7戦終えて、未だ負けなし。
今日も勝手に振り返ります!
2015J2リーグ第7節
フクダ電子アリーナ 4/11 15:00kickoff
ジェフユナイテッド千葉 2 ー 0 大宮アルディージャ
(前半 0 ー 0)
(後半 2 ー 0)
前節 2位 → 1位
勝点 14 → 17
得点 11 → 13
失点 5 → 5
差 +6 → +8
完封 5
スタメン・選手交代
GK 高木 駿
DF 中村 太亮
DF 大岩 一貴
DF キム・ヒョヌン
DF 北爪 健吾(56分 → 金井 貢史)
MF パウリーニョ
MF 佐藤 勇人
MF 谷澤 達也(71分 → 田中 佑昌)
MF ネイツ・ペチュニク
MF 井出 遥也
FW 森本 貴幸(90分 → 佐藤 健太郎)
ベンチメンバー
GK 岡本 昌弘
DF 田代 真一
DF 金井 貢史(56分 ← 北爪 健吾)
MF 田中 佑昌(71分 ← 谷澤 達也)
MF 佐藤 健太郎(90分 ← 森本 貴幸)
MF 水野 晃樹
FW オナイウ 阿道
得点
77分 井出 遥也②
80分 井出 遥也③
警告/退場
50分 谷澤 達也 警告③
スタメン・フォーメーション

スタッツ
シュート:15-10
GK:9-11
CK:3-2
直接FK:15-14
間接FK:6-2
オフサイド:6-2
PK:0-0
今季得点
ネイツ・ペチュニク④
井出 遥也③
金井 貢史②
森本 貴幸①
パウリーニョ①
オナイウ 阿道①
キム・ヒョヌン①
今季警告/退場
谷澤 達也③/0
高木 駿②/0
金井 貢史①/0
キム・ヒョヌン①/0
ネイツ・ペチュニク①/0
パウリーニョ①/0
井出 遥也①/0
今日はとてもいい試合だったと思います。
今季ここまでのベストゲームだったのではないでしょうか。
派手さはありませんが、我慢比べの様な厳しい試合を勝ち切ったジェフ。
強さが本物になってきた感じがしますし、選手も自信を付けてきたのではないでしょうか。
ジェフは前節京都戦と同じスタメン。
怪我の金井以外は、開幕から7試合同じメンバーです。
右SBには、前節に続き北爪が入りました。
フクアリデビューです。
そしてベンチに、金井が復帰。
代わって也真人がベンチ外へ。
対する大宮。
前節怪我から復帰早々にゴールを決めたムルジャが1トップで先発。
同じく怪我で欠場していた家長がベンチに復帰。
多くの方が予想された様に、お互いに手堅い我慢比べの様な試合でした。
大宮は降格直後なだけに、さすがに選手の粒が揃っている。
しかし試合は2-0でジェフが勝利。
決して、ジェフの選手が大宮の選手よりも技術的にも戦術的にも優れていた、という訳ではないと思います。
では、何処に差があったのか。
以下勝手に語ります!
まずジェフの勝利のベースにあるのは。
全員で攻守に走り、球際や局面で戦う事を最後まで徹底出来た事。
毎試合書いていますが、これがホントにジェフのベース。
これこそ、今季のジェフのfootballだと思います。
これは大前提です。
お互いに、2トップ気味の4-2-3-1。
お互いに、前線のターゲットへの長いボールが多かった。
ジェフのペチュニクと大宮のムルジャ。
レッドスターで共にプレーした二人。
ペチュニクがアシストしてムルジャがゴール。
このコンビで、リーグ戦に優勝。
二人は親友だそうです。
二人の対決みたいな話題が新聞等にも載っていましたが。
二人共ヨーロッパの現役代表選手。
ここまで二人共、実力に疑う余地はないです。
しかし、当然二人はタイプの違う選手。
その使い方と活かし方。
ここがチームとして大きな差だったのかなと感じました。
ムルジャは、ストライカータイプの選手だと感じました。
自分が起点になって攻撃を作るよりも、自らゴールに向かっていくタイプ。
しかし大岩とキムの頑張りで、なかなか真ん中でボールを収められない。
サイドに流れてきたり、中盤まで降りてきたり。
そこでボールを受けても、大宮の選手はあまり寄ってこない。
ムルジャがボールを受けても、起点になれていなかった。
見ていて、あまり怖さはなかった。
前半は、特にその傾向が強かった。
対するペチュニク。
私は、ボールを収め起点になるチャンスメーカータイプの選手と思っています。
ここまでチーム1位の4ゴール決めていますが。
ペチュニクは真ん中でもサイドでも、中盤まで降りてきても。
ボールを受けたポジションで、起点になろうとするプレーをする。
そしてジェフの選手は。
ペチュニクからパスを受ける動きだったり、ペチュニクが前に出るスペースを作る動きだったり。
これを複数の選手で行う
ペチュニクが落としたボールからサイドチェンジ。
ペチュニクを追い越してパスを受ける。
味方が開けたスペースに、ペチュニクが自分で入っていく。
こういったプレーは、ジェフの攻撃パターンになってきた。
お互いに前線に決定的なタレントがいる。
長身で、フィジカルも強い。
お互いに、そこへの長いボールを多用する。
ここまではお互いに同じなんだけれど。
その先の展開が、今のジェフと大宮の差なのかなと感じました。
もう一つ言えば。
今日は大岩とキムのCBコンビが素晴らしかった。
後ろからのロングボールはほぼ負けなかったし。
ラインコントロールで、ムルジャをオフサイドの網に掛けまくった。
ムルジャがサイドに流れたり中盤まで降りてきたのは、ジェフのCBのプレーが大きな理由だったと思う。
大岩とキムは、本当に頼もしくなりました!
