FLAKE RECORDSから考える、『ハブ』の必要性 | まっつのブログって名前、氾濫しすぎだろ‼

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中身の無いブログにはしたくない、というか言いたい事無きゃ文章なんて書かないですよねー。音楽の話が中心ですが、後々仮面ライダーの話もするかも。

まっつ「更新以外のタイミングでいきなりアクセス数伸びる現象、あれなんなんだろう」

司会者「時たま、前触れなく結構数字伸びる事がありますけど、更新直後のTwitter以外では宣伝すらしてないですよね。レジーさんや小田部さん、柴さんの時の様に、どなたかその界隈の著名な方がフックアップして下さったのでは」

まっつ「Twitterではここ最近フックアップしてくださってる方は見つからなかったけどなぁ。いきなりアクセス数増えてなんだか恐縮」

司会者「約2週間前のお知らせを挟んで、今日は久々にレギュラーの更新です。色々な方から『読みづらい』と不評ですから頑張ってくださいよ」

まっつ「そのネガティブキャンペーンやめてよ。今日は9月の後半に大阪に行った時の思い出話から始めようと思います」

司会者「音楽に関係した話なんですよね本当に」

まっつ「うん。木曜から土曜の3日間大阪と京都を観光してきたんだけど、土曜日にFLAKE RECORDSに行ってきまして」

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司会者「どんな雰囲気でしたか」

まっつ「コラムスピンでの鈴木絵美里さんの記事を事前に読んでおおよその雰囲気は掴んだつもりだったけど思ったよりも小規模だった。本当にマンションのワンフロア借りて営業してる感じ」

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司会者「壁一面のレコードは圧巻ですね。ちなみに、撮影の許可取ってますよねこれ」

まっつ「もちろんだよ。いや、本当にあの場所に立つとレコードのあまりの大きさと多さに圧倒されるね。レコードもがっつり試聴してきましたよ。CDやレコードの一枚一枚に推薦文が書かれたポップが付いていて、それも凄かったな。これめちゃくちゃ褒め言葉だけど、ポップの一枚にまでしっかりこだわれるのってもはや一種の執念だよね」

司会者「店長の和田さんはTwitterで、『好きなバンドを少しずつ着実に売っていく』とした上でこんなツイートをしていました」

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まっつ「あくまで『みんな大好き内輪ノリ』で終わらせるつもりはない、って事なのかな。少しずつでも自分の好きなものを広めていく姿勢は自分も見習わなきゃな」

司会者「しかし、こういった人と音楽を地道に繋ごうとしている所謂『ハブ』の存在意義そのものが揺らぎつつありますよね」

まっつ「そうなのかなぁ。でもFLAKE RECORDSや絵美里さんのコラムに掲載されていた様な『場』が世の中から見え辛くなっているっていう印象は強いかな」

司会者「確かに。でも何故、純粋に音楽を提供するそういった場所が中々可視化されないんでしょうね」

まっつ「うーん……頭の悪いガキの戯言だと思ってくれて構わないんだけど、そういった場所では『コミュニケーション』そのものは売り物になっていないでしょ。アイドルの握手会に顕著だけど、商品にプラスして『コミュニケーション』という付加価値を付けてマネタイズを計る手法が横行していて、成功しているケースが多い気がする」

司会者「握手会なんかは特にですけど、直接会う機会のめったにない人とのコミュニケーションは非日常ですしね」

まっつ「そう。コミュニケーションする事ってもはや何にも勝る一種のエンターテインメントになっているのかなぁとは思う。SNSもそうだけど、知らない人や有名人と共通の話題で盛り上がる事が簡単に出来る時代にあって、コミュニケーションを売り物にしていない『場』が中々世の中に見えて来ないのはある種必然なのかな、なんて悲しい事を考えたりする」

司会者「コミュニケーションする事のプライオリティが高いのは分かりますけど、それが理由で良いお店が可視化されないんじゃ、あまりにも不毛過ぎやしませんか」

まっつ「そうなんだけど、柴さんのこの記事にもあるフレーズを引用させて頂くと、『人は本能的に、レスポンスの遅いものを選ばなくなる』って事なのかなぁって思ってしまった」

