ラーメン店の店内のウエイティング用の椅子で、音楽に思わずリズムをとっていた私です。
デビッド•ボウイーが流れています。
センスいいですね。
ボウイーのグラムロック時代の一世を風靡した名盤の一曲です。
彼のアルバムでは「ベルリン三部作」が好きなんですが、こちらも聴くのは久しぶり。
懐かしく聴きました。
さて、このお店は「japanese soba noodles 蔦」。
2年4ヶ月ぶりの訪問です。
あまのじゃくな私は世間の評判が高くなると、自然と足が遠のく傾向があります。
「蔦」へ行かなくなったのも、大した理由があった訳ではなく、どうせ大行列だろうと半ば諦めてのことでした。
今回、久しぶりに訪問してみようと重い腰を上げたのは、「蔦」の二号店「蔦の葉」が同じ巣鴨にオープンしたことから、ブラッシュアップしたという本店の味を確かめてみたかったからです。
平日のオープン直前、巣鴨駅に到着しました。
店頭までは徒歩約3分です。
店の脇のマンションづたいに行列はできていました。
外待ちは約11名です。
約30分で店内に案内されました。
券売機で「味玉醤油そば」の食券を購入し、店内のウエイティング用の椅子に着席して待ちます。
大西店主は、キャップにTシャツという相変わらずカジュアルなスタイルです。
ほどなくして客席に移るよう促されました。
薀蓄を読みながら完成を待ちます。
そして「味玉醤油そば」が手渡されました。
低温調理チャーシュー•材木メンマ•刻み九条葱•味玉といったシンプルなトッピングです。
顔を丼に近づけてみますと、馨しい香りが鼻腔をくすぐります。
香りを嗅いだだけで、このスープが極上であるのは明らかです。
レンゲでスープをいただきます。
醤油がキリッと立ち、油から芳ばしい香りと独特の風合い、そして合わされた出汁によりかなり分厚い印象のスープになっています。
思わず笑みがこぼれてしまいました。
これはイケます。
大西氏のBlogによりますと、醤油は和歌山の淡口醤油、油は、イタリア産最高級黒トリュフオイルを使用しているとのこと。
スープの炊き時間を延ばし、ダシの厚みを増したのだそうです。
自家製ストーレート細麺は、しなやかな口当たりです。
スープを纏って、非常に魅力的な食感となります。
チャーシューの上に載せられたのは、
マッシュルームをメインに黒トリュフなどが入ったトリュフソース。
じわじわとスープに溶けだして、トリュフの風味を終盤まで楽しませてくれました。
かなり大事にいただいたつもりでしたが、あまりにも完成度が高かったのであっという間に完食•完飲です。
ごちそうさまでした。
やはり、大西店主はスキルが高い方ですね。
以前も美味しかったのに、さらにブラッシュアップされた一杯を堪能させていただきました。
他のメニューにも惹かれていますのでまた機会を作って訪問したいと思っています。
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