「あー、本当にホッケー部に入って良かった!」(谷 直剛) | 慶應義塾體育会男子ホッケー部のブログ

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私、慶應義塾體育會ホッケー部主将を務めております、谷 直剛(タニ ナオタカ)と申します。

この度は早慶戦(本当は慶早戦ですよね。分かってます!笑)前、引退ブログという事で何から書きましょうか。本来は、支えて下さった方への感謝の言葉を綴るべきかとは思うのですが、それではすぐに終わってしまうので、横道に逸れてみたいと思います。

まず、僕がホッケー部を始めた経緯から、今まで何を学んだかをざっと話したいと思います。

僕がホッケーを始めたのは、中学まで続けたサッカー部の隣にホッケーグランドがあり、先輩の笠原さんに「高校から始めても日本代表になれる」
と言われた事が決め手です。(当時流行っていたmixiに日本代表になる!って宣言しました笑)
ですが、日本代表になってカッコよく思われたいという、よこしまな気持ちは、ホッケーを実際に始めて、どんどん無くなりました。単純にホッケーが楽しくて仕方なかったです。日本ではまだまだマイナースポーツですが、こんなスポーツに出会えた僕は本当に幸せ者だと思います。

高校3年生になった時には、色々あって(笑)キャプテンになりました。
キャプテンになったからには結果を残したかったですが、春の全国大会には出られず、夏のインターハイ出場だけが最後の目標になりました。
この目標のためだけに、春休みほぼ毎日、2部練習しました。本当に良くやったなと今では思います。
結果、インターハイに出た事と、日本代表にも奇跡的に選ばれて韓国遠征に行った事は最高の思い出になりました。
今でもこの時の代表メンバーとは色んな会場で楽しく話せて、それも最高の縁だなと思っています。

ホッケー部に身を置いて、高柳監督、安西監督、高根監督、大川コーチ、堀田コーチ、永野コーチ、朝倉コーチ、朝吹コーチ、雅明さん、テルさん、冨田さん
本当に色々な先輩方に多くの事を教わりました。
110年を迎えるホッケーのパイオニアとしての責任、慶應義塾體育會としての責任、また1人の人間としての責任。多くの事を学び、少しは成長できたかな。と今思います。本当にお世話になりました。
ちなみに、背番号4は冨田さんリスペクトです。


では、読んで下さっている方にメッセージという事で、まず1番に先輩方へ。

私が1年生の時、3年生の草薙先輩から当時主将の飯高先輩が引退(早慶戦)を控えて『ホッケーが楽しくない。ホッケーを楽しみたい。』と言っている事を聞きました。

「何を言っているんだ、普通に楽しめばいいじゃないか。」

私はそう思いました。特に私、1年生の時から、下級生のくせにかなりワガママな選手でございまして、好き勝手やっていたので4年生の苦労など分かっておりませんでした。申し訳ございませんでした。

今、この立場になって、先輩方の様々な言葉の有り難さが胸に染みております。先輩方の後輩で本当に良かったです。もしスタンドにいらっしゃって下さるなら、最高で最強に頑張ります。

それから1年生へ。
全てを伝えきれたとは思ってはいないが、これからホッケー部員として、体育会生としてもっともっと成長して下さい。君らのおかげで本当にここまでやって来られました。あと1日、本当に宜しくね。

2年生。
常々、「下級生を持つ責任を持て。」と言ってきましたが、明日が終われば本当に上級生の仲間入りです。これからのホッケー部を引っ張り、次の4年生を支えてあげてください。同じくですが、明日1日、最後に力を貸して下さい。

3年生へ。
高校からずっと一緒にホッケーしてきたね。本当にありがとう。楽しかった!
いろいろ問題も起きたけど、楽しかった!(笑)
安心して引退出来ると思っています。てか、引退していいよね?むしろ、引退して欲しいよね(笑)
君らと試合するのも、明日が最後と思うと…ちょっと泣きそうです。
あと1日だけ、宜しくね。谷さんと、4年生に力を貸して下さい。

同期へ。本当にありがとう。

実は、高校から今まで7年間一緒なのが、本部にも所属している、三木雅史です。僕は当時、三木の事をDFだけなら日本代表になれると思ってました。今でもなれるはず…?笑。とりあえず、早稲田の日本代表止めて下さい。

水野、ある時に『谷が作ったチームはこの程度で壊れるわけがない』って言ってくれた事、実は涙が出そうなくらい嬉しかった。お前と大学からホッケーが出来て良かった。この一言に尽きます。実は三木より長い10年目の仲ですな。

あ、志木の3人(?)にも本当に感謝しています。本名は副将としてチームに貢献したくれたし、遠藤と一緒に本当にチームの要です。
後方支援ありがとう。今度、本名飯でも行こうね。あと、もう1人については割愛しますが、僕は君が大好きでした(笑)電車で泣いてた君がね。

もしかしたら、このブログを呼んでくれてるかもしれない、友達へ。

実は、ちゃんと休まずに部活やってました(笑)僕の最後のホッケー部での姿を観に来てやって下さい。
後、いつも仲良くしてくれてありがとう!(とくに、あられき!の皆!笑)

最後に。
定番ですが、支えてくれた両親へ。本当にありがとうございました。僕はPerfumeが好きなのですが、あーちゃんの言葉を引用すると
「ありがとう以上の言葉があったら良いのに」、本当にそんな気持ちです。

あ、ちなみに1番好きなのは定番の、のっちです。

無駄に長くてすみません。いろいろ思い返すと、止まらなかったです。拙い文章でしたが、読んで頂き大変恐縮でございます。

以下、本当に最後です。

僕にとってホッケーは生活の一部でした。
明日から当然のようにやっていたホッケーをしなくなると思うと、何をしたらいいものか。未だに分かりません。
早慶戦の終了のホーンが鳴ったら何を思うのかな?とこの文章を書いて思っています。

それでも、「あぁ、ホッケーをやって良かったな。」「慶應のホッケー部で良かったな。」「この仲間で良かったな。」心の底からこんな事思って引退したいと思います。

残念ながら来られない方。最高の結果をお知らせ出来るように頑張ります。

明日、グランドに来て下さる方。もともと観戦料は無料なんですが、それ以上価値のある試合を見せます。最後まで諦めません。約束します。

以上!こんな私を見捨てずにいて下さった全ての方に本当にありがとうございました!!

慶應義塾體育會ホッケー部 110代目主将
谷 直剛