素敵な家族 | 筆武将の乱~俳優・伊藤俊彦のリベンジブログ

筆武将の乱~俳優・伊藤俊彦のリベンジブログ

筆無精から筆武将になると宣言したにも関わらず
再び筆無精に落ちぶれた
俳優・伊藤俊彦のリベンジダイアリー

おかげさまで
『不思議の国のアリス』
初日にたどり着き
スタートすることができました。

2回目の今日は夜公演のみなのでゆっくりですが
世の中は平日の朝です。
いつもどおりに起きて
3人で朝ごはんを食べながら
姫が昨日見たアリスの話をたくさんしてくれました。

「アリスは不思議の国に行ったの?
ん?それとも、そっか!
ずっと不思議の国にいて帰ったのかな?」

相変わらずチミの感性にはキュンとする。

「なんで探偵を置いていっちゃったの?
探偵がかわいそう。」

心配してくれてありがとう!

昨日は帰りの電車から
うちに帰ってご飯食べてるときも
お風呂でも
寝るまでずっとアリスのことを二人で
推理してたそうです。

「人事不省」とか「不貞」とか
難しい言葉や意味は
りんさんがいろんな例えで説明したそうです。

大人は物事を論理的に捉えがちですよね。
あたくしも台本を読みながら
時間軸やつじつま合わせをたくさん考えました。
妄想もたくさん膨らませました。

それは役の流れに確実性を持たせたかったからです。
今自分はどこにいるのか。

でも
これはアリスの世界なんだと思ったら
そこは無駄ではないけど
重要なことではないんだなって。

「アリスのために生きてください」

稽古場最後の通し稽古の前に
演出の拓朗が言った言葉がスコーンと落ちました。

そう考えると子供の感性は
目の前に起こっていることを
わかろうがわかるまいが
そのまま受け入れて
考えることは後でするんだなあと勉強になります。

ちなみにりんさんは
「自分の悪夢はみたくないけど、他人の悪夢を覗き見するのは楽しいね。」

これもりんさんらしい感想だ。

「あとね・・・」

姫が学校に行く前に言いました。

「初対面でいきなり踊っちゃダメでしょ!失礼だよ。」

舞台写真/横田敦史

すみません。

「しかも人気者って自分で言ったよね?そういうことは自分で言わないほうがいいよ。」

舞台写真/横田敦史

そういうとこは変に大人なのね。
ちっちは今日も初対面のお客様の前で踊ります。

こないだプラネタリウムに行ったら
十二星座がナゼ星になったのかを
全部話してくれました。

子供の興味は計り知れない。
隠し撮り/伊藤俊彦
 
本日もスズナリでお待ちしております!