10月15日。2マンに寄せて。 | HIGH BONE MUSCLEのヘルブログ

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都内某所【ヘルハウス】を拠点としながら関東関西中部中国四方八方東西南北ライブハウスがあればどこでも駆けつけては仲間を増やしていく、攻撃力200守備力300、温もり75%お祭り25%のRPG系バンド。

あれだけ鬱陶しいと嘆いた日差しはすっかり翳り、台風が残していった異常気象が随分懐かしく感じられた。

半袖のシャツ一枚で外を歩くことも少なくなったし、香る金木犀がより一層、冬の訪れを感じさせた。

 

平成最後の夏であり。3人になって初めての夏でもあった。

 

 

7月。

1カ月かけて沢山準備をした。

 

新しい曲を書き、今までの唄と向き合い。

何を歌おう。どう演奏しよう。

試行錯誤にひたすら明け暮れた。

 

改めて萩原の存在を再確認しながら、3人で唄を届ける方法を模索した。

日々それだけに向き合う、ある意味では孤独で、とても充実していた7月はバンド史上とても貴重な1カ月だった。

 

 

8月。

沢山のステージを踏んだ。

 

思い描いたモノ。唄を表現する事の難しさをひしひしと感じた。

3人。

裸だ、と思った。

 

用意したモノは、ステージの上では結局

「準備をしてきたモノ」

に過ぎなかった。

 

何も隠せない。誤魔化すことのできない舞台。

これが3人。

足が震えた。

 

なんとか立って、食いしばって、声を枯らして。

成そうとする毎に、少しずつ見えてきた。

可能性。

 

この3人だからこそ歌える唄がある。

創り出すことのできるステージがある。

 

8月と9月は手探りだった。

触れ、傷付き、そして得た。

 

 

10月。

この3人になって、東京、最初の大舞台。

渋谷eggmanには大なり小なり思い出がある。

 

そして2マンの相手、ちゅぱかぶら( )にも。

 

どうしようかなって思うっちゃうくらいに頼りなかった後輩は、ステージを踏んで、脱退、リリースを経て強く逞しくなった。

2マン。

同じ1日を共に作りたいと思えるバンドになっていた。

 

俺たちを見ていてくれている人。

ちゅぱかぶら( )を見てくれている人。

 

その全員と共に10/15を作りたいと。

今は本当に強く思っている。

 

 

これまでとこれから。

HIGH BONE MUSCLEもちゅぱかぶら( )も。

その先を見据えていることを、この日、あなたに伝えたいと思っている。

 

ライブ。

楽しんでほしい。喜んでほしい。その心に刻んでほしい。

そしてなにより。

 

俺たちが歩むその道の先で。

あなたと共に在れることを証明させてほしい。

 

2018年10月15日 渋谷eggman

 

あなたのことを、待っています。

 

鈴木啓

 

 

 

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