リーグ戦で長崎に初勝利!
今日も勝手に振り返ります!
2015J2リーグ第1節
長崎県立総合運動公園陸上競技場 3/8 16:00kickoff
ジェフユナイテッド千葉 1 ー 0 V・ファーレン長崎
(前半 1 ー 0)
(後半 0 ー 0)
前節 ー位 → 位
勝点 ー → 3
得点 ー → 1
失点 ー → 0
完封 1試合
スタメン・選手交代
GK 高木 駿
DF 中村 太亮
DF 大岩 一貴
DF キム・ヒョヌン
DF 金井 貢史
MF パウリーニョ
MF 佐藤 勇人
MF 谷澤 達也
MF 井出 遥也(88分 →オナイウ 阿道)
MF ネイツ・ペチュニク(90+2分 →佐藤 健太郎)
FW 森本 貴幸(79分 →田中 佑昌)
ベンチメンバー
GK 岡本 昌弘
DF 田代 真一
DF 北爪 健吾
MF 田中 佑昌(79分 ←森本 貴幸)
MF 佐藤 健太郎(90+2分 ←ネイツ・ペチュニク)
MF 水野 晃樹
FW オナイウ 阿道(88分 ←井出 遥也)
得点
16分 井出 遥也①
警告/退場
71分 谷澤 達也 警告①
スタメン・フォーメーション

今季得点
井出 遥也①
今季警告/退場
谷澤 達也①/0
スタッツ
シュート:6-8
GK:9-8
CK:4-8
直接FK:18-11
間接FK:3-3
オフサイド:2-2
PK:0-0
2015シーズン、開幕しました!
ジェフは3年振りに開幕戦勝利。
長崎にはリーグ戦で初勝利。
幸先のいいスタートになりました。
シーズン最初の試合は4-2-3-1。
新加入選手では金井・パウリーニョ・ペチュニクの3人がスタメン。
北爪・晃樹がベンチ入り。
鈴木隆行はベンチ入りせず。
今日率直に感じたのは、バランスのよい手堅いチームになりそうだって事です。
ボールを保持する時間と結果がなかなか比例しなかったJ2でのジェフ。
ボールをキープしパスを回す事が目的になってしまう試合もありました。
今季は、選手の意識がまったく違うと今日感じました。
まず攻守の切り替え、特に守から攻への切り替えが速く、最初の選択肢が“タテ”でした。
何度も書いてきましたが、ボールを奪ったらまずもっとも速くもっとも手数少なく相手ゴールに迫るプレーを選択する事こそfootballの基本だと思っています。
それが出来なかった時に、初めて別の選択肢が出てくる。
J2降格以降のジェフは、この意識が薄かった。
ボールをキープしパスをつなげるからだったと思いますが。
要するに、精神的に“受け”にまわっていたのだと思います。
受けて立つ、みたいな。
今日のジェフは、相手ボールになるとまず守備陣形を整える。
そこでボランチの二人や前の4人が突っ掛けていく。
序盤こそプレスの勢いのあった長崎ですが、自分達がボールを保持する展開に、徐々に攻撃の手段を見付けられなくなります。
勇人とパウリーニョの二人は、バランスよく長崎の攻撃の芽を摘んでいく。
奪ったボールはタテに速く。
今までJ2で、ジェフが散々やられていた試合展開を、ジェフがピッチで展開する。
ここが、昨季までとの一番大きな違いと思います。
しっかりしたディフェンスをベースに、試合を展開する。
過去5年は、考えられなかった事。
でも、そこの意識を変えられた。
ジェフは受けて立つ立場ではなくチャレンジャー。
それをチーム・選手に浸透させた関塚さん初めとした指導陣。
