日本の典型的なダメな会議 | 畑雅文のブログ

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さて本文↓

作品公開の1年半前から会議が始まった、とある企画…。

大人が10人以上集まってロクに決断も出ないまま、毎週に渡り数時間の話し合い。

その日に何を決めるか提示せず、終了目安の時刻も設定しない。
とりあえず定例だからと言って話し始める。
あーでもないこーでもない。

プロジェクトのチーフは「時間をかければ良いものが出来る」という考えなので、人を長時間の話し合いに巻き込み続ける事への抵抗はほとんど無い様子。

僕は費やした時間なんて関係ないと思ってる。
どんだけ手間をかけたってつまんないものはつまんない。
むしろ良いものでも、短時間で出来たと聞いたら見向きもせずに駄作の烙印を押すのだろうか?
とても危険な思考という気がする。

とにかく時間泥棒には付き合ってられないので、自分は他の仕事を優先した方が良さそうだと感じて欠席させてもらった。その際のリモート会議は7時間かかったそうだ。
にも関わらず何も決まらない。
それもゴールに向かっての道のりと捉えれば聞こえは良いが、さすがに労力の搾取極まりないと感じた。

僕は何度か改善を求めてスタッフに相談した。
同調はしてくれて、時間短縮の提案をチーフに持ちかけたみたいだが、結局うやむやにされている。

中には「オリジナルコンテンツを作る会議はこういうもの。よくある事ですから」と慣れっこのように語る人もいたが、どこか嬉しそうだった。

何かもうこの人達、ただ誰かと話したいだけなんじゃないの!?
ものづくりしてる感覚を味わいたい連中の会議ごっこか?

しかも、よくある事だからって容認していいのか?

自分が車に轢かれて「交通事故は年間でかなりの数。よくある事」と済ませていいはずがない。

有象無象の小さな創造性を持ち寄っても面白くなんてならない。
やっぱり選ばれた誰か1人の作家性に従って、追いかけるように作っていくのが良いと思う。

僕はみんなで話し合って作るのが嫌いなんでしょうね。
特にストーリーを考えるような構成会議。
それってアイディアの勝負じゃなくて、コミュニケーション対決だもん。