2008・邦画 ★★★☆☆(3.8)(ファイナルご祝儀込み)
監督:石井康晴
出演:井上真央 松本潤 小栗旬 阿部力 松田翔太 北大路欣也 AKIRA 藤木直人 加藤夏希
貧乏家族の長女・牧野つくし(井上)は、事もあろうか超セレブばかりが集う名門高校・英徳学園に通う。
学園を牛耳る伝説の御曹司4人組、通称“F4”【花の4人組・FLOWER4の略】であった。
自己チューで乱暴者な大財閥の御曹司・道明寺司(松本)。
世界のトップを争う商社の御曹司でつくしの初恋の人・花沢類(小栗)。
日本一大きい茶道の家元の跡取である西門総二郎(松田)。
父親が日本の裏社会を取り仕切っているという美作あきら(阿部)。
“F4”のリーダー・道明寺司は、財力とルックスに物をいわせ「金で買えないものはない!」と豪語。
その上、どんな時でも「俺様」目線でモノを言う…、初めての2人の出会いは最悪であった。
しかし、つくしとの出会いでその性格は一変し、運命を強く感じて彼女を愛するように。
度重なるトラブルがあっても、みんなに助けられながら乗り越えてきた2人。
つくしの高校卒業のプロムでは、「このオレ様と結婚しろ!」と司からつくしへ、感動的なプロポーズが!
2人は全世界に向け、盛大な婚約発表会見を決行。
その後、結納を交わしたつくしは、道明寺の母・楓(加賀まりこ)から、道明寺家に嫁ぐ者に
代々受け継がれてきたティアラ“ビーナスの微笑”を贈られる。
しかしその夜、何者かにティアラを盗まれてしまうのだった…。
婚約者の証のティアラを取り戻す為に、世界中を司とつくしは駆け巡るのだったが…。
《***》
お~ほほほほ! まさか、こんな作品が!と思われている貴方様。 まだまだですわ…
少女コミックスの原作で、ドラマ化されて「ファイナル」は映画化になると言う事で、お子ちゃまにまみれて
見て参りました…。 モチ!もしもの事を考えて、ポイントでタダです。
当初は、「何だかなぁ~」と言う思いで見ていた「花より男子」の連ドラ。
ウチの男前が、お好きでこの時間にTVをつけるので、つられて見ていくうちにすっかりファンになっちゃいました。
超セレヴの「ありえねぇ~ちゅーの!」ぐらい金持ちのお坊ちゃん4人組のF4の中では、
誰が何と言おうと「花沢類」が好きですけど…。 小栗の事は、そうでもないけど花沢類の時だけ好き
F4占いちゃら、言うのもやってみたが、やっぱし「花沢類」になったし!(えっへん!?)
ファイナルでは、殆どカッチョ良い所も無く、終わってしまいましたが。
物腰が、物凄くソフトでフェミニストなんだよね。 始めにつくしを学園の嫌がらせから救ったのも花沢類でした。
でも、幾ら花沢類がカッチョ良くても、此処までシリーズも全てを見るって言うのは、何処にそんなに
魅力があるのか? ドラマを見ている時には、分からなかった。
俺様の司のとんでもない、言葉の使い方が面白いのも気に入っていましたが…。
つくしの健気な可愛さや、イザとなったらスーパーパンチを持ってるとか…。
司の母親(加賀まりこ)の意地悪加減が素敵だとか…。 等々…。
「此処が決定的に好き!」と言うのも無く、見ていたのか?とボンヤリ思いながら映画を見て、気付いた!
それは、道明寺司が牧野つくしの事をただひたすらに、好きだと言う純粋な思い。
「金で買えないものは無い」と豪語する、道明寺財閥の長男。
近寄ってくる女子もハンパ無い…、にも関わらず、つくしの事が好きだと言ってから、一度とすら浮気心を
見せた事が無い。
司が、大人になれない馬鹿息子だから…、と言う人もいるかもしれないけれど、これってある意味
メッチャ貴重な素敵な男子じゃねぇ?
映画の中にも、つくしが腹を空かせてバーガーをガッツリ食べていると「結婚したらブクブク太るんじゃ?」って
言う台詞があった。
貧乏だったつくしは、腹いっぱい余り今まで食べてこなかったから、ほっそりしているけれど、財閥夫人になって
何でも食べれる様になったら「ブクブクになるかもよ!そしたら、どうする?」と…。
けれども、司は「ブクブクになっても姿形に惚れたんじゃないから…」って、答える。
いやぁ~、これって結構乙女達のハートを鷲掴みだよね。 特に映画を見に来てたママチャン達はそうなんじゃ?
この作品は、何度と無くドラマ化されている。 初代・花沢類をやった藤木直人が映画に出演していた。
その時のつくしは内田有紀で、司は今をトキメク?谷原章介でした。
失礼しました!内田有紀主演の「花より男子」は劇場公開映画でした!(よゆぽんさん!有難う)
<ちなみに、↑の設定は大学生でした。 男前にもチラッと見せたら、「ダッサ!」と言ってました。>
とまぁ、ドラマが大好きだった理由はその辺にして…。
映画については、コレマタ「北大路様」がジャニーズ作品に出演されていますが…。 何でですのん?
そんな大物が出演の為に、やっぱりこの作品の時だけ好きな、司のねーちゃんこと「松嶋菜々子」が
出演していない所が、寂しかったなぁ~。
それと、実は「ロードショー前」にオンエアーが有った、スペシャルを見損ないましたので、もしや其処で
解決しているのだったら、ゴメンネ。
司のかーちゃん(加賀まり子)が、すんごく良い人になっているのは何故? アレだけ、反対していたのに!
最後の最後まで、あがいて欲しかったなぁ~。
そうすると、途中でつくしの口から出てくる「おかーさんの気持ちが少し分かる」と言うのが、凄く光るのにね。
後は、2時間ドラマスペシャルなみだとか、そう言う酷評もあるけれど、連ドラファンにとっては結構良かったんじゃ?
会場に明かりが点くまで、楽しい作品ですけれども、涙しているママシャン達が結構いらっしゃいました。
心の底から、司とつくしの事を心配していたのね! きっと…。
ドラマファンにとっては、良かったんじゃないの?
リアリティーが無さ過ぎるとか、そう言うのは「元から無いし~~!」の世界ですから。 いいじゃんか!
とは言え、コミックスを読む気にはならない私でした。 21世紀少年は、超面白かったッす!