シーズンのスタートとして、最高の状態と思います。
タテへの仕掛け。
言葉にすると簡単に聞こえますが。
リスクのある、勇気の必要なプレー。
それを今日は全員で出来た。
これも大きな変化。
ボールを持てる分、どうしても慎重というか無難なプレーを選択していたジェフ。
今日は、タテに仕掛けられた。
自陣ゴール前でリスクをおかす必要は当然ありませんが。
リスクを取って攻めなければ、なかなかゴールへは辿り着かない。
今日はリスクのある選択と、そのリスクへの備えがよかった。
パウリーニョと勇人のコンビが、とてもよかった。
TM山形戦から、ずいぶん連携と意思の疎通がよくなったと思う。
共に前に出る事が強みの二人ですが。
今日はお互いにバランスよくプレー出来た。
リスクを取っても。
それが一か八かではなく、備えが出来ている。
これは大きい。
攻撃に注力し過ぎてタテポンカウンターでやられていた過去を考えれば。
とても大きな変化と思います。
もちろん、連携や攻撃の形の構築はまだまだですが。
今日は先々に期待出来る事がたくさんあった。
まずペチュニク。
てっきり怪我で出れないと思っていたら、見事にスタメンでした。
まず視野が広い。
広いだけでなく、次のプレーにつなげる技術がある。
左右のバランスの改善は、後ろだけではなく前からの課題。
ピッチを左右に広く使う為にも、ペチュニクのプレーは有効と思う。
怪我明けだからか、まだまだ周りとの連携はイマイチ。
身体も重そう。
でも思ったよりもディフェンスに走るし、身体の使い方やボールの受け方は絶品です。
トップ下やインサイドハーフの1枚でもいいんじゃないでしょうか。
Jリーグの速い展開に慣れれば、大ブレイクすると思っています。
次に遥也。
也真人不在の状況ですが。
今日はとてもいいプレーでした。
遥也は、ポジショニングがとてもいい選手と思います。
玉離れがもう少し早ければ、バッジオみたいな“王様”になれると思う。
今日のゴールの場面。
タッチライン際での遥也のキープ→谷澤のサイドチェンジ→金井のクロス→森本のヘディング。
キーパーが弾いたボールを押し込んだ遥也。
金井のクロスの時、ペナルティーエリア内にいたのは森本と勇人。
サイド変えられて長崎ディフェンダーがボールを見ている時に、ペナルティーエリアに侵入してきた遥也。
抜群の感覚だと思います。
ボールをもう少し速く動かせれば、ホントにすごい選手になれると思う。
年代別ではなく、A代表狙える。
課題はやっぱり早い玉離れ。
技術がある分、そこが遅い。
世界のfootballのトレンドは“速さ(早さ)”。
Jリーグも同様。
遥也は、そこをもっと意識してほしい。
也真人も晃樹も新加入能登も控えるトップ下。
ペチュニクもトップ下いけそうです。
遥也の課題は速さ。
ジュニアユースから登り詰めた千葉の星。
ジェフのプロ選手に憧れる子供達の為にも、今季は昨季以上の大ブレイクを期待しています!
勇人とパウリーニョのダブルボランチ。
とてもよかったです。
TM山形戦から、大きな進歩を感じました。
勇人は何度も相手ペナルティーエリアに侵入。
パウリーニョはボールを狩り、ボールを散らす。
勇人と阿部勇樹のコンビ以来の可能性を感じます。
まさに“ジェフの心臓”。
勇人が久し振りに自分のプレーを取り戻した印象。
パウリーニョ獲得は、大正解だったと思います!
