摂食障害と、0か100か、という思考 | 過食症の完治を目指して

過食症の完治を目指して

摂食障害(過食症)を患って20年。最初は何よりも痩せることで頭がいっぱいだった。いつしか痩せることと食べることに全てが支配された。気づけば心身がボロボロ。とうとう回復の道を歩くことになり、今、症状は落ち着いている。回復過程で得たことなどをつづります。

こんにちは(^^)/


摂食障害を患っている場合、
その多くのかたが、
「0or100」「白or黒」
という思考パターンをもち、
0なのか100なのか、どちらかを選ぶことで揺れ動き、
苦しんでいるのではないか、
と思います。


食べ吐きをしなければならないほどの病気の心…
例えば、
奥底の深い寂しさや、
見捨てられ不安、など…
を持って、
ギリギリのところで生きている場合、
そのような苦しい思考パターンがあったとしても、
当然、と言えるかもしれません。


では、
それがどのような形で出るのでしょうか。



例えば…
体重が1㎏増えたとき。

「あ、もうダメだ、人に会えない。」

こんな風に思った経験はありませんか?



体重が1㎏増えたことで、
自分自身の存在価値を0にしてしまっているのです。
1㎏痩せていれば自分の存在全てが100点、1㎏増えていれば0点。
痩せていること以外にも、たくさんの価値があるのに。



そして、
特徴的なのは、
そのような気持ちがあるのは仕方ないのですが、
その気持ちのみに囚われてしまう、
という傾向です。


通常、このようなとき、
対立するような考えや気持ちがあるものですが、
その間をとることができないのです。


「1㎏増えちゃって嫌だな…」
でも、
「友達には会いたいな。誰も太ったことを責める人もいないし。」「友達にとっては、1㎏太ったことなんてあまり関係ないだろうし。」


その対立するような気持ちの、どちらかに囚われ、
もう一方の気持ちがまるでなかったかのようになってしまう。
または、
どちらかを選ぶのにすごく揺れ動いてしまう。


辛いですよね…。



根本的な治療をしていくと、
このような思考パターンも、
もとにある辛い気持ちが癒されていけば少なくなり、楽になると思っています。



ですが、
まずは、
このような思考パターンに気づくことも、
とても有意義だと思います。
自分自身を否定してしまっていることが、
自分へのストレスを増やしてしまうので、
気づくだけでも、
病気の悪化を防ぐ一歩になると思います。




みなさんが、少しでも楽に過ごせることを願っています^^




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