司会者「柴さんのそちらの記事では、今年中にスタートするという『LINE Music』についての説明を着うた文化の隆盛の理由を絡めて考察されています」

まっつ「これも一種のハブだよね。さっき言った『商品プラスコミュニケーション』という形の最先端がこのツールだと思うんだけど、着うた程の人気を獲得し得るのかは正直僕は疑問で、そしてこのLINE Musicというツールがカバーしづらい部分にこそ、『場』の必要性が現れると思っていて」

司会者「なるほど」

まっつ「どうして僕が柴さんの言う『LINE Musicが着うた文化を蘇らせる』という見方に疑問を持っているかっていう理由については以前ツイートしたので載せておきます」

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司会者「確かに、CMソングのサビが分かればそれでコミュニケーションが成立する場面は多々ありそうですね。音楽を能動的に聴く事でさえ一種の非日常になっている方もきっといらっしゃいますし」

まっつ「そうそう。着うた文化が隆盛した理由って、曲の切り売りをした事も関係しているんじゃないかなって思う。そこだけあればコミュニケーションには充分って箇所が切り離されて売られているから多くの消費者が飛びついたのかなぁって」

司会者「サビだけなら大体が100円前後で購入出来ましたし、その手軽さも魅力だったんでしょうね」

まっつ「うん。それもあって、サビだけを聴いて『いいね‼』と感じた人達から配信シーンなるものが形成されていった様にも思うし、フルサイズってさほど需要ないのかもと思ったのがLINE Musicに対して抱いた疑問点の一つ目。だって知らない曲のイントロから聴くのなんて億劫でしょきっと。コミュニケーションを成り立たせる前に曲を聴く気が失せちゃう人、結構多いと思う」

司会者「なるほど。疑問点については分かりました。そろそろまとめに入って行きたいのですが、結局の所『LINE Musicというツールがカバーしづらい部分』とはなんなんでしょう」

まっつ「結局、こういったコミュニケーション主体でフル配信するサービスだと、双方が知っている曲でコミュニケーションを図ろうとする人が大多数な様な気がするのね。ハナから知らない曲にはアクセスし辛いって事」

司会者「果たしてそうでしょうか」

まっつ「もちろん、知らない曲を他者に提示するケースも沢山あるだろうけど、例えば、LINEのグループ内全員が知っている曲で盛り上がるとか、どうしても内輪ノリの方向に使われていくんじゃないかなって言うのがLINE Musicや他の『SNS+音楽プレイヤー』に対する僕の正直な感想。なんだか当たり前の結論になっちゃったけど、ディグる為の場所って言うのは、音楽を好きな人がいる限り続いていくだろうなと思う」

司会者「しかし、音楽好きの人を増やすのであれば、深掘りしたいと思わせる様な工夫は『場』にこれからより求められるものかもしれませんね」

まっつ「そうだね。紙の辞書って面白いぞ!って事を積極臭くなく伝えられるかがこれからの勝負だよね」

司会者「いきなり良く分からない例え入れるの止めてもらってもいいですか」

まっつ「電子辞書の様に、ある項目そのもののページだけを見るのではなく、周りにも面白いものやタメになるであろうものは沢山あるよって事。でも周りに目を向ける、向けさせる工夫は伝える側に少なからず必要だよね。いくらインターネットだSNSだと言えど、興味の無いジャンルには首突っ込まないだろうし。中国ではCDの移動販売車なるものがあるみたいで、それはかなり面白そうだったな」

司会者「それなら『場』そのものの宣伝にもなりますしね」

まっつ「うん。日本ではやってないのかな。なんか今日は『当然の事言ってるだけじゃね』って言われてもしょうがない結論だけど、とりあえずこんな感じで」

司会者「分かりました。次回はどうしますか」

まっつ「どうしようね。て言うか次回いつになるんだろう更新するの。EDMって言葉がここ数年日本で流行り始めたのは何故かとか、色々気になってる項目はあるんだけど、とりあえず未定で」

司会者「できるだけ早めの更新を期待しています」