ダルビッシュを抜いて2.8億円ということで石井が契約更改した。
11勝10敗の峠を超えた投手に対しての評価としては高すぎるように思う。
確かにここ一番の投球には強いものの、監督であればシーズン中の安定した働きが希望したい。石井が過去、エースとなりきれなかったのも、この気まぐれから来る不安定さがあるからだろう。
特徴ある選手の少なくなったプロ野球界においては見ていて面白い選手ではあるが、年間通して安定した力を発揮するのがエースであり、エースに見合う年俸がナンボかというところで比較すると、石井のそれはやはり高すぎる。
球団としても選手の金銭感覚をきちんと作りながら交渉していかないと、自分をわきまえない要求に今後も閉口することになるだろう。逆にもらっていい選手はもっともらうべきだと思うし、いずれにせよ年俸高騰は選手側だけの問題でなく、育成を怠る球団側の問題でもあると思う。