今日は、楽しみにしていたお教室に参加。
(久々に使うこのカテゴリー)
とある日本酒の集いでお知り合いになれたシニア野菜ソムリエの方に、
こだわりの材料で味噌仕込みを教えていただきました
実はわたくし、とっても味噌好き。
母の出身は飛騨高山。朴葉の葉に味噌をのせ、直火で炙った香ばしい「朴葉味噌」が名物。
海から遠く離れて、冬は雪に閉ざされる土地。味噌にネギやキノコを入れたものや、赤蕪を発酵させた漬物が郷土料理。
塩味が強く貧しい食文化かもしれませんが、わたしのDNAにも組み込まれているのかな。
大人になり、お酒を嗜むようになってからは、よりしみじみとおいしく感じます。
田舎で過ごした夏休みの想い出。
母の生家には、味噌甕や漬物樽の並ぶ漬物部屋があり、古い蔵と共に恰好のかくれんぼ場所。
朝起きて一番最初のお手伝いは、豆味噌を擂鉢ですり、鰹節をかくこと。懐かしい・・・。
母も味噌には独特のこだわりがあり、実家の冷蔵庫には3~4種類の味噌があります。
具材により味噌の割合・濃さ・野菜の切り方も変わるので、味噌汁で季節の変化を感じたり。
転勤した土地も、長野・仙台と味噌どころ。「信州みそ」「仙台みそ」どちらも素朴で好き。
お味噌の仕込みを経験したいと思いつつ、なかなか機会がなく・・・。
今回とっても楽しみにお邪魔しました
こだわりの宮城産大豆+亀の尾米麹で仕込む味噌。酒造好適米ってとこがミソ
手でつぶれるくらいに柔らかく茹でられた大豆。ひたすら潰す潰す潰す。
これが想像以上に体力が要る作業。 首から僧帽筋にかけてピキピキ中・・・明日が恐い
大豆の原形が見えなくなるまで、袋の上からグイグイ押したり揉んだり畳んだり。
袋から出してからは、更に素手で潰す潰す潰す。
同じ大豆、同じ麹を使っても、作り手の常在菌や家の状態で味噌の味に違いもあるそう。
そんな話を聞いてしまったら、なんだか自分の分身みたいで愛しいじゃないか
ドーナツ状に土手を作り米麹投入。ずしっと重みが増す感じ。捏ねて潰して捏ねて潰して。
空気を抜くように意識しながらの作業は、蕎麦打ちにも似ている気がする
ちょっと肌寒かった仙台でも、しっとり汗をかく程の運動量。
手を動かしながら、口も動かしお喋り。これはストレス解消になるわぁ。
ちょっと小さ目になってしまった味噌玉。妙に可愛くて感情移入
しっかり空気を抜きながら容器に詰め込み、カビ防止の塩とラップで覆う。
中蓋の上、これまたカビ防止のワサビ。
これを上手に保管し来たら、来年の今頃およそ2kgのおいしいお味噌になるはず。
ちょこちょこ開けたくなりそうだけど、ぐっと我慢。楽しみだなぁ
今日はお喋りしながらのとっても楽しい作業だったけど、ひとりで黙々とだったら煮詰まりそう。
じっくり考えごとしたい時、最適な時間になるかも(笑)
味噌仕込み会のあと、スペシャルなお酒をいただきながら仙台の酒屋さん・居酒屋さんの情報など。
行ってみたいお店リストが、またまた増えちゃった。
大人の小鉢
小女子のきんぴら、ほろ苦さがたまりません。これはお酒すすみまくり。
スペシャルな日本酒も最高においしく・・・幸せ。
豊富な知識の泉から、いっぱい学びも頂けて、勿論お勉強もばっちりです
帰宅後、分けていただいた亀ノ尾米麹で「塩こうじ」仕込み。
一週間くらいで食べられるとのこと、夏野菜や魚の切り身を味わい深くしてくれるはず。
今からとっても楽しみです
少しづつ飲めるようになった宮城のお酒が、わたしの小さかった世界を広げてくれてます。
楽しく有意義な時間をありがとうございました
人に、お酒に、感謝です