日本ではあまりなじみのないスイスチャード、もしくはフダンソウという野菜ですが
スペインでは結構ポピュラーな野菜で、ニンニクとお酢と一緒に炒める家庭料理がよく作られます。
食感も見た目もほうれん草に似ていますが味は苦味はなく、白菜に似ています。
１年中収穫できるので、「不断草」という名前なんだそうですよ。
にんにく炒めもおいしいんですが、今回は趣向を変えて、葉の部分はスパイシーにクミンでトマトピューレと
煮ました。いつもと違った風味が新鮮です。
クミンは古代ギリシャでは食欲のシンボルで、中世ヨーロッパでは恋人の心がわりをふせぐ特効薬として、
戦場に行く若者に持たせたり、結婚式の日に花嫁や花婿のポケットに忍ばせるなどという習慣があった
らしいですよ。自分の得意料理の味をクミンの匂いで思い出させる意味があるんでしょうねｗ
クミンを入れると入れないのではまったく違った料理になりますからね。
(入れすぎにも注意が必要ですけど(;^_^))
しかも消化促進、解毒、駆風などの胃にやさしい効能があるみたいです。一石二鳥！
葉軸の部分はごま和えにしてみました。さっぱりしてて葉の部分との味のコントラストが楽しめました。
キノコとチーズが合います！キノコはカリウムを豊富に含んでいて、塩分の過剰摂取を防ぐみたいなので
ナイスコンビネーションですね。ちなみにスイスチャードもカリウムを多く含んでいるみたいです。
ヒラタケとシイタケをバターと醤油で炒めたものの上に、同じく炒めたニンニクとネギを載せ、チーズを
振りかけオーブンできつね色になるまで焼いて完成です。最後にタイムをぱらりと。
さっきのクミンのトマトソースをこれにかけたらおいしかったです。ラッキーパンチｗ(o^-')b