理想のプレスリリースは地域をつなぐ | マスコミに取材される方法

マスコミに取材される方法

新聞社とTV局に21年。PR会社に1年。その経験でプレスリリースの発信とマスコミ登場をサポートします。

 

私は新聞記者やテレビ局デスク時代、

たくさんのプレスリリースを読みました。

どのくらい読むかと言いますと、

毎日、50~80枚です。

読むのが仕事ですから、仕方ないのですが、

この「苦しい体験」があって、

独立後のパブリシティ指導ではみなさんに、

分かりやすいプレスリリースとは何か、を

重点的に伝えました。

 

相手を考えない我がままばかり

 

みんな我がままなんです。

自分勝手。

だからマスコミに伝わらない。

そう感じました。

こちら(記者)の事情を知らないために、

一方的な主張ばかりのプレスリリースを送り付けてきます。

 

逆の面も承知しています。

マスコミも同様。

書きたいように書くため都合よく切り取る。

自分勝手。

相手(取材対象)は素人なのに、

相手(取材対象)のペースではなく、

マスコミのペースで聞いて報道する。

 

「自分勝手」はどちらにも当てはまります。

 

どうしたら双方にとって良くなるでしょうか。

私が企業や公共団体のパブリシティ指導で

強く意識していたことがあります。

 

相手が望む方法で情報を伝えることが大切だと。

書き方だけの話ではありません。

内容も大切です。

 

地域間をつなぐ。

思いをつなぐ。

そうすると、双方が良い方向に向かうと伝えました。

 

1枚判断するのに30秒でも

 

私が取捨選択したプレスリリースを先ほど、

毎日50枚から80枚と書きました。

仮に50枚(部)だとしましょう。

1枚(部)にどのくらいの時間を使うのが適切でしょうか。

私は30秒が限界でした。

1枚(部)に30秒かけたとしても、

取捨選択の全体で25分かかります。

1カ月では…500分以上。

8時間以上も取捨選択に費やすのです。

 

プレスリリースは、

あなた本位ではなくて、記者本位で書くのがベスト。

私の著書でもそう書きました。

 

記者は「読み疲れ」ています。

一般から寄せられるプレスリリースだけでなく、

所属する記者クラブを管轄する官公庁からも

何かしら報道発表、記者会見案内があり、

常に読むことが仕事になっています。

 

そこで…。

こんなプレスリリースがあったらいいな、と

イラストの才能ある方にアドバイスしたことがあって…

見事に実践されていました。

 

 

私が求める分かりやすさにイラストを加えたる手法。

このオリジナルのプレスリリースを

地元の記者クラブに提出して

すぐに数社から取材依頼が来たそうです。

 

記者が楽しむプレスリリース


このプレスリリースが記者クラブに届いたら…

記者にとっては一服の清涼剤のようで、

とても注目されるでしょう。

 

僕が大好きなベクトルです。

・地域をつなぐ

・長所を人のために使う

 

紹介いたします。

イラストレーターのノグチノブコさん。

彼女が日々、発信されているインスタグラムも注目。

僕はこれもプレスリリース代わりだと思う。

 

 

 

 

彼女がメディアに出て注目され、

ノグチさんに発信を頼みたい企業が今後、

たくさん出るでしょうね。

 

素敵な循環が始まると思うのです。

ノグチノブコさんのホームページはこちらからどうぞ。


 

元新聞記者、テレビ局デスク

新しい広報のカタチを目指して

荒川岳志