食い止めないといけない側の人々 | 坂本龍~今夜は泡風呂ぐ~

坂本龍~今夜は泡風呂ぐ~

記事のテーマパーク。
記事の複合型施設。
記事のパルコ。



僕は有難い事に、ネットでハネて
不特定多数の人に自分の作品が届いた時期に、
誹謗中傷に悩まされた事って1度も無いんですね。

沢山コメントを貰ったけれど、
ほとんど無かったんです。
本当に恵まれているな、と思っているし、
ネットと言うものに対する
ネガティブな印象に反して、
良い人たちも多いんだと言う所感を持っています。

まぁ、これからあるかも知れないけど。



それにしても、
昔から『人の縁や運』が良いんだと思います。

僕がここから展開したい話が、もちろん
ただ自慢したい訳ではなくてちゃんとあるんです。


そうやって人の運や縁に恵まれてきた、
親や親戚からも真っ当に愛されて
友達も、学生時代から恋人も出来て
いじめられる事もなく、
なんとなくスポーツも勉強も芸術も
こなして育った僕は
この世界の混沌とした、有象無象の闇のような
物を『食い止めないと』いけないんですね。

そんな使命があると、勝手ながらに思ってます。

何をヒーローぶってるんだ?と、
そんなふうに思われてももはや良いです。


何故ならば『心のゆとり貯金』のようなものが
莫大にあるからです。


つまりそれはどういう事かというと、
ネットに転がる本当にヤバい人たち、
絶対に折り合わないであろう人たちは、
そう言った生い立ちの背景が僕とは
まるで違い、『心のゆとりの違い』の絶対数が
違うからなんだと思うんです。


それは、不可抗力じゃないですか。


そう言った心のゆとりの違いみたいなものって、
10代の時点で完成してしまう気がするんです。

いくら可愛い子でも、
親に愛されて育てられなかった子は
いつまで経っても自己肯定感が
低いですよね。


いじめを経験した人は、
そこから社会でどんなに評価を得ても、
つけあがらずにずっと謙虚な気がします。
それは早い段階で人間の底を知ってしまったからなんだと思います。


厄介な事に、心のゆとりというのは
ある程度の年齢で熟成されて、
増やすことはとても難しく、
減らす事はとても容易いんです。


例えば心のゆとり貯金が沢山ある
コンビニ店員さんがいるとして、
心の貯金が乏しいサラリーマンは、
何かのきっかけで
その店員に怒鳴りつけたとします。

この時点で、如何なる理由があれど、
年下の店員を怒鳴ると言う行為を
理解する事が僕には出来ません。

でもここで、心のゆとりの背景を
想像すると幾許か合点がいくんですね。
なるほど、この人の歩んだ若き時代が
なんとなく想定出来る。

だからと言ってそれが
許される訳ではないんですが、
ここが『食い止める』という事に繋がるんです。

そのコンビニ店員さんは、
ゆとり貯金が沢山あるから、
負を『食い止める』ことが出来るんですよ。

こんな事があった。
友達に話そう、恋人に言おう。
何かで発散しよう。

ここからがポイントです。
そのコンビニ店員の
心のゆとり貯金が、『普通』くらいだったら
どうでしょうか。

確実に貯金が削がれます。
負のパワーは強いから。
ひとたび
『ゆとりが乏しい』状態に変化して、
例えば自身のSNSで、
有名人を誹謗したりする形で
発散したりなど。

そして、その誹謗を受けた有名人の
心のゆとり貯金がそがれて、

と言った最悪の負の連鎖というものが、
ネット及び実生活で起きているんですね。


繰り返しになるんですが僕は
心のゆとり貯金があるので、
僕と関わってくれている
人には無条件で優しく接したいんです。

それは嫌われたくないから、と言った
安直なものではなく
上記で挙げた感じなんですね。

多少鋭利な物をぶつけられても、
それを食い止めるし、負を連鎖させない。
負を、ここで止める。


それが、役目だと思ってます。
社会を良くするとか言うとかなり
仰々しいけれど、それに通ずるものがあると思います。


とは言っても精神の強度はまた別問題なので、
何があっても食い止められる、そんな自信はないですけどね。


けれど、最善は尽くしたいなって思います。

現時点で、僕の周りは皆優しいし、
嫌な気持ちになるなんて事は、
ミクロな単位ではあっても
マクロな単位ではないです。


頑張っていきたいものですね。