私にはもっとよい方法がわかります
正しくやらなくてはいけません
『表現』の軸の高位の『態度』である。
この態度をとる人は、常に物事が以下にあるべきかについて語り、その会話には『こうあるべきだ』、『こうするべき』という内容の話が多い傾向がある。
この態度をとる人は、全人口の約 30% と多いそうである。
『理想主義者』は思想や状況を『以下に進歩していくべきか』という観点から物事を捉え、そのために絶え間なく努力する性質を持つ。この性質のおかげで、多くの分野で活躍する人は多い。
一方で、個人崇拝に陥る傾向があるという欠点があり、自分の崇める対象の人物が『普通の人』であることに落胆することも少なくない。
別な特徴としては、自分自身に対して厳しく、過度な要求水準を自分に課すことも少なくなく、それを達成できない自分に対して欲求不満や自己嫌悪に陥ることもしばしばあるという点である。この性質が良い方向に活かされれば自分の能力を最大限に生かすことも可能である。
また、理想主義者は他人にも厳しい傾向があるが、それは他人も自分と同じような考え方をするはずだと信じていることによる。そして、そうではないことを知ると困惑することもある。
『理想主義者』は、今ある物事には常に完全の余地があると考えるが、うまく機能すればモチベーションにつながるが、逆の場合は常に自己嫌悪に陥ることになるそうである。
なお、『表現』の軸には、人間関係においては『理想主義』、それ以外は『懐疑主義』という場合もあるらしい。
<『理想主義』の有名人>
アール・ワレン、ガリレオ・ガリレイ、ゲーテ、アドルフ・ヒットラー、ジョン・F・ケネディー、毛沢東、ジミー・ヘンドリクス、アーネスト・ヘミングウェイ
<陽極>
統合、あらゆる可能性の中から最善の組み合わせを生み出す、発展させる、すべての部分をまとめる、実際的
<陰極>
幼稚、非現実的、理に足が着いていない、完全主義
人が生きていくうえで、常に物事を考えることと思考力を鍛えることが必要であるが、特にこの態度の場合はそれが求められるのではないかと感じるのである。うわべだけを捉えて『理想主義』で生きていると、この世界は落胆に満ちているように見えるのではないかと思うのである。
次回は『行動』の軸の『態度』を取り上げる予定である。