イジメなんてものは | 坂本龍~今夜は泡風呂ぐ~

坂本龍~今夜は泡風呂ぐ~

記事のテーマパーク。
記事の複合型施設。
記事のパルコ。



イジメとは、
イジメとはいったい何なんだと
その根幹の部分や本質を
いつだって考える。


起因の人間心理は一旦置いておいて、




そもそも
イジメとは呪いそのものである。




イジメを受けた側、被害者は
一生忘れられないだろう。
一生、死ぬまで傷を背負って生きていく。
そして、加害者に死んで欲しいと
そう願うだろう。


死んで欲しいは極論とは言え、
少なくとも先々で
自分と同等、或いはそれ以上の不幸を
望むはずだ。


それは至極真っ当な結論だ。




俺は兼ねてから、
酷い事を言われた、された、
その人に対して、
一生許さなくてもいいという持論を
唱えている。



許さない事で自分を守れるし
許さない事で前に進む事象もあるだろう。

これはイジメに限った話ではない。


俺は何も許した事は無い。


中学の時に嫌いだったアイツ
バイト先で折りが合わなかったやつ、


メンバーに言われた
曲が良くないなんて言葉さえ
一つ一つ鮮明に覚えている。



ハッキリと一言一句覚えてるよ。



やっと全国流通だというその時期から
途端にあらゆるトラブルが起きまくった事も
全て鮮明に覚えているし、
今となってはメンバー、ハウアンは大好きだけど
かと言ってあの日々のことは
別に許してない。


許すとか、許さないとか、
そういうベクトルとはまた違うけど
平たく言えば別に許してないよ。



ずっと、脳内を這って引きずりまわる、



傷が付いたら、



そんなもんだろう。






話が飛躍してしまったけれど
話題をイジメに返すとして、
つまり何が言いたいかというと
された側も加害者に呪いをかけている。



加害者は加害者で、
相当な十字架を背負う事になる。


一生恨まれながら、
死んで欲しいと願われながら。


何処かで楽しく食事をしていても
家族と旅行をしていても
何をしていても、
その瞬間、死を望まれている。





そんなの、呪いそのものでしかない。




こんなに悲しくてやりきれない
図式があるか?





今回の件で、改めて認識させられた。
何十年経とうがイジメは風化しない。



そしてまた、自然と
イジメをし返してる構図になってる事を
皆、理解していない。




Twitterの炎上なんて
イジメそのものだし、
例えばミュージシャンなら、
一定数のファンにかまけて
過去にされた嫌なことを
作品に落とし込む事は、
それはイジメをし返していると思っている。



もう、呪いを掛け合うのはやめてくれ。





幸せになる方法を、探し合う。
そんな建設的な世界になってくれ。