丸山城 鳥取市 | 山城攻略日記

山城攻略日記

北海道から沖縄まで、日本全国の有名所の城を旅し…
現在は地元・鳥取を中心とした城巡りの日々(^-^)/

標高44m・比高40mの丸山城(鳥取市六反田)富士山
吉岡将監定勝の父、春斉の築城らしい…


吉岡氏の先祖は村上天皇と云われ、姓を赤松(または赤松の被官)として、古くからこの地の国侍として定着し、地名を取って吉岡と姓を名乗ったものと云われる。
「太平記」正平九年(1354)の摂津国神南合戦の因幡勢にみられる吉岡安芸守とは、吉岡の祖と考えられるもので、年代的に丸山城を築いた将監こと春斉はその嫡子かも知れない。
将監は、湖山池の入江の一角に位置する六反田部落の孤山・丸山城に居城を構えた。大手を北西とした平山城で、小規模ながら鳥取と米子を結ぶ幹道と、矢矯、松原を結び末恒に至る交錯点にあたり、湖山池の舟の交通が一望でき、かつ領内一の穀倉地、金沢(米の沢)・大畑部落に接し、戦略的にも交通の要所とされるこの地を最適と考え築城したのであろう。
晩年まで居城し、やがて剃髪して入道「春斉」と称した。
吉岡の濱泉寺に伝わる位牌に「同契院殿親衛尉中山道異大居士」永禄八年(1565)乙丑八月十三日とあるのは、定勝でなく将監こと春斉のものと考えられている。
(※吉岡の郷土資料より)


西側の集落から、山への道があり、今は建物の礎石のみ残る神社への参道のようだ…

そのすぐ南側の斜面には、竪堀がビックリマーク

三重の竪堀となっている!!


神社跡の曲輪から登り土塁で上へ…


上は広い曲輪となり、主郭の南側には堀切が合格


主郭ひらめき電球


東側には長い帯曲輪があり、真ん中辺りに竪堀…


小さな竪堀が二つ並んでいる…


北側斜面にも曲輪が連なり、北西には竪堀合格


丸山城遠望カメラ

比較的楽に見て回れるが、南と東の遺構の一部は、想像を絶する薮に埋もれた城…


鳥取市の城