娘のベッドは梯子で登る高いところにあるタイプで、うどんは上がることができない。
時に愛が溢れすぎる弟は、姉をイラつかせる。
ざらめにとって完全なる安全ゾーンが娘のベッドの布団の中であった。
しかし、猫だもの。必ずするよね粗相。
布団にね。しっかりね。
娘が半ギレで始末していた布団ね。
高所恐怖症な私としては、ちょいとメンテが辛い。
娘の布団を捨てて、防水シーツと丸洗い可能な猫ベッドを置けばメンテしやすいよね。
ざらめよ。わかってくれ!
布団からシーツを剥がして、ベッドの隅に畳んだ。ほら、もうゴミなの。
変わりに潜り込める猫ベッドを買って横に置いた。
さあ!どうなる?
猫ベッドには見向きもしない。
やむなく次の武器を手に入れた。
たまたま久しぶりに来てくれてた友人と家に引きこもり、昼前から深夜まで呑んだくれてた最中だったので宅配便をスムーズに受け取れた。
試しに床に置くと、うどんが入った!
いけるんちゃうかと娘のベッドに乗せるが、ざらめは娘の布団からでない。神経質な頑固者。
友人から、娘の布団をベッドから撤去してみようと提案され、酔った体で2人がかりでふとんを下ろす。
すると。すると。すると!!
その後連日入ってる。たまに乗ってる。
一方。うどんは。
ん?それ、ゴミやで。
君もはいるにゃん欲しい?
できれば最初に買ったベッドを使ってくれー!!