こちらが、とある国の殿様。
敵襲!
家臣がやって来て、急いで甲冑を着るようにと伝える。
殿「嫌じゃ!!」
え?なぜですか?!
殿「なんだか重そうだし、暑そうだし、動きにくそうだし、
それに……面倒じゃっ!!」
殿ぉぉぉぉっっ!!
甲冑という物は創意工夫を、凝らして作られており、
ここなど、一枚の鉄板ではなく複数の板が連なっており、
決して動きにくいなどという事はありませぬ
殿「そうなのか? ……では、暑いのと、重いのは?」
殿「なんで、目を逸らすのじゃ!?」
そこへ、くノ一の襲撃。
迎え撃つ武者達。
お腹を斬られても甲冑があるから大丈夫。
肩を斬られても甲冑があるから大丈夫。
腕を斬られても甲冑があるから大丈夫。
甲冑で身を守り、優位に戦いくノ一達を追い払う。
殿「甲冑がなかなか役に立つという事は分かった」
では、直ちに!
そこに、新手の忍者の襲撃。
迎え撃つ武者達。
しかし、甲冑の弱点の【脇】を斬らる武者。
もう1つの甲冑の弱点の【手首】を斬られた武者。
殿「脇と、手首か……他にも弱点はあるのか!?」
ちーん・・・
お大事にして下さい・・・
殿「結局、甲冑を着ておっても駄目ではないか!!」
殿ぉぉぉぉっっ!!
殿が完璧な人間ではないように、甲冑とて万能ではありません!!
殿「お主の儂に対する扱いがいよいよ辛辣じゃぞ。泣くぞ!」
何でも良いですから甲冑を着ますよ。
演武3に続く→