睡眠のリズム | 体の悩み解決ブログ

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睡眠には一定のリズムのパターンがあるのをご存知でしょうか。夢も見ないような熟睡状態であるような場合は、ずっと深い眠りについたままなのではないかと思ってしまうかもしれませんが、熟睡できた日でもそうでない日もレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しているのです。レム睡眠とノンレム睡眠は脳波や目の動き、筋肉の動きなどから分類されており、この2つがセットとなって1つのリズムを繰り返します。


レム睡眠というのは浅い眠りの状態で、体は眠っているのに脳は活発に動いています。夜中トイレに起きたり、少しの物音などで目が覚めてしまったり、夢を見たり、金縛りにあうのもこのレム睡眠状態の時に多い現象です。基本的には10~20分程度続きます。


ノンレム睡眠というのは深い眠りの状態で、脳も体も休んでいます。このノンレム睡眠の時に体は新陳代謝を高めたり、免疫力を強化したりしているのです。呼吸、脈拍は穏やかになり血圧、体温も下がる傾向があるのが特徴です。ぐっすりと眠っている状態なので、多少の物音くらいでは起きません。実はノンレム睡眠の時にも夢を見ることはあるそうですが、レム睡眠の時に見る夢ほど鮮明なものではなく覚えていないことがほとんどです。レム睡眠、ノンレム睡眠の一つの周期の内、ほとんどの割合を占めるのはノンレム睡眠であり、レム睡眠はわずかしかありません。しかしこのサイクルを繰り返し、朝方になってくると徐々にレム睡眠の時間が伸びて30分以上続くこともあります。


朝方までには通常の場合4~5サイクル繰り返されるレム睡眠、ノンレム睡眠ですが、4、5サイクルの内の1、2サイクル目が最も深い眠りについている状態なので、この深い眠りのノンレム睡眠まで行けば充分な睡眠が得られぐっすりと寝たという感覚が得られるようです。良い眠りをしようと思うと、寝付いてから3時間程が大切です。


レム睡眠、ノンレム睡眠の動きに関してはメラトニン、コルチゾールというホルモンが関わって来ており、このホルモンは環境や年齢によって変化するので眠りの質自体も変化します。女性は特にホルモンの分泌に変化が大きいので睡眠に変化があることが普通なのです。メラトニンは太陽の光による刺激で体内時計をリセットし、睡眠のリズムを作っていますが、コルチゾールは睡眠とはあまり関係はなく血糖値を上げる働きがあります。夜中にこの分泌が高まって血糖値が上がってしまうと目覚め易くなってしまいます。


体内時計をうまくリセットするように、朝になったら朝日を浴びるように心がけましょう。この朝日を浴びる時間は毎日大きな変化がないように気をつける必要があります。そうすることによって毎日のリズムが安定し、より良い状態で生活することが出来ます。体のリズムが崩れるような不規則な生活をしていると、体内時計をリセットすることが難しくなり不眠症になる場合もあり、体にも負担がかかってしまいます。