我が家のタロイモ初収穫!! | 「ハレ ロミロミ オ ケカイマリノ」オーナーブログ  Nohona Hawai'i ーハワイ島暮らしー

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ハワイ島で「ハワイアンから見たハワイ」をシェアするプログラムThe Roots Of Aloha やロミロミのスクール&クリニック「ハレ ロミロミ オ ケカイマリノ」のオーナーをしています。そんな私のハワイでの生活、Nohona Hawai'i。

昨年6月に庭に植えたタロイモたち、8ヶ月たっていよいよ収穫の時を迎えました!

こちら4、5ヶ月目くらいのタロちゃんたち。道の左側にワサワサ生えてるのがタロイモです。
右手&奥のワサワサはリリコイ。


タロイモは品種や天候によって収穫までの期間が変わります。
我が家にメインで植えているリヒリヒモーリナという品種は比較的早生な品種だそうですが、収穫時期はカレンダー的月数ではなく観察して判断します。目安は新しく出てきた葉が小さくなってきた頃。

イーさんはタロイモの一生と人間の一生は一緒だよ、と言います。
植えた後のタロはまず細かい根を張り始めます。さながら小さな子供が何でも手を伸ばして口に入れ学んでいくように、根を張って周りの環境を味見していくのです。

やがて上に上にと成長し大きな葉を太陽に向けて広げていきます。同時に土の中ではイモも育っていき、やがて小芋も生まれ始めます。まさに成長期。

そして肉体的な成長がマックスになると葉はそれほど大きくならなくなり、イモの部分も成熟期に入ります。でんぷん質もたっぷりになりここが収穫どき。

そしてそのままほっておくと、やがて朽ちていき周りの小芋の肥料となるのです。



というわけで、この頃出てくる葉がめっきり小さくなってきたタロちゃん。
土から掘り起こされました。


下の写真、分かりづらいですが、これがタロイモの家族。
親芋をマクア、小芋をケイキと呼びます。
人間の親子と同じ呼び方。



上のはリヒリヒモーリナ。
これももなかなか珍しい品種だそうですが、こちらさらに珍しいクーオホという品種。一つだけの収穫です。
中は今まで見たことのないような真っ白なお芋。


上のと下のイモと茎の境目の色が違うでしょ。この境目をコーヒナと呼ぶのだけどここがタロの品種の見分け方のポイントの一つ。
それ以外に葉の色形、イモの色形、茎を切った時に出てくる汁の色などなどで品種の見分けがつきます。
もちろん、私はまだまだですがね。
見るべきところがわかるようになった今、ざっくりとした大きなくくりでの違いはわかるようになってきました。
イーさんレベルになると、熱いうちが良いか、冷めてからがいいか、ポイをつくタイミングでさえも品種によって変えています。

名前にもハワイ的な思考や文化が見て取れて面白い。
このサイト(http://kupunakalo.com/index.php)によるとリヒリヒモーリナはリヒリヒ=まつげ、モーリナ=縁、という意味で、イモの中にカーブしたまつげのような三日月型の模様があるからだそう。
クーオホは釣り針。おそらく昔は魚の餌に使われていたからではないかと書かれていました。



そしていよいよ蒸し器に投入。
目安は3時間。
でもここも時計の時間ではなく、イモの真ん中を少し食べてみて痒くならなかったら蒸しあがりです。


今回、本来はイーさんのところに来た日本のグループのために収穫&準備したのですが、終わってみたら結構な量が残ったまま。
我が子のようなこのタロたち、無駄にするわけにはいきません。
ここぞとばかりポイ作りに挑戦してみました!
実は初めから最後まで一人でやるのは初めてのこと。
なのになのに、黙々とやりすぎて写真なし。(私がブログに向かないと思うのはこんなところ。)
というわけで参考写真。
使ったのはこの道具。木の台がパパクッイアイ、つくための石がポーハククッイアイ。
そしてティーリーフに乗っているのが出来上がったパッイアイです。
(これに水を入れて伸ばしたものがポイ)


上の写真はイーさんが以前作ったもの。さすがスベスベのもちもちです。
私が作ったのはもっとつぶつぶ。
でも自分の庭で育ち、自分の手で作った初めてのポイ、格別な美味しさでした!


ちなみに葉っぱも食べられます。
これはココナッツミルクで煮込みました。
古い葉っぱも全部使ったのでちょっとかたかったけどね。