第百拾九話 ~馬鹿が付くくらい好きな事に夢中になっている時、それが自分らしさ。~ | ~人生の壁の破壊者(デストロイヤー) カツヤ~【あなたの魂に火をつけたい人が綴る 己の高め方BLOG】










振り返れば いっつも、逃げてばかりだった。
ちょっとでも気にくわない現実と直面すると背中を向けていた。




勉強も全くしてこなかった。
ランドセルもカバンも、“要らない!!”って自分でボロボロのズタズタに傷つけて、教科書もノートも全部落書きして汚して…、



仕事だってまともに続いた事もなかった。
ケンカして辞めたり、途中で少しでも面倒くさくなったらそのままぶっちぎって逃げたり、気付いたら約23種の職種をあっち行ったりこっち行ったりしてた。(お陰様で、今している昼間のお仕事は11年目となりましたがf(^_^;)




オレ情けねぇなぁ、根性ねぇなぁ、って感じながらも、いや でも元々アイツが悪い、環境が悪いんだ、って言い訳を繰り返しては自分以外のもののせいにしたりして…  (お陰様で、今じゃ そういう風に思う事もなくなりましたがf(^_^;)

本当、どうしようもなかった時期もあった。




そんな、何ひとつ長続きするものがなかった自分に、気付けば たったひとつだけ今日まで継続できていたものがあった。









音楽だった。









9歳の頃から、今まで詞を書き
曲を作り、
書きためてたノートや広告紙は殆ど残ってないけど、どんな事を書いてきたかは今でも覚えてる。



誰に指図されるわけでなく、体がしぜんとそうさせる。
それこそ、寝食も忘れるぐらいにのめり込んでいた。
自分の書いた言葉が歌になる瞬間が楽しかった!!



いつしか、その歌を自分以外の誰かに聞いてもらいたい という夢に変わり、15歳でロックに目覚め、憧れながらもずっと夢にしか思っていなかったロックバンド結成を現実にできた時。

コミュニケイションが決してうまいとは言えない自分が、いろんな場所へ走り、手作りの貼り紙を貼り、オレの歌をきいてください!と音楽バーのドアをノックし続け、ヘタクソ!!音楽なめるな!!と叩かれ続けても、うたい続けた。たくさんのミュージシャンに会いに行き、自分の音楽への思いを暑苦しい程に伝え、そこから全く面識のなかった人達、年齢の離れた人達とバンドというひとつの組織を結成しては解散し、結成しては解散し…
それでもまた新たに結成し、
今に至り


メンバーが途中で辞めていって たった二人っきりになってしまっても、不屈のロック魂と意地だけで、進行途中だった大掛かりな野外イヴェントを初主催し、最後までやり遂げた時。
たくさんの仲間が力をかしてくれた。
メンバーや、関係者と時にはケンカを繰り返しながら、励ましあいながら、最高のゴールを迎える事ができた、あの時の達成感。
メンバーの親御さんやお客さんが観客席で涙を流してくれた。

出会いも別れも、酸いも甘いも音楽を通して味わってきた。
気づけば17年。



自分の一番好きな事 音楽を通して、たくさんの仲間とも出会えた。

自分が作った歌をきいてくれるお客さんのリアクションを感じるのが本当に幸せで
死んでも辞めれるかバカヤロー!!って(笑)

音楽の為にバカまっしぐらに動き続けてきた自分を初めてスゲェ!!と思えた。

オレって、本気出せば こんな事も出来るんだな!!って気づかせてくれたのも音楽。
希望をくれたのも音楽。




好きな事以外では、本当に不器用な自分。

だけど、
音楽への思い
ロックへの思い


これだけは、オレの誇るべき才能だと自分で認めよう。








皆さんは、馬鹿が付くくらいに夢中なもの
ありますか?

何でもいい
大事に大事にするといいですよ。
そして、その好きな気持ちを発信するといいですよ。
表現するといいですよ。



きっと、共鳴する人がいる。
きっと、仲間が待っている。
きっと、今よりも生きる事が楽しくなる。
きっと、自分の事をもっと好きになる。