右SB金井。
ちゃんとプレー見たのは、正直今日が初めてでした。
左に偏っていたジェフの攻撃。
今日はいい意味で、太亮が目立たなかった。
金井のバランス感覚はいいですね。
試合後のコメントで言っていましたが、ディフェンスで自分が目立たない事が一番と。
今日はとてもよかったと思います。
右サイドはディフェンスとバランス取りに追われた昨季。
終盤は山口慶が右SBのレギュラーでした。
右ボランチの勇人・右SHの幸野含め、攻撃よりも守備に重きが置かれていた。
谷澤・太亮という左サイドの組み合わせもあって、どうしても右はディフェンス面が重要でした。
今日は、先程書いた様に太亮がセットプレー以外そんなに目立たなかった。
遥也のゴールは、左で崩してからの右からのクロス。
左右と攻守のバランスは、劇的に改善していると思う。
太亮が単独で仕掛けても、相手は対策してくる。
今日はセットプレー以外目立たなかった。
狙われてピンチもあった。
右が活性すれば、当然左にもスペースや時間が生まれる。
左右と攻守のバランス改善は、とても大きな課題。
右SB、今日のスタメン金井、ベンチの北爪。
どちらも右サイド活性化に大きく貢献してくれると思う。
これも大きな進歩と思います。
CBの大岩とキム。
山口智が移籍し、新たな補強は新卒選手のみ。
不安の声を多く聞きました。
大岩は、ディフェンスラインを統率し、ラインコントロールもしっかりしてきた。
逆サイドへの長いパスも狙っていた。
もちろん山口智にはまだ追い付いていないけれど。
一緒に戦った昨季までの経験を、キムと共に身に付けていると思う。
なによりも、大岩からは気合いを感じる。
心配よりも、期待の方が私は大きい。
大岩の成長は、ジェフ昇格の絶対条件。
やってくれるよ、大岩は。
よかった事ばかり書いてきましたが。
課題もまだまだ多い。
まず、試合の入り方が悪い。
今日も最初の5分10分は、長崎の勢いに圧倒されてしまいました。
ディフェンスに重きを置くクラブの多いJ2。
先制点を与えれば、絶対的に不利な状況を招きます。
今日は選手全員から、戦う気迫を感じました。
気持ちが入っているのは分かりました。
でも、試合開始からそれを全力で体現しないと。
J2では最初から飛ばしてまず先制。
後は守る。
それが理想の展開のクラブが多い。
試合開始からトップスピードにもっていかないと。
後手を踏む展開では、守る方が圧倒的に有利。
これは、J2降格以前からの課題ですが。
今日は長崎にボールを持たせる展開。
前半は、序盤のピンチ以外はほぼ理想の展開でした。
ただ、当然相手もハーフタイムに頭を切り替えて挑んでくる。
後半の戦い方には、大きな課題が残りました。
長崎は、ジェフのSBの裏のスペースを狙ってきます。
特にジェフの左サイド。
それと、SBとCBの間。
そこに中盤からパスを出されて、危ない場面を作られます。
全体的に運動量が落ちて、長崎の選手に中盤で自由にプレーされる場面が増えます。
ジェフは前半長崎の左SBを狙っていましたが、後半は太亮の裏のスペースを狙われます。
太亮・谷澤のコンビは。
ディフェンスに課題があります。
運動量の減った後半、そこを狙われた。
SBとCBの間にパスを通され、決定的な場面を作られた。
高木や勇人のスーパープレーで無失点に出来ましたが、今日は負けてもおかしくない試合だった。
全体的にラインが下がってしまった事。
前からのプレスが緩くなった事。
今日は無失点でしたが、それは運があったから。
それをよく理解して、次に向けていかなければ。
どんな相手だって、ピッチのど真ん中でフリーでボールを持てば、決定的なパスが出てきますから。
開幕戦で久し振りの勝利。
今日のジェフを見て、今季は大いに期待出来るチームになってきています。
ただ、まだまだ課題は多い。
このまま簡単には優勝・自動昇格は出来ない。
それを、サポも理解したい。
優勝・自動昇格への道は、とても険しい。
一歩一歩、登っていくのみ。
今日の試合。
パッと見にはよかった。
でも深く考えると、まだまだ課題が多い。
ジェフはチャレンジャーである。
ジェフはJ2で圧倒出来る程強くない。
それを頭に置いて、今季は戦いたい。
幸い、選手は全員戦う姿勢でいる。
今日も全員攻守にハードワークしていた。
これは、勝利・昇格の大前提。
サポもそうありたい。
これから、いい時も悪い時もあると思う。
勝利を、昇格を。
最後まで信じて戦うクラブが、最後に勝つと思う。
今日の長崎戦初勝利。
運も多分に味方してくれました。
でも、運ってとても重要。
過去3年の昇格プレーオフ。
ジェフは運がなかった。
色々な意味で今季ジェフは変わったと思う。
今季こそJ1昇格。
その目標を達成する為に、皆で頑張りましょう!
常に前向きに取り組む人に、よい結果は転がってくると思っています!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
今季も是非ポチっとご協力お願いします!

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今日の一言「今日は最初の一歩。一歩づつ進んでいきましょう!」