さて、陣痛の波が大きくなったり小さくなったり、一進一退を繰り返し、なかなかその時はやってきません。
私が娘を生んだ時が36時間という難産だったので、そうならなければ良いけど・・・と祈りつつ、
あと1時間くらいかな?という助産師さんの言葉に、
こういう時の1時間って、気の遠くなるくらい長い時間に感じられるのよね、なんて、励ましにもならないことを口にしたり。
モニターのテレビは消されてヒーリングミュージックに変わり、様子を見に現れた医師が、もう少しですね、頑張りましょう、と。
そうこうするうちに「その時」が近づいたらしく、LDRにスタッフさんの人数が増え、「立ち合いはしない」と言っていた娘が、やっぱり一緒にいてほしい、ということで娘の夫が立ち会うことになり、私はLDRの外で待機することになりました。
時折聞こえる娘の唸り声。
私はいても立ってもいられなくて窓の外を眺めたりお水を飲んだり。
LDRからの声が、赤ちゃんの泣き声なのか娘の叫び声なのか、よくわからないままに時は過ぎ、40分くらい経った頃でしょうか。
一人の医師がLDRから出てきて
「おめでとうございます。元気な女の子ですよ。もう少し処置に時間がかかりますから、ここでお待ちください。」と。
続けざまに彼が出てきて、
「指の爪の形がお母さんにそっくりですよ。」
娘の爪の形は私とそっくりなので、3代同じ爪の形をしている、ということを言いたかったようです。
その後、やっと入室を許された私は初孫と対面。
2,700グラムの小さな赤ちゃんでした。
何はともあれ、無事に生まれて本当に良かった!
自分の産んだ娘が、そのまた娘を産むって、なんだかとっても不思議な感じがしました。
そして、昨年の4月に亡くなった私の母が、この子を見ることができなかったのはとても残念だけど、私は
「もしかしたらこの子は母の生まれ変わりなのかもしれない」
とも思っているのです。
それにしても、新しい生命の誕生って、とても神秘的で、そしてとても神聖なできごと。
これまでの私たち母娘の道のりを振り返ると、こんな素晴らしい日を迎えられるなんて以前は想像がつかなかったので、生きてさえいれば良いこともちゃんと巡って来るんだなぁと、しみじみ思い、感慨深いものがありました。
この子がどういう人生を歩むのかはわかりませんが、健やかに育ってほしいと、願ってやみません。
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