前半は、開始直後こそ大宮の勢いに押されましたが。
以降はほぼジェフのペース。
セットプレーからキム、パウリーニョのクロスからペチュニクが決定的なシュートを頭で打ちますが。
どちらも枠の外。
しかしジェフは長いボールだけではなく。
いつも通り厳しいプレスと攻守の速い切り替えで、チャンスを数多く作ります。
大宮は、前述の様にムルジャへのロングボールが機能せず。
ジェフのプレスに、後方でのミスが目立ちます。
パウリーニョやペチュニクや遥也が、中盤で奪ったボールをゴール前まで運びます。
技術を凌駕する気合いや勢い。
今のジェフから、それを感じます!
大宮は、前節もスロースタートだったみたいです。
出来れば前半、ゴールを決めたかった。
今のジェフのfootballは。
選手が走り戦う事で成り立っている。
しかし毎試合90分同じペースでは戦えない。
これから、気温が上がり疲労も溜まる時期になっていきます。
自分達が流れを掴んでいる間にゴールを決める。
絶対に今後必要になる事。
今日の数少ない課題と思います。
ジェフは選手交代なしで後半スタート。
大宮も交代はありませんでしたが、少し戦い方を変えてきます。
ボランチがボールを持って前に出てきて。
左右にボールを散らす様になります。
怪我で痛んでから、パウリーニョの運動量が若干減ってきた所で。
ジェフのボランチの前のスペースから、ボールを供給する様になります。
特に右サイド(ジェフの左サイド)をつついてきた。
前半、ジェフの左サイド。
谷澤と太亮は、ペチュニクや森本とも連携しボールを支配出来ていた。
大宮がこのサイドをつついてきて。
谷澤の運動量も減ってきて。
大宮のペースが続きます。
ここで、左サイドでやり合うのではなく。
ジェフとしては、ボールを落ち着けたかった。
右にボールを振っても。
ペチュニクや遥也は、どうしても前に出ていきたがる。
ここを、北爪はコントロール出来なかった。
北爪のプレー自体は、もちろん悪くなかった。
ただ、この辺が経験とか試合を見通す力なのかな。
関塚さんは56分、北爪に代え金井をピッチへ。
これで結果的に、ジェフは落ち着きを取り戻します。
金井は、いい意味で精神的な余裕がある。
前の選手が無理してもタテに急ぎたい場面でも。
無理をせず、ボランチとパス交換して落ち着けます。
もちろんのんびりプレーするだけではなく。
時間とスペースを見付ければ、タテに速く仕掛けてくる。
この、金井と勇人らが付ける緩急。
これも今のジェフの、戦術的な大きなポイントと感じます。
谷澤と太亮の左サイドのコンビの攻撃力は。
今さら言うまでもありません。
しかし、誰だってそこに対策してくる。
左だけではなく、右にもボールを散らし。
落ち着く所とタテに急ぐ所を、使い分ける。
金井加入で、左右だけではなく前後・攻守と緩急のバランスが本当によくなった。
北爪は今日もいいプレーを見せてくれましたが。
この辺で、まだまだ金井に追い付いていないのかなと感じました。
北爪は新卒加入選手。
経験で負けるのは当たり前。
その分がむしゃらさで、ポジション争いに食い込んでいってほしいですね。
もう一つのポイントは。
足を痛めたのか、運動量の減ったパウリーニョ。
その穴を埋める為に。
森本と勇人が、相手ボランチにがつがつプレッシャーにいきます。
大宮の勢いに押されていたジェフですが。
金井投入と森本・勇人のプレーで、落ち着きを取り戻します。
ペチュニクや遥也が、前を向いてボールを受けられる様になり。
再び攻撃の形を構築していきます。
そして71分。
疲れの見える谷澤に代えて、佑昌投入。
佑昌は京都戦に続いて、左のSHにポジション。
関塚さんは、今日は遥也ではなく谷澤を代えました。
結果的に、この采配が的中します。
左サイドをドリブルで駆け上がった佑昌。
ペナルティーエリアまで侵入した勇人へタテパス。
勇人は前を向いてシュートは出来ませんでしたが。
サイドの佑昌へパスを戻すと。
佑昌はゴール前へ低いクロス。
ここに遥也が飛び込んでワンタッチ。
先制ゴールが決まります。
遥也のゴールの場面。
大宮のペナルティーエリア内には、GK除いて7人の大宮の選手がいた。
遥也はその中で、するするっとゴール前に侵入。
開幕戦の観戦記でも書きましたが。
遥也は、ゴール前のスペースに入っていくプレーが素晴らしいですね!
