚式の日には みんなが傘を差しながら

2人をお祝いしてくれたんだよ


そのおかげで

今 あなたがここにいてくれるの


だから ママは

晴れの日だけじゃなくって

雨の日だって大好きよ





きっと

ワクワクして聞いてもらえると思うし

子供にも雨のことを

好きになってもらえるかもしれない




一生に一度の大切な儀式だから

絵に描いたような

自分の想像通りのウエディングをしたい



やはり

そういう女性の方が多いでしょう



でもね



雨のせいで

真っ白のドレスが汚れてしまった分

何倍にも利子をつけて

その思い出を 

綺麗にして返してくれるのだと思うのです




甘いだけの思い出よりも

雨という ほろ苦いスパイスが加われば

思い出の味わいは

もっと広がりを見せてくれるはずです




嫌われものの雨




思い出を

素敵に彩ってくれる雨でもあります





これからの雨の季節

もし大切な日に雨が降ったとしても

嫌だ 嫌だ と憂うんじゃなくて

どうしたら楽しめるかを考えてみよう




同じように




もし自分の心に

雨が降りかかってしまったとしても

悲しい 悲しい と嘆いてばかりじゃなく

その辛い状況だって

どうやったら楽しめるんだろうか

と 考えていこう




自分の憂いがちの心を

紫陽花に止まるカタツムリのように

降る雨を喜んでみよう




サザンの

桑田さんも歌っていましたよ




思い出は いつの日も雨

なのです