宇宙刑事レイカース2〔格闘聖書〕(バイオレンス) 第25話 | 宇宙刑事レイカースFUN

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「おのーれ! レイカース!! 

            生きてこの島からは帰さんぞ!!  やれ!!」

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カルートスの命令と同時に、迷彩服の兵士が数人現れた

人間の姿をしていたが、その妖気から妖怪兵である事は桜大門にはすぐにわかった

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兵士達は、桜大門を囲むようにフォーメーションを取って襲い掛かって来たが、桜大門は全く動じず冷静だった

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サバイバルナイフで切りかかって来る兵士達を、全てハイキックで倒した

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一人の兵士は、ナタのようなサバイバルソードで切りかかって来たが、その兵士の顔面にもハイキックを叩き込んだ

キックを受け 軽い脳しんとうを起こした兵士は、持っていたナタのようなサバイバルソードを地面に落した

桜大門は、すかさずサバイバルソードを拾い妖怪兵を切りつけた

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           「でぃやぁ!!」  ズバッ!! 「ぎえ~!」

もはや桜大門に、迷いは無かった

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長身の妖怪兵が、サバイバルナイフで切りかかって来たが 桜大門は、その腕を蹴り上げた

衝撃でサバイバルナイフは、妖怪兵の手から離れ地面に突き刺さった

すかさず桜大門は、その腕を取り『脇固め』を極めた

   「うわー!」  宇宙刑事レイカースFUN  ギシギシギシ

悲鳴を上げる妖怪兵の、左腕の骨が軋み音を鳴らした
妖怪兵は、なんとか『脇固め』から逃れようと 必死に身体を動かした

通常なら、ここまでキッチリと極まった桜大門の『脇固め』から逃れることは不可能だが 他の妖怪兵からの攻撃を意識しながらの関節技だったので 妖怪兵の反転にによる脱出を許してしまった

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しかし、桜大門は地面に刺さっていたサバイバルナイフを抜き 妖怪兵の首筋に突き刺しトドメを刺した

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立ちあがった桜大門に、今度は小柄な妖怪兵が襲い掛かった

桜大門は、 サバイバルナイフを捌くとボディにミドルキックを入れ ひるんだところで妖怪兵を軽々と持ちあげた
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そして、そのまま『サイド・スープレックス』で地面に叩きつけた
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               「でぃやー!!」
最後に、パンチを叩き込みトドメを刺した

 「フン!」  宇宙刑事レイカースFUN  ドス!

トドメを刺した瞬間、最後に残った妖怪兵が桜大門の背中に重たいサイドキックを、ぶち込んだ
  「でぃえい!」 宇宙刑事レイカースFUN

勢いで桜大門は、数メートル飛ばされた 妖怪兵は、倒れた桜大門にトドメを刺そうとサバイバルナイフをかまえ突進してきたが 桜大門は、それを『ドラゴンスリープ=水面蹴り』で倒した

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倒れた妖怪兵の胸に、サバイバルナイフを刺しトドメを刺した
「ぎえぇぇぇぇ!」 宇宙刑事レイカースFUN



妖怪兵を全て倒すと、桜大門は妖鬼将軍オ・カルートスに向かってファイティングポーズを取って言った
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          「カルートス 残るは貴様だけだ!!」
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「馬鹿め!! あんな雑魚どもなど 最初から頭数に入っていないわ!!

     貴様如き、私の『暗黒の精神攻撃』の敵ではないわ!

                               ふぉふぉふぉふぉふぉ~」

カルートスは、自分の『暗黒の精神攻撃』に絶対の自信を持っていた

「それは、どうかな?」

桜大門は、冷静だった

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         「ならば、私の『暗黒の精神攻撃』を受けてみろ!!」

カルートスは、左手の手のひらを桜大門に向けた

カルートスの手のひらには、不気味な第3の目が有り その瞳から『呪いの糸』と呼ばれる、蜘蛛の糸を発射した

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『呪いの糸』は、桜大門の腕に巻きついた

「フォー フォフォフォ 

  苦しめ 泣け 叫べ そして心を暗黒の世界に奪われてしまうのだ!」


『呪いの糸』を通し、カルートスは桜大門の心から『闘志』を吸い取り、代わりに『恐怖の心』を流し込むつもりだったが、桜大門は以前とは違っていた

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「残念だったな カルートス! もはや、こんな まやかし 俺には効かない!」
桜大門は、そう言うと『呪いの糸』を引きちぎった

再度修行をし『猛虎緑湖の心』を取り戻した桜大門には、相手の心の弱さにつけ込むカルートスの 卑劣な術など既に何の効き目も無かったのだ

「そっ、そんなバカな!!」  宇宙刑事レイカースFUN


カルートスは、まだ現実を受け止めることが出来ないでいた

桜大門は、一歩 二歩とカルートスに近付いて行った 

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そして・・・

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                「光着!!」


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宇宙刑事レイカースの『光着』タイムは、わずか0.01秒にすぎない では、『光着』プロセスを見てみよう

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桜大門の『光着』指令に対応し、『超時空戦闘空母ビッグダイモン』のコンピューターが、コンバットスーツを原子分解 シャイニングメタルに変換し転送

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桜大門の体表に吹き付けられたシャイニングメタルは、体温に感応し、その型状記憶作用によりコンバットスーツ型体に変わるのだ!

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           「宇宙刑事レイカース!!」

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    「我が大鎌で、叩き斬ってくれるわ!!  キェ~!! 

カルートスは、妖術のイメージが強いが鎌の使い手で、剣豪としても宇宙有数の猛者であった

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だが、レイカースはカルトスの大鎌の攻撃を全て見切ってかわした

そして、カルートスの顔面目がけ 強烈なパンチを叩き込んだ
 「ふん!!」 宇宙刑事レイカースFUN  

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       「レイカース・パンチ!!」


レイカースパンチは強力で、カルートスの頭は動体から引きちぎれ宙を舞った            
 「ひえ~!!」 宇宙刑事レイカースFUN


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 「お・の・れ~ レ~イ~カ~ス~! この恨み・・・か・な・ら・ずぅ~・・・」


そして、『妖鬼将軍オ・カルートス』の頭は動かなくなった



〔思い出〕


今回の御話のシーンは、夏の合宿の伊豆の戸田村船から帰って来てから大学の近くで撮影しました

合宿の砂浜での撮影時に(前回までの砂浜でのシーンです)、ビデオカメラの中に砂が入ってしまい 修理に出さなくてはならない状態になってしまいましたガーン 

それでなくても、ギリギリの撮影スケジュールでしたので、泊っていたホテルの部屋で 頭を抱えてしばらく動けなくなったことを思い出しますショック!

撮影は、東京に戻ってから1ケ月以上出来なくなってしまいました叫び

今回のシーンは、修理からビデオカメラが戻って来て やっと撮影再開出来て撮れたシーンです


ちなみに、向かって一番左側の迷彩服の妖怪兵のは 私です(笑)

今回の映画で、3回目のやられ役 としての登場です(笑)