誰かのために、何かをするということは、とてもすばらしい事だと思います。
しかし、それも全て、自分のために頑張っているという事を、知っておいてほしいと思います。
どういうことかというと、「あなたのためにしていること」は、つまり、「あなたが喜ぶ所を見たい自分がいる」ということなのです。
誰かに優しくする事は、誰かに優しくしてもらいたいから。
誰かを笑わせるという事は、その誰かの笑う顔が、見たいから。
全て、自分に返ってくるということですね。
善くも悪くも。
これを知っていると、どうなる、ってことではありませんが。
しかしながら、少なくとも僕らは、誰かと繋がって生きているということです。
誰からも引き離せないのです。
だから、コミュニケーションは重要なんですね。
誰かのためにと、その人の話を親身になって聞く、ということ。
相談にのってくださいよ。悩み事があるんです。
と来られたら、きっとみなさんなら、喜んで話を聞いてあげられるでしょう。
そして、「こうしたらいいんじゃないのかな?」という提案もできるでしょう。
しかし、この提案。
時々相談してきた人に響かない事って、ありせんか?
「うん、それができたら、いいんだけどね。でね。。。」みたいな会話です。
あなたは、心の中で「えっ。今、どうしたらいいか言ったのに。」と思うはずです。
そして、淡々と会話が続くのですが、その話があまりに暗かった時が怖い。
恐らく、あなたもその暗い雰囲気に耐えられなくなると思います。
これが、ミイラ穫りがミイラになる。現象ですね。笑
僕は結構ある話だと思うのです。
もしもそうなったときに、どうすればよいか。
相談者に、出口を見せてあげられたらいいのです。
出口というのは、今のもやもやが消え去った後の、あの「感覚」です。
つまり、こういうことです。
A「~のことで、悩みがあるのですが。。。」
B「~のことか。でも、君ならなんとかできると思うんだよね!!そういえば、この前~のライブに行ったんだよね?どうだった?」
A「ああ、もう、最高でしたよ! Bさんも来られれば良かったのに!」
と言った具合に。
なにも冷たく流せ、という事ではありません。笑
上手に、最高だったと思われる感覚に触れさせてあげられる事ができれば、完璧なのです。
そこには、明るいイメージしかないはずです。
現状打破をするには、まず、出口を見せる。
自分がそうなったときも、同じです。
出口を見る事。
ゴールを見つめる事。
生きていく上で、これがなくなれば、老いが始まる。
僕自身もこの意味が、だんだん分かってきた気がしてます。
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