Camp Fire | 関嶋 梢オフィシャルブログ 「Stop N Go! 傘を持つのも面倒くさい」

関嶋 梢オフィシャルブログ 「Stop N Go! 傘を持つのも面倒くさい」

気象予報士・関嶋 梢のブログ
カリフォルニアから日本に戻りました。最近は傘を持ち歩くのがすっかり面倒になってしまいました。ところ変われど相変わらず一生懸命"のろのろ運転"しています!

# Camp Fire

冬を迎えつつあるカリフォルニア

しかしまだ本格的な雨も降らず
どこもかしこもカラッカラ

そして夏の大規模な山火事に続き
再び南北で
ひどい山火事が発生しています。

気象解説をしていた時に言っていたけれど
乾燥すると
自然に生えている木だけでなく
家もカラッカラに乾いているんですよね。

ほとんどが木造のアメリカの家。
一瞬で街が燃え尽きてしまうという
恐ろしい事態が起きていて
未だ収束していません。

出火原因は
名前の通りキャンプファイヤーの
火の不始末とか
あるいは高圧電線の故障とか…

火は恐ろしい。

私の住んでいるシリコンバレーは
そこからは離れていますが、この通り…


今週、オレンジ色
(Unhealthy for Sensitive Group)になって
喘息の次男がいる我が家は
N95という規格のマスクを入手するのに
奔走したのですが、
ついにVery Unhealthy レベルまで
到達してしまい…

At my son’s school 

カリフォルニアブルーの空には
白いベールがかかり、
校庭の向こう側の木々すら霞んでいる。
(この後さらに視界悪化)

結局、この翌日である今日は
学校が休校になりました!!!

こんなの初めて!


長男、次男、それぞれのママ友と
どう対応するかたくさん話したけれど、
まず初期に感じたのは、

「みな情報ソースがバラついていて
どれを拠り所に
どの程度の対応をしたら良いか分からず
対応がバラバラ」
⬇️
「なおさらあたふたしてしまう」
(呼吸器の弱い子がいればなおさら)


過敏に反応しすぎて
学校などの活動を
制限しすぎるのも嫌だし、
でも後になって後悔はしたくないし…

数日そんな状態が続き、
私もすごく悩みました。


でもそれを解消してくれたのは
テレビのニュース、気象情報だったかな。

インターネットは
すぐにどこでも検索できて便利な一方で
やはり玉石混合、
きちんと選びとるのは大変。

今回に関して言えば、
ソースによって
汚染度の示し方が違ったりして
どう判断して良いか迷って混乱しました。
(だから話すママによって
受け止め方も全然違いました)

「消防署でマスク配布しています!」
とかそういう情報を得るには
インターネットが最適だけれど、
自分の行動の指針を決めるのには
テレビでの解説が役に立ちました。

これって自分がやっていて
この放送が出るまでの過程を
知っているから
なおさらなのかな?


現在ベイエリアは
高気圧圏内で風も弱いため
流れ込んだ煙が動かず
溜まってしまっているという状況です。

来週は場が変わり
低気圧がやってくる見通しなので
それによる雨を期待したいところです。



あ、解説の方が、
「空が白いうえに、気温も低かったら
(日照を遮るほどだったらという意味)
『Very unhealthy』」
と、目安を伝えていました。

それ分かりやすい。


# でも、局によっての扱いの違いは、
やっぱりあります…

#ラジオでは、

「某局が全くカリフォルニアの火事を
報じない!!!!!
(全国放送でって意味だと思うけど)」
「ハリケーン同様の大きな被害に
なっているというのに」
「アイツらはカリフォルニアが嫌いなんだな」

とパーソナリティが怒っていました。

やっぱりこういうの
あるんだなぁっと聞いていました😁