睡眠薬を使わずに不眠症を治療したい | 体の悩み解決ブログ

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不眠症の症状の度合いは人それぞれであり、あまりにも長く続き日常生活にも支障が出てしまうという場合には医師に相談する必要があります。しかし不眠症の治療というと睡眠薬などの薬物療法を用いるというイメージがあるのではないでしょうか。なるべくそういった薬物を用いることなく不眠症を解消したいものですが、その為には日常的に自分自身で改善の為に出来ることをしていかなくてはなりません。


人間には体内時計というものが存在していると言われています。生物というのは地球の自転によって24時間を周期として光りや温度変化から朝昼夜の区別をし、生活リズムを作っています。朝には太陽が昇って来て明るくなることで朝を認識し、夜になると太陽が沈む暗くなることによって一日が終わるというリズムを繰り返します。しかし、近年では日本でも昼夜関係なく社会が動き続けており夜型化している人が多くなって来ています。夜遅くまで明るい部屋でテレビやパソコンの光りを浴び、朝は太陽が昇って外が明るくなっても起きれずに昼前まで寝てしまうという生活スタイルをしている人もいるかと思います。こういう生活を続けていると体内時計が乱れてしまい、不眠の症状を発症することがあります。眠る直前に強い光の刺激を受けてしまうと眠りを促すホルモンのメラトニンが分泌されにくくなり、体内時計も乱れ寝付きも悪くなってしまいます。


規則正しい生活を心がけ、体に朝、昼、夜の区別をしっかりと付けさせてあげることで不眠症も改善が期待できます。体内時計というのは毎日リセットしなくてはならないのですが、リセット出来るのは午前中の太陽光です。昼に起きたとしても、体内時計はリセットされないのです。昼まで寝ていた時にはどこか体がずっとどんよりした気分になることがあるかと思いますが、これは体内時計がリセットされていないからです。起床後にはカーテンを開けて朝に光りをたくさん取り入れ、起床後に少し体を動かしてあげると効果があります。


また、夜遅くに食事をとってしまうことによっても体内時計は狂ってしまうことがあるので夜の暴飲暴食は避けるようにしましょう。睡眠が乱れてしまうと不眠症となり、高血圧や糖尿病などの生活習慣病にも繋がってきます。不眠症を改善する為には、まず規則正しい生活リズムを整えることが大切でしょう。