せい君握ってくれた蛸飯おにぎりと麦酒が美味かった。
昼なお暗い空。
雨がシトシトと車体を濡らして僕らも冷えた。
温泉に向かう。
雨が降ってるから子供達は傘をさすのだがそこでいつも一騒動ある。
ウタマルの傘の方が良いと言ってカヤが弟のを取ってしまうのだ。力づくで。
今日はもう勘弁ならんと叱りつける。
すると周囲に人がいるのを分かっていて大声を張り上げる。
全部嫌だぁぁぁー。
これは子供の脅迫です。
脅迫ですから屈しません。
じゃあもうここでお別れだ。
カヤ。元気でね。頑張って生きなさい。
そう言って置いてけぼりの刑に処す。
後ろでカヤの絶叫が聞こえるが知らん。
ウタマルを連れて僕は温泉に。
こうなった時のカヤは本当に腹立たしい。
プンプンしちゃうわよ。
歩さんがカヤのケアをしてくれている筈だ。
大きなお風呂で汗や怒りを洗い流す。
黄土色の源泉が柔らかく僕らを暖めてくれた。
水風呂大好きな我々二人は熱湯行って水風呂行ってを繰り返しながら満喫。
出た後はウタマルの着替えを見守りながら牛乳を買ってやる。
黒酢ドリンクを目ざとく見つけるウタマル。
今日は歩さんまだ出ていないから内緒で追いドリンク買ってやる。
お菓子も買えと言ってきたので調子に乗るなと一喝してやった。
姫路に向かう車の中で、カヤがさっきはごめんなさいと謝ってきた。
納得してないが歩さんに含みを持たされたし、謝っといた方が何かと良いじゃろうて、、、という具合の老獪の策士の様な目の光が凡そ五歳児とは思えなくてまたムカついたがここは事を納める事にした。
だって今日は縁楽堂でLIVEですもの!
姫路城丸見えのゲストハウス。
ご店主は仲良しのジャイアンさん。
宿に入るなり、遅いようっ!先に乾杯しちゃったよー!じゃ、改めて、乾杯~!
と元気に麦酒と共に迎えて下さって感激です。
円卓の中には韮崎のオジィもいるし!!!一昨日振りっ!!
チロチロとあかなめが浴槽を舐める動作で酒など舐める。
うへへと妖怪化しながら演奏前の宴を楽しんで居たら、朋友が登場!
你好!!
淡路島のゲストハウス花野勢が来て下さった。
すげ~、淡路島のゲストハウス花野と山梨県韮崎のゲストハウス空穂宿(くぼじゅく)のご店主が縁楽堂に集結!
ちょっとしたゲストハウス会議である。
それぞれの土地から持ち寄ったツマミ(淡路島の鹿肉ジャーキー、仙台のカタケンミックスナッツ。酒は山梨の青煌ひやおろし)で乾杯しながらLIVEスタート。
沢山のお運び嬉しかったですよ!
旅人が集う場所で旅の途中に旅の歌を歌う酔狂なる夜。
いつ終わるともなく飲み繋ぎ姫路の夜は閉じて行きます。
闇に浮かび上がる姫路城。
なんとも優美でありました。