中日が打診のあった選手が全員辞退した。
岩瀬や川上など、星野によって調子を崩された選手のため、ペナントレースにも大きな影響が出たことを考えれば、チームとして仕方のない判断と言えよう。
保証のないプロの世界で食べていくためには毎年が勝負。個人成績だけでなく、チームが勝ってこそ大きく年俸が上がることを考えれば、北京五輪で傷ついた選手にしてみれば、勘弁してくれとも言いたくなるもの。
でもそれだけでも測れないところである。最早サッカーでは世界と勝負できない日本にとって、勝負できるのは野球。野球で立場を作りつつ、野球を盛り上げていくことが次世代にとって必要なことを考えれば、将来的にも野球で食べていきたい彼らにしてみれば、WBCはそのための非常にいい機会。
先を見る、というのを考えれば、日本人メジャーリーガーにしてみれば日本に帰ればみんなトップ選手である分、余裕があるのかな、とも思う。
いずれにせよどのような方向に進むか、動向を見守りたい。