もちろん後ろで相手を吊ってる森本やペチュニクも素晴らしいのですが。
そして先制ゴールから3分後。
太亮からペチュニクにタテパス。
その落としを、ディフェンダーを前に置きながら一呼吸置いてから外から巻くシュート。
遥也が、追加点を決めます。
このシュートは、本当に素晴らしかったですね。
セレッソ戦のペチュニクのゴールの様でした。
セレッソ戦の観戦記でも書きましたが。
こういうシュートを打てる感覚を持っている選手は、そんなに多くはいない。
素晴らしいシュートでした。
遥也を使い続けた関塚さんと。
その期待に応えた遥也。
遥也は、今季初めて90分ピッチに立ち続けました!
遥也のゴールは、本当に嬉しかった!
プレビューで書きましたが。
今日も球離れが遅い課題が見えた。
しかし、それを吹き飛ばす2ゴール!
私も、本当に嬉しかったです!
その後前に出てきた大宮。
しっかりジェフは跳ね返し。
久し振りに、大宮にフクアリで勝利しました!
多分2007年以来なのかな。
これで、5勝2分の勝ち点17で首位奪還です!
未だ負けなしは、ついにジェフのみに。
今のジェフには、勢いがある。
そして勢いだけではなく、負けない根拠がある。
今季はここまで7試合、すべての試合で先制。
失点は、栃木に1とセレッソに4のみ。
セレッソ戦が悔やまれますが、完封5試合で得失点差+8。
まだまだ喜ぶ時期ではありませんが。
よいスタートなのは間違いない。
セレッソ戦で悔しい思いをした佑昌が。
その後の2試合で、交代出場ながら2アシスト。
全試合でスタメンだったけれど、90分プレー出来なかった遥也が。
全ゴールを決め、90分プレーし勝利の立役者に。
ゴールに直接関わった選手だけではなく。
散々不安要素扱いされたCBの二人は、7試合中5試合で完封。
なかなかゴールのチャンスに恵まれない森本も、チームの課題となる相手ボランチへ全力でプレッシャーに行く。
今、チームはとてもよい循環に入っていると感じます。
全員がチームの為に、攻守に走り戦う。
戦術的にも、勝利を最優先するプレーが出来ている。
シーズン全42試合の、1/6が終了。
まだまだ何かを成し遂げた訳ではありませんが。
選手には、自信を持って戦い続けてほしいです。
そしてサポーター。
今日は11,580人の観客。
とてもよい雰囲気が作れていました。
ここから、いい時も悪い時もあるはずです。
毎回書いていますが。
どんな時でも、選手・クラブと共に戦いたい。
今、チームはとてもよい状態と思う。
全員で戦えている。
もちろんいつかは負ける日が来るだろうけれど。
常に目の前の試合に、全力で取り組みたい。
今日も、選手の戦う姿勢に痺れました!
試合最終盤に、ゴール前までチェックに走る勇人。
常に身体を張り、チームを助ける森本。
足が重くなっても全力で足を出すパウリーニョ。
全員が、本当にチームで戦っている。
チーム・クラブは全力で戦い、ここまで結果を出している。
サポだって、それに応えないと!
皆で戦って、一戦一戦勝利を目指しましょう!
言いたい事はまだあるのですが。
ちょっと疲れてしまったので、途中からまとめに入りました!
でも、明日は日曜日。
やっぱり土曜日の試合はいいね!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
昨日まで、ランキング6位になっていました。
超ビックリだし、皆さん本当にありがとうございます!
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今日の一言「遥也はここからゴール量産しそうだよね!」