摂食障害のママへ 回復をあきらめていませんか | 過食症の完治を目指して

過食症の完治を目指して

摂食障害(過食症)を患って20年。最初は何よりも痩せることで頭がいっぱいだった。いつしか痩せることと食べることに全てが支配された。気づけば心身がボロボロ。とうとう回復の道を歩くことになり、今、症状は落ち着いている。回復過程で得たことなどをつづります。

こんにちは(^^)/
空気が冷たく、じわじわと冬に近づいている感じがしますね…


さて、
摂食障害を患い、
忙しい家事や育児に追われるお母さんへ。


今は自分のことばかりやっていられない…、と、
治療や回復をあきらめていませんか?


今は、ご主人や子供優先、
私のことなんて、なんとか生活がまわっていればいいのだから、
とか、
経済的にも、将来の子供のお金を貯めなければいけないし、治療費はかけたくない、
とか…。


その気持ち、
本当によくわかります。
実際、毎日毎日、子供や夫の毎日のことで頭はいっぱい。
ホッと一息つく間もなく、次から次へと、やらなければいけないこと、考えなければいけないこと、がやってきます。

子供の将来は、とっても心配。
できるだけ幸せな将来を用意してあげたいですし、
今からあれもこれもやらせてあげたい、
とか、、、
悩みはつきません。


ですが、
一歩立ち止まると、
どうなのでしょう…?


ご主人や子供は、何を望んでいるのでしょう?
もっと言うと、
自分が子供のころ、
お母さんに、何を望んでいたのでしょうか…?


病気で苦しんでいるのに、
自分を犠牲にしてまでも、忙しくしているお母さんに、
自分の将来のために、と、もっと忙しくしてほしい、と、
願ったでしょうか?


私は子供のころ、
忙しそうなお母さんを見て、
日々、何もしてあげられない無力感と、
甘えてはいけない、
困らせてはいけない、
と、
子供ながらに、自分を抑えることを覚えていきました。
そして………
摂食障害になりました。


お母さんに何を望んでいたか。
今思えば、
心も体も健やかで、
あたたかいお母さんの、
笑顔さえ見られればうれしい、
そんな感じだったのかな、
と思います。


子供の幸せな将来のために一番に必要なのは、
将来のお金を貯めること、でも、
家事を完璧にこなすこと、でも、
子供にたくさんの経験をさせてあげること、でも、
ありません。


過食をしなければならないほどの、
傷ついた心を癒し、
心も体もゆっくりと休めてあげることではないでしょうか。


私の息子も、
私の病気の心の影響を受け、傷つきやすい繊細な心を持っています。


ですが、私が回復してきたことで、
より、子供らしい甘えや泣きがやわらかく表現されるようになりました。
そして何より、
子供が愛おしく、一緒にいるだけでとても楽しく、楽に関わることができるようになりました。


病気のことを、あなた自身を、あきらめないでほしいな、
と思います。
そしてそれは、大切な家族の未来をあきらめない、ということになるのではないでしょうか…



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