「胸騒ぎの恋人(LES AMOURS IMAGINAIRES)」 グザヴィエ・ドラン監督作品 | 彼方、英語勉強中

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最近、イギリスとアメリカで活躍している俳優のJohn Barrowmanさんのファンになりました。
映画、好きな本(村山早紀さん、有川浩さんなど)、音楽(斉藤和義さん、岡幸二郎さん)などについてとりとめもなく書こうと思っています。

「胸騒ぎの恋人(原題:LES AMOURS IMAGINAIRES)」 グザヴィエ・ドラン監督作品
を観ました~。


これ、コメディ?だと感じました。
仲の良いマリー(♀)とフランシス(♂)が、ニコラ(♂)という美青年を好きになってしまって、
お互いに「そんなに好きじゃないよ」というふりをしてけん制しながら、すごくニコラにアピールする話w
その、どっからどう見ても「お前ら好きだろ!」という感じが面白い。
また、劇中に流れてくる「Bang Bang~♪」という昭和懐メロみたいな音楽にのって、
おめかししたマリーとフランシスがニコラに会いに行くのも面白かったです。
格好つけてるけど、お互いの腹の中は、相手をどう出し抜くかでいっぱい…おお怖。

個人的には、ニコラ大嫌い。 自分がカッコイイって分かってて、友人2人が自分を巡って険悪になっているのを喜んでいる節があります。いつか刺されるゾ。

ただ、ニコラ役の人を初めて見たとき、「ヴェニスに死す」の美少年を思い出したんです。
世界的に美少年というのは、ああいう共通のイメージがあるのかな…。

私、性格が結構短気なので、こういう、恋のかけひき系の映画が苦手なんです。
見てて、「早よ告白せい!」ともやもやしちゃいました。
なので、「マイ・マザー」の方が好きですね。

ただ、フランシスがニコラに告白するシーンは、真に迫っていると思いました。
友達に告白するの、勇気いるよね。彼らの場合、告白+カミングアウトという二重の重石だもの。
告白した後、ふられて涙を流すシーンとか、美しかったです。
フランシスには幸せになってほしい…。

マリー姉さんも好きですよ!(なぜか姉さん呼ばわり)
オンとオフの化け具合(笑)なんか、さすが!と思いました。

恋のかけひきでうずうずしたい時には、いかかでしょうか?