金刀比羅神社(彌五佐エ門) | お散歩日記

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路地裏、バラック、長屋、昭和の香りがする飲食街、遊郭赤線跡地、廃墟、古い町並み、山奥・・・・そんな場所を訪れては下手糞な写真を撮っております。

新潟を発った日、新潟下町(シモマチ)に鎮座されている七箇所の神社を参拝しました。








絵馬の形をしたスタンプ台紙に各神社でスタンプを押して回ります。スタンプのデザインを手掛けたのは、新潟の街歩きの達人野内隆裕氏。野内氏の主催するにいがたなじらねっと









全ての神社を巡り終えたら下記の手拭を頂きました。私が最後に回った神社は「シモの新地の道楽稲荷」でお馴染みの湊稲荷神社。新潟遊廓の女性から信仰されたお社であります。





新潟下町に鎮座されている神社は何れも新潟遊廓に纏わる艶っぽいエピソードがあるような気がしてなりません。「新潟遊廓と神社」・・・・・・研究材料として非常に面白そうであります。下記は寄合町に鎮座される金刀比羅神社。北前船白山丸の船主鈴木彌五佐エ門が建立したことから、彌五佐エ門の金刀比羅神社と呼ばれております。





参拝者が様々な願をかける狛犬様が鎮座。「悪所通い」の文字・・・・・・夜な夜な新潟遊廓に通う旦那を憂う妻が願いをかけたのでしょうか。





はたまた太客を足止めする遊女の願いも狛犬様に込められていたのでしょうか。





どちらの願いを叶えたのかは蓋し神のみぞ知ることでありましょう。









・・・・・・・・・・彌五佐エ門の金刀比羅神社を参拝し終えると、私と同じように絵馬の形のスタンプ台紙を持つ青年に声をかけられます。当方を他県から来た観光客だと思っていた様子・・・・・。神前で暫し語らう。聞けば青年は北海道から出てきた新潟大学の非常勤講師。新潟の街並みなど随分とこの地を気に入ったことを強調していました。この後、下町の至る所で彼と再会。新潟を発つ直前に面白い出会いをしたものであります。彼から新潟の良さを揚々と話されると、四年余り暮らした新潟に強烈なる後ろ髪を引かれたのも確か。誰かが私を新潟に「足止め」をす可く、彌五佐エ門の狛犬様に願をかけていたのでしょうか。・・・・・・それも神のみぞ知ることであります。









今宵の新潟ビデヲ。「恋するフォーチュンクッキー 新潟」、ちらほらと知った顔が映っております(わらひ)。