印象論ばかりの勝手な考察その1〜WHITE ASHについて | まっつのブログって名前、氾濫しすぎだろ‼

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中身の無いブログにはしたくない、というか言いたい事無きゃ文章なんて書かないですよねー。音楽の話が中心ですが、後々仮面ライダーの話もするかも。

まっつ「いやあ、参りました」

司会者「どうしたんですか。もうネタ切れですか。勘弁して下さいよ」

まっつ「いや、参ったというより、プレッシャーに押しつぶされそう、と言う方が正しいでしょうか」

司会者「勿体ぶる人間は面倒臭いだけですよ」

まっつ「実はですね、Twitterの方で前々から僕の『音小屋』という単語が含まれるツイートを、OTONARIやOTOTOYで原稿を執筆した竹島絵奈さんとyajirushiで原稿を執筆した小田部仁さんが積極的にお気に入りに入れてくれて」

司会者「所謂エゴサーチですよね。自らが関わった雑誌の反応を見るには手っ取り早い方法でしょうから、当然の行動では」

まっつ「で、かなりお気に入り登録される数も増えていましたし、小田部さんに至っては向こうからフォローして頂いたので、私もお二方をフォローして、ご挨拶も兼ねて少しタイムライン上でお話したんです」

司会者「いいじゃないですか。自分が読んでる雑誌のライターさんと話せるなんて、いい時代になりましたね」

まっつ「言ったら憧れの人だからね。緊張しっぱなしでした。で、音小屋に落選した悔しさから、音楽の話題について喋るブログを開設しました‼という趣旨の話をしたら、小田部さんからこんな返事が」
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司会者「これはプレッシャーになりますね確かに」

まっつ「小田部さん、このツイートにもある様にかなり酔っていたみたいですし、後にこのリプライは消されたんですが、やっぱりライター経験のある方からの言葉なので、プレッシャーですね」

司会者「応援してくれている訳ですから、しっかり続けていきましょう。今回はWHITE ASHのメジャーデビューシングル『Velocity』と、バンドの人気の理由について、勝手に考察していくという事で」

まっつ「はい。前回も掲載しましたがもう一度PV貼っときます」



司会者「演奏にキレがありますね。かっこいい」

まっつ「うん。それぞれの楽器が寸分の狂いもないリズムで耳に届いてくる。個人的にはもう少し、サビでのび太さんの高音ボーカルを聴きたかったけど」

司会者「そもそも彼らを知ったのはいつなんですか」

まっつ「確か2011年8月号のMUSICAのディスクレヴューに2ndミニアルバムの『WALTZ WITH VALKYRIE』が掲載されていて、気になってYouTubeで『Thunderous』のPVを見たのが多分最初」



司会者「何故今彼らについて喋ろうと思ったんですか」

まっつ「うーん、何故今かって言われたら『ブログを集中して書ける環境になったからです』って答えしかないですね。ただ、『不思議なバンドだな』
とはずっと思っていました」

司会者「と言うと」

まっつ「まず歌詞の面で言うと、主に英語を使用してはいますけど、単語も文法もめちゃくちゃじゃないですか」

司会者「2011年7月のRooftopでのクリープハイプ尾崎世界観との対談記事でもこんな事を言っていますしね

のび太:歌詞で使っている英語には存在しない単語もあるんです。


まっつ「そうそう。言ってしまえば、日本語圏の人にも英語圏の人にも歌詞の内容は伝わりようがないんですよ。どうしたって歌詞の内容に重きが置かれがちなこの国には、あまりに不似合いなスタンスだと思うんです」

司会者「まず歌詞の内容ありきな側面は昔から日本にありますね確かに」

まっつ「うん。で、曲に関してもさ、やっぱり海外からの影響を受けてるってだけだとここまで人気にはならなかったと思うんだ」

司会者「洋邦問わず影響は受けているようですよ。詳しくはこちらで

まっつ「そうなんだ。で、彼らはフェイバリットとしてArctic Monkeysを良く挙げているんですが」



司会者「2002年にイングランドで結成された4人組のロックバンドですね。このバンドもWHITE ASHと同じく、ギターのリフにインパクトがありますね」

まっつ「そうなんですが、WHITE ASHの方が音と音の間に隙間がある感じしません?」

司会者「言われてみたらそうかもしれませんね。アークティックの方はまだ音と音のつなぎ目が埋まっている印象があるかも」

まっつ「そうなんです。WHITE ASHはもう、『一音を鳴らし切ってから次の一音へ』といった感じで音と音をしっかり分離させているなあと思いまして」

司会者「ザクザクとした聴き心地ですね。で、それがどうしたって話だと思うんですが」

まっつ「はい。ここで僕がパッと浮かんだのは、『盆踊りっぽいなぁ』という事で」

司会者「それはまたどういう」

まっつ「まあまずはこれでも見て下さい」



司会者「いやまあ、盆踊りですねとしか言い様がないんですが」

まっつ「まあ最後まで聞いて下さいよ。盆踊りで主要な役割を果たしているのは和太鼓や三味線や尺八であったりと、いずれも『残響音』が鳴り様がない楽器なんですよ」

司会者「まあ昔の楽器ですし、尺八で息を吹き続けるなどしなければ残響音なんて出ないでしょうね」

まっつ「そうなんです。で、WHITE ASHの楽曲も同じで、曲終わり以外で残響音のない曲が殆どなんです。つまり、一音一音を明確に区切る事でリズムが浮き彫りになり、盆踊りの様な日本特有のグルーヴが生まれているのではないかと」

司会者「かなりこじ付けた感じがありますね」

まっつ「言っても僕の印象論ですからね。で、そこにまるで楽器の一つであるかの様に口当たりの良いメロディをそこに当てている。歌ってみると本当に口が気持ちいいよ彼らの曲は」

司会者「しかし他にもそういった『リズムに重点を置いた曲作り』をしているバンドは沢山居そうなものですが」

まっつ「うーん、彼らの場合、それこそさっきも話したけど歌詞に意味なんてないから、必然的に意識が曲そのもの、ひいてはリズムへと向かうし、言葉ですら音の一つとして捉えられる。感情移入の余地も無く、聴取する要素が減れば自然と体も動くでしょう。結果、WHITE ASHの曲は今の日本ならではのダンスミュージックとしてしっかりと機能している様に思います。人気も出るって」

司会者「なるほど。洋楽のエッセンスを意識的に取り込む一方、無意識的に日本特有のグルーヴも彼らの曲には根付いてしまっている、と」

まっつ「無意識かどうかは分かりませんが僕はそう感じました」

司会者「かなり性急にまとめてしまいましたが言い残した事などあれば」

まっつ「いや、印象論ではあるけど大体感じた事は説明出来た気はします。あ、彼らの人気についてはのび太さんのキャラクター性も充分にあると思うけどそれは説明しなくてもいいかな。外見でフックをつけるやり方はMAN WITH A MISSIONに顕著だし、みんな体感として理解している事だと思うので」

司会者「了解です。次回はどうしましょう」

まっつ「この間OTOTOYでのこんな座談会記事を読んだんですが、皆さん実に色々な方法で音楽を発掘していらっしゃるなあと感じて、『音楽の探り方』について僕も色々調べたくなったので、フォロワーさんに少しインタビューでも出来れば、その様子を載せたいな、と思います」

司会者「わかりました。なるべく早めの更新を期待しています」

追記

司会者「Velocityについての考察、あんまりしてないじゃないですか」

まっつ「確かにそうね。次回ちょろっと続き書こうかな」