NewsPicksの方にも書きましたが、転載。
成城石井が消費者に支持される要因について書かれた記事を受けてコメントしたものです。

元記事


===以下、私の寄稿本文===

小売の競争要件は基本的に3つ。
「どこよりも揃っている」「どこよりも安い」「ここにしかない」

この中で成城石井は特定の価格帯、付加価値商品の領域で、①どこよりも幅広い商品を揃え、②付加価値型PB商品の開発により、成城石井でしか得られない商品、体験を創り出しているのが要因だ。(注:PBにも付加価値型PBと低価格PBがある。後者の代表例はイオンのトップバリュ)

重要なことは、単なる坪効率(スペース効率:売上高÷坪数)で考えたら、成城石井のような品揃えは決してできない(しようと思わない)ということ。例えばチーズで多品種を扱っても、ブルーチーズやエダムチーズなど嗜好性の高いそれぞれの商品の販売点数が、マスの消費者に認知度の高い雪印のプロセスチーズほど効率的に販売数を稼ぎ出す=坪効率の高い状況を作れるわけではない。

しかし、顧客が得られる価値の最大化を品揃えで実現することで、ターゲット顧客にとっての唯一性、独自性を実現し、リピート購買を促している。
加えて、品揃えだけでなく、記事にあるワインのように差別化の要因となる独自性のある商品をコスト、労力、時間をかけて開発し、改善し続けることで「成城石井でしか得られない(買えない)」という商品、体験を創出している。この顧客目線でとことん考える品揃えの幅(MD:マーチャンダイジング)と独自性、付加価値の高い商品開発力(そしてこれらの取組みを日々進め、継続的に改良していこうとする現場力、それを支える経営方針/経営力)がここまでの成功の要因と言えるだろう。

成城石井のような価格帯ではない小売にとっても見習うべき&真似られる取組み。
気がつけばブログを2012年9月以降更新してませんでした。

しかもその間、Facebookやら、twitterやら、Instagramやら、NewsPicksやら、
身の回りに更新が必要なSNSが溢れかえっていて(笑)、アメブロは忘れ去られた存在に...
いや、SNS疲れという症状があるのも分かります。。
すでに、どれを中心にメッセージ発信していこうか、どれはプライベート中心で、どれが仕事主体なのか、等々全く整理つきません。笑

アメブロを更新していない間、様々な業界、業種の会社、事業に関わってきました。
今も経営の最前線に立ち、これまでに蓄積してきた成功/失敗体験と知見とを最大限活用して企業/事業の成長実現に当たっています。

途中ブログで食べ物レポートをやったりと、方針定まらず(笑)あっちこっちにフラフラしましたが、改めて読み返してみると、経営の実践、実務に使える考え方、メソドロジーやフレームであったり、企業経営の最前線で思うこと等々を書き連ねていたので、改めてそういった位置付けで記載していこうと思います。
現在私が代表を務める戦略コンサルティング会社ストラテジクスパートナーズが6月末に8期目の決算を迎えました。

私が参画するまでは、外資系大手コスメ企業などに対して、主にWebマーケティング戦略の立案、実行支援を行っていましたが、昨年より戦略立案、常駐型経営支援のコンサルティングを手掛けるようになってから早1年が経過しました。

多くのご縁にも恵まれ、大手109アパレルにおいては、ネット事業戦略立案、物流再構築などのプロジェクトを、また、日本最大規模の会員サービス組織においてはマーケティング戦略立案を、さらには日本全国に数百店舗を持つレディスアパレル企業の経営支援、国内健康食品メーカーのEC再構築プロジェクト、著名プライベートエクイティファンドに対する投資候補先へのビジネスデューデリジェンス、特定領域No.1雑貨卸売企業の経営基盤(経営システム)再構築プロジェクト、企業外食チェーン企業の既存店収益向上プロジェクト、外資系雑貨ブランドの日本市場導入戦略立案等々、B to Cのビジネスにおけるトップライン(売上/利益)の成長をテーマとした数々の戦略立案や人材を投入しての経営/業務支援を手掛けさせていただきました。

これも一重に、関係者の方々のご支援、ご協力の賜物と感謝いたします。

数々の戦略プロジェクト、人材を投入して経営職や管理職の役割を担い、経営を直接支援する機会を得てきたお陰で、組織としても消費財を中心としたB to C企業の成長実現の領域においては非常に多くの知見、経験を蓄積することが出来ました。

直近もアパレル企業のビジネスデューデリジェンスや中国小売企業のマーケティング戦略立案(中国での市場戦略立案)、レディスブランドのブランド再成長プロジェクト、新規Webサービス事業の戦略立案等々、クライアント企業様の成長、利益創出に直接的に貢献できる機会に恵まれており、引き続き、目の前の一つ一つの機会に全力で取り組み、クライアント企業様の成長を実現し続けることで微力ながら日本経済、アジア経済の発展に寄与できればと考えています。

さあ、経済の活性化に寄与できるよう、明日からまた頑張ろう!
もうはや去年のことになってしまいましたが、、
新聞に掲載された私の連載全4回のうち、3回目、4回目をご紹介します。

$SHOE SHINE BLOG (山田政弘のブログ)

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いつもながらに、アパレル業界購読率90%以上を誇る繊研新聞さんの影響力は大きく、本記事が掲載されてすぐに某著名アパレルブランド経営者と某上場企業の経営者からご連絡をいただきました。

2社とも、弊社による支援の依頼をいただいており、両社の成長に向けて総力を尽くしたいと思います。
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本日(日付変わってしまいましたが)火曜日に、昨日から繊研新聞に掲載されている「実践的事業再生の道」(全4回)の第2回目の寄稿が掲載されています。

第1回目に引き続き、経営の最前線で実践した成功体験/失敗体験や気づきを書きました。
是非参考にしていただきたいと思います。
厳密にはもう日付変わってしまいましたが、本日(月曜)から数日間に渡り、アパレル業界で圧倒的な購読率、プレゼンスを誇る繊研新聞に私の寄稿が掲載されます。

写真は本日1回目の掲載内容です。

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最近書き物続きですが、数多くの成功/失敗体験から得た気づき、知恵を活用していただければと思います。
どんどんと成功体験や体系化したノウハウを皆で共有し、世界に対する競争力をつけていかないと、日本は衰退の一途をたどってしまいます。

そんな環境下でせせこましくノウハウを独り占めしていても始まりません。
実戦で試したことをどんどんと公開し、またそれを見て真似てくる他社(他者)に対して、知恵を絞って新たな方策を編み出し、差をつけていく…

このような競争環境からしかイノベーションは生まれません。
そんなサイクルに微力ながら貢献出来ればと考え、今回の執筆に踏み切りました。

そんな思いは9月に上梓した仕事術の書籍でも同じ。
一人でも多くの方に読んでいただき、実践で使えた、使えなかった、というフィードバックをもらえれば幸甚です。

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