道の駅、足寄駅 の辺りで車を止め、2~3時間位、睡眠をとり、俺のおばあちゃんの家に行く事にした。足寄から車で30分位、おばあちゃんの家は山の上にある。山を持っていて、昔、牧場をやっていた。去年も行ったのだが、友が牛に追っかけられ怖い目にあった。
山の上まで1回、1回、友が車から降り、気を揺さぶり、蹴って、クワガタを確認する。夜、霧が降ったから水滴が沢山、落ちてくる。
降りる、揺さぶる、蹴る、水落ちる、
車に戻ってくる時、渋い顔をしている。
この動作、プロレスラーの修行みたいだった。
やればやる程、キレがましていた。
やっているうちに水滴と汗で友は臭くなっていった。
やっとの事でおばあちゃんの家に着いた。鍵がかかっている。貼り紙が貼っている。
「ご用の方はこちらにお電話下さい。息子」
さすがだ。
玄関に名前は書いていない。誰の家だ?
普通、名前をフルネームで書くものなのだが、血筋は争えない。俺の源はここから来ているのだ。
朝5時である。電話する程バカではない。
近くに沢山、ラワンぶきがなっているので友と取ることにした。
友も自分の異臭に気づいたのか?車から傘を出し傘をさしなが木を揺さぶり、蹴っていた。
相変わらず、渋い顔である。稽古?を2時間位してバテてきたようで、温泉に、行く事にした。
十勝川温泉である。足寄から50k位?ここまでくると距離感が可笑しくなり、近く感じる。案の定、高速で30分位で着いた。
まだちょっと時間があったので音更、道の駅でお土産など見ていた。店員さんも気さくで優しい人ばかりでソフトクリームを楽しみにしてた俺をまだ開店時間ではないのでもうちょい待っててとなだめてくれた。オススメは、豆がカップの中に入っているソフトクリームだがそれは食べなかった。
その後、十勝川温泉である。ぬるま湯と暖かいお湯の2つしか風呂がないのだがみんなぬるま湯に入っている。
みんながぬるま湯に入っているのでぬるま湯に入る事にした。
おじいちゃんが話かけてくるのだが何をしゃべっているのかわからない。なまっているのか?耳に水が入っているのか?
スマイル&うなずき。これでなんとか切り抜けた。最後に真剣な顔で何か言っていたのが気になる。
宴会場で1時間、休憩をして、帯広に食事をしに行く事にした。
帯広と言えば豚丼。インディアンカレーもいいが、これはお土産で持って帰ろう。帯広の地元の知り合いに一番、美味しいとこを紹介して行ってみると休日。とん田で食べる事にした。
ここも美味い。いつのまにか大盛りになっていた。勘違いしたらしい。さすがにお腹いっぱいでギブアップだったのだがデザートは別バラ、帯広駅でソフトクリーム、2個目。クランベリーも考えたのだが、それは無理だった。
風呂と、お腹いっぱい。睡魔が襲ってきたのであった。(